魔法使いの嫁 49話のネタバレ&感想になります。
第49篇 Birds of a feather flock together.Ⅳ
内容ネタバレ
目を覚ましたトーリーは時計を見て
自分が寝過ごした事に気づく。
欠伸をしながら玄関へと向かうと鍵が開いている事に気づき
リアンかなと思いつつ開けたのに入って来てない事を訝しみつつ
外へ出ると丁度リアンがチセに魔法を教えてほしいと頼んでいるところだった。
トーリーから声をかけられたリアンは
自分が魔法を教えてほしいと頼んでいたのを知られたのかと
ハッとしていたがチセと仲良さげに話すトーリーを見て
知られていないと判断し安堵していた。
チセは知り合いであるトーリーと色々話すうちに
リアンが彼の弟子であると聞かされ
だからさっき魔法のことを・・・と口にするが
その瞬間リアンはその事には触れてほしくなかったのか
言葉を遮りエリアス達が向かった方向へと案内するのだった。
別れ際チセとアリスにリアンと仲良くしてほしいと告げ
彼らを見送ったトーリーだが
何か思うところがあるのかいつもとは違い神妙な表情を浮かべ・・・。
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トーリーと別れエリアス達のもとへと向かう途中
リアンはチセ達に先程の発言についてトーリーには内緒にして欲しいと頼んでいた。
いらん心配をさせるというリアンの言葉にチセ達は
どっちかというと逆じゃないかと思わなくもなかったが
どうやらリアンは使い魔を得たアリスのことも気になっていたようで
出来れば観察させてもらいたいとのことだった。
アリスがだけどあたしは別に魔法使いになんぞなる気はないとして
師匠の護り手が第一で魔術師が二番目だと話すと
それに同意するようにルツとウィル・オー・ウィプスが姿を見せていた。
ウィル・オー・ウィプスはこいつは魔法使いには向いていないと話し
こいつは”さだめ”に囚われるタマじゃないとして
魔法使いというのは要は”さだめ”に捕まってしまったとろい連中だと語る。
チセは”さだめ”とはなんなのか気になっていたものの
それ以上のことについてはウィル・オー・ウィプスは何も語る気はないようで・・・。
いきなり妖精が姿を見せたことに呆気に取られていたリアンだったが
ウィル・オー・ウィプスから改めてお前はダメだと言われてしまい
それはお前の血からは錆のにおいがすると告げられ
悲しそうな表情で残念だと呟いていた。
そんな彼にチセはどうして魔法が使いたいのか尋ねると
リアンは喜んでもらいたい人がいると話し
それに”面倒が減る”と気になる言葉を口にするが
それを問いかけようとしたところで目的地へと到着する。
部屋の中ではエリアスがレンフレッドに叱られているようで
そこにはそんな二人を楽し気に見守るナルシスの姿も。
ナルシスの登場でうやむやになる中、
彼らもチセ達が来ている事に気付いたようで
チセ達もまた互いの師へと声をかけていた。
そうした中、リアンを外へ出したナルシスは
チセ達へ興味深そうに眼を向ける。
どうやら教師陣はチセ達の事を前もって聞いていたらしく
実際にそんな二人を目にしたナルシスは
チセに普通の子じゃないかと笑みを向けると共に
エリアスにも新しい同僚としてよろしくと声をかけていた。
今まであいつは普通じゃないと言われ続けてきたチセだが
ナルシスから普通と言われたことに思わず口元に笑みを浮かべていた。
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日没と共に寝て夜明けと共に起きたいという言うナルシスが
食堂に行ってみたらどうかと言い残し自室へと向かうと
久々に自分の家でメシを食うというアリス達と別れ
リアンと共に食堂へと足を運ぶことに。
欠伸をしながら自室へと戻ったナルシスだが
そこへ副学長であるグレゴリーが姿を見せる。
グレゴリーはチセ達のことが気になっているらしく
ナルシスは普通の生徒と変わらないとして
学長の不利益になる性質じゃないと告げる。
その言葉に納得したのかグレゴリーは変わったことがあれば報告しろと告げ
今年は”変わり種”がまだいる、勢力が変わるのは避けねばならんと言い残し
部屋を後にするのだった。
リアンと共に食堂へと向かう中、
エリアスはチセとリアンが二人で話しているのを見ても
ステラの時に覚えたあの感覚がないことに気付く。
あの時と何が違うのかと色々考えつつ
どうやら僕も色々な事が学べそうだと笑みを浮かべていた。
そうして食堂へと足を踏み入れたチセ達だが
食事に来ていたベアトリスの計らいでクラスメイト達と共に
一緒に食事を摂ることに。
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それぞれ自己紹介を終え離れた場所で一人食事する
ルーシーに気づくチセだったが
クラスメイトの一人であるソフィアから彼女はいつも一人で食べているとして
彼女は誰に対しても変わらないから気にしないようにとのことだった。
他にも食堂にはヴェロニカや授業で襲われたその取り巻きであるアドリッド兄妹の姿もあり
そこには先程具合が悪そうなところに居合わせたフィロメラの姿も。
クラスメイト達と談笑しつつ食事をとっていたチセだが
その中の一人ゾーイがこちらを目を見開いてみている事に気づく。
ゾーイが食べ終わっちゃったから先に行くと席を立ったことで
目を向けられることはなくなったものの
チセはあの目はなんだろうと訝しみつつも
今日はよく見られる日だなとしみじみ思っていた。
一人、クラスメイトから離れ食事をとっていたルーシーは
友達になったところでどうせ皆、敵になるのに・・・
かわいそうな奴らだと思いながら食事を摂っていた。
そして足早に席を立ったゾーイだが
廊下を走りながらバレるところだったと焦っていた。
彼の目にはチセとエリアスは他の皆とは違うように見えていたようで
息を切らせつつあんなの人間じゃないと慄いたように呟くのだった。
一方、アドルフは昔リンデルから渡された遠見の石鏡をつかい
リンデルと連絡をとっていた。
エリアスが臨時教師になったことはリンデルも知っていたらしく
面白げにあの幼子が教師などとはと笑っていたが
アドルフはエリアスがリンデルの前で
人に害意を向けたことがあったかどうかを尋ねる。
アドルフによるとすでに何かをやらかしたというわけではなく
あくまで少し気になるとのことだったが
リンデルは避けられる悲劇は避けた方がいいだろうとして
アドルフに何故エリアスが裂き喰らう城(ピルム・ムーリアリス)と
呼ばれているか知っておるかと問いかけるのだった。
その頃、自宅の椅子に座り眠っていたリンデルの師であるラハブが目を覚ます。
よく寝たなと身体を伸ばしながらラハブは
今接しているのはどの時代かを調べ始めるが
何やら感じるものがあったらしく・・・。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックス、MAGCOMIでどうぞ!
感想
次々に新たな登場キャラクターの名前が判明しましたが
正直あんな一気に言われても・・・という感じ。
まあ、全員が全員ストーリーに大きくかかわってくるわけじゃないんでしょうけど
いきなり十人以上って流石に覚えきれませんね(苦笑)
それはそれとして何やら学院内でも勢力争いみたいなのが
ある事がグレゴリー副学長から示唆されてましたが
これって間違いなくチセ達も巻き込まれるんだろうなと。
チセ達を見て気になる反応を見せたゾーイや
一人食事をとるルーシー、何か裏がありそうなヴェロニカたちが
どういう関係なのかはまだわかりませんが
少なくとも彼らは何らかの勢力に属しているんだろうなと思っています。
グレゴリーが言っていた”変わり種”というのが
彼らの事を指すのかどうかはわかりませんが
チセの学院生活は順風満帆というわけにはいかなそうですね。
それはそれとしてアドルフとリンデルの話から
エリアスがなぜ裂き喰らう城(ピルム・ムーリアリス)と呼ばれるのか
明らかになりそうですね。
どう考えてもそれだけ大層な呼び名がつけられていることから
何かしらエリアスがやらかしたのは間違いないでしょうけど
今まで明かされてきてなかっただけに気になるところ。
そしてもう一つ、今の時間軸に関係するかどうかはわかりませんが
リンデルの師でありエリアスの名付け親でもラハブが久々に登場したことで
どんな形でストーリーに関わっていくのかについても気になるところです。
何もないならこのタイミングでラハブが登場することも無いでしょうし
ラハブも意味深に「・・・おや」なんて呟いていますので
まあ、何かあったかこれから起きるかするんだろうなと。
どちらにしても今回も色々ありましたが
次回も引き続き色々な事があるのは間違いと思いますので
どういう展開を見せるのか楽しみです。
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