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テラフォーマーズ 漫画最新 #44(217話) ネタバレ&感想 本当のブラック労働と建築の本来の意味

2018年5月24日発売の週刊ヤングジャンプ 25号に連載されている

テラフォーマーズ #44(217話)のネタバレ&感想になります。

 
#44 THE BLACK MASS ALL STANDING ブラック・マス

内容ネタバレ

 
思ってもいなかったテラフォーマーの巨大な建築物を見た

米軍司令官たちは騒然となっていた。

 
どうやら監視していた者達はそれが堡塁だと思っていたらしく

司令官もまた敵国の一部に食い込めたなら

まず橋頭保を築くのが定石であると思っており

その建築物はまさに予想外のものだった。

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用途すらわからない巨大な建築物を見て司令官は

一日でそれを造ったことをまさにブラックだと評していた。

 
エジプトのピラミッドを例に挙げ

奴隷たちがボロボロになって造らされたと思われがちだが

実際には様々なプロフェッショナルたちによって造られていたことという

史料が見つかり人々は意外とファラオ優しいと笑ったそうだが

実際には逆などだと語る。

 
”そのくらいにしておかないと人は死んでしまう”

重機無しのピラミッド造りが超・重労働であることに変わりはなく

作業するのが人である以上限界があるのだと。

 
しかしテラフォーマーには限界がなく

あるのは無尽蔵の体力とそれを生み出す脂肪体。

 
一切の不満を言わず全てをフル稼働し脂肪体が尽きればただ死ぬ、

そして死んだ仲間は食べて何事もなく作業再開し

代わりはいくらでも産まれてくるのだと。

 
司令官はピラミッドを建てるのに当時で30年、

重機を用いても5年はかかり、それも人間はちょっとコキつかうと

すぐ”BLACK”だと言い出すがテラフォーマーなら1日だと話し

これが本当のブラック労働だと忌々し気に語るのだった。

 
一方、七星のもとへ集められた日本中で戦っていた者達もまた

テラフォーマーが三島で造った建築物を目の当たりにし絶句していた。

 
それは本来の意味での建築という文化が

街を守るために発生したのだと改めて理解させられるものであり

同時に奴らが一つの文化をもたった数十時間で完成させつつあるということを

戦慄させられるのだった。

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その頃、イワンによって倒された<祈る者>は

彼と共にある研究施設に運び込まれていた。

 
そこでは首を切り離した<祈る者>の脳を調べることで

テラフォーマーの”あること”を解明しようとしていた。

 
人間と違い胸の中心にある食道化神経節で筋肉を統率するはずの

テラフォーマーの脳は何故こんなに大きくなる必要があったのか、

それは恐らく強制的に進化させられたもので

ならば誰が?何のために行なったのかを。

 
それを聞いたイワンはすぐさまこんなものさっさと燃やせと忠告し

イワンに依頼したロシア連邦大統領ブラディーミルも

言われずともそのつもりだと答えるが

突如胴体のある研究室に異変が発生する。

 
頭がなく動かないはずの<祈る者>の脂肪体が突如燃焼し

近くにいた研究者たちに襲い掛かる一方で

ブラディーミルはあと数分で解析を終えるがこの数分で

”ラハブ”の謎を全て暴くのだと告げるのだった。

 
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 
前回に引き続きテラフォーマーの造った建築物の話が

殆どでしたが最後の頭を切り離された<祈る者>の胴体が

突然動き出したことで全部持ってかれた感じですね。

 
建築に関してもピラミッド建築を例に挙げて

かなりわかりやすい形で説明をしてくれてましたが

結局テラフォーマーハンパねぇ!ということなのかなと。

 
まあ、人間よりも遥かに力があり持久力も半端ない上に

重労働にも文句を言わず死んでも次から次へと産まれてくるとか

正直絶句するしかないんですけどね。

 
重機を使っても5年位かかるところを

1日でほど完成させてしまうわけですから

ある意味人工知能とかよりタチが悪いです。

 
そして後半に全部持っていってしまった形になった

<祈る者>の胴体ですが

気になるのはそれが誰の意図によるものなのかについて。

 
誰が進化させたのか等も気になるところではあるんですが

動かないはずの胴体が勝手に動くわけない以上

それを動かした何者かがいるわけですしね。

 
それが<祈る者>自身によるものなのか

それとも進化させたと見られる謎の人物によるものなのかは

わかりませんがかなり厄介なのは間違いないかと。

 
もし仮にあの胴体が何者かの意図によって動いたとするならば

それは頭部を解析させないためであると思われますので

出来る事ならば胴体がそれを阻止する前に

その一部分だけでも解明されたらいいなと願ってます。

 
それがわかれば多少なりともテラフォーマーに

関する謎がわかるかもしれませんね。

 
まあ、それによって新たな謎がうまれることも大いにあり得ますが

それだってわかるのとわからないとじゃ雲泥の差ですから。

 
ふと思ったんですけどまさかないとは思いますが

<祈る者>って首を刎ねられても生きてるなんてことはないですよね?

 
私としては何らかのプログラムが仕掛けて合って

条件を満たしたところで自動操縦みたいな感じなのかなと思っていますが・・・。

 
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