魔法使いの嫁 50話のネタバレ&感想になります。
第50篇 The cowl does not make the monk.Ⅰ
内容ネタバレ
リンデルからあやつが人を食らった事があるという情報は?と聞かれた
アドルフはそれについてはないと答えつつも
障害記録はあると語る。
それは彼が教会側にその存在を捕捉された18世紀、
イングランドへ物品の輸出を行うフランスの港でのことで
その際の”交戦”により例の呼び名が与えられたらしく・・・。
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教会にて一人クッキーを作っていたサイモンだが
そこへシスターであるガブリエッラが姿を見せる。
ガブリエッラは皿に盛られたクッキーに手を伸ばすが
そのクッキーはどうやら”彼一人”でしか楽しめないものらしく
食べたらダメだとやんわりと警告されることに。
そうした中、教会に来客を指すベルが鳴り
サイモンが玄関へ向かうとそこには
彼に会いに来た一人の少年の姿が・・・。
晴れ渡る空、飛び立つ小鳥の泣き声。
そんな天気の中、チセは木陰でルツと共に横になっていた。
そこへエリアスがやって来たことで目を覚ますチセだが
その身体は学校に通い始めた事もあってか疲れ切っていた。
二人はお互い学校でどんなことを感じたのか語り合っていたが
その途中エリアスが君みたいに寝転がってみたいと言い出す。
しかしどうやらその為には頭の角を消さなければならないらしく
それを嫌がったエリアスはチセの好意によって膝枕されることに。
仲睦まじい二人だったがそこへシルキーがハサミを手に姿を見せたことで
彼女がカボチャを収穫しようとしていることに気付く。
ルツもカボチャが大好きだったようで喜ぶ中
去年は地下にいた事、そしてそのせいで戻ってきたら冬だったことを思い出し
思わず遠い目をしてしまうチセだが
どうやら膝枕をしているエリアスはいつの間にか眠ってしまったらしく
もう少しだけ休んでいてもいいかとシルキーに頼み束の間の休息を続けるのだった。
その後、目覚めたエリアスと共に皆でカボチャを収穫することになったものの
そこにはルツが蒔きすぎじゃないかと口に出してしまうほど
沢山のカボチャが実っていた。
そして皆でカボチャの収穫をしながらチセはエリアスから
ハロウィンについての旧き決まり事や
神という存在についての話を聞くことに。
そうした中、突如ガブリエッラが急いだ様子で姿を見せ
エリアスに10年続いた平穏の危機がやって来たと告げる。
のんびり野菜を掘っているのまで監視されたくないなら
なるべく早めに私らの住処まで来ると言いと言い残し去るのだった。
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突然のことに呆気にとられる二人だが
チセの目には人間のようなそうじゃないような感じに見えたらしく
エリアスもサイモンのところのシスターだと言いつつも
シスターのなりをしているというかとイマイチはっきりしない様子を見せ
あれが自分に会いに来るなんて滅多にないはずなんだけどなと呟いていた。
疑問に思う二人だったがそこへチセを探しに来たステラが顔を見せる。
どうやらチセはステラから週末に遊びにいくというメールを忘れていたらしく・・・。
チセとステラの話す様子に何か感じるものがあったのか
エリアスはじっとステラを見たものの
チセに家に帰るようにと伝え教会へは自分が言ってくると告げる。
チセはガブリエッラが言っていた平穏の危機とは何なのかと思いながらも
エリアスに指輪はちゃんとしているのか確認し
ステラと共に家へと向かうのだった。
そんな二人の後をついていくルツは
その後ろ姿にイザベルのことを思い出していた。
チセやルツと共に家に向かっていたステラだが
いつの間にか辺りには霧が立ち込めチセ達の姿が見えない事に気づく。
今の今まで一緒にいたのにも関わらず姿がないことに焦る中
彼女の目の前には灰の目が姿を見せ・・・!?
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一方、サイモンのもとへやって来た少年は
どうやらサイモンが書いた報告書を見てここへやって来たらしく
肝心の監視対象のことが書かれていない事を詰問していた。
のらりくらりと少年の言葉を否定するサイモンが
今年の2月例の竜暴走事件の際にそこで彼を見たとの報告があったことを知り
内心で思わずげっと目をそらした瞬間
少年の後ろにはガブリエッラの姿が。
少年の首を押さえたガブリエッラは
そいつは弱いあんまりいじめてやるなと告げ
手に持ったクッキーを渡そうとするが
サイモンから怒鳴られ冗談だと返していた。
そうした中、エリアスがノックと共に中へと入ってきたことで
サイモンは頭を抱えていた。
そして少年は報告書には特別な親交はなかったと書かれていたことに触れ
”これ”が訪ねてくるぐらいの親交はあると見受けられますが?と問いかける。
そしてこれではっきりしましたと前置きした上で
あなたをエリアス・エインズワースの監視役から外せと
教会に申告すると告げるのだった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックス、MAGCOMIでどうぞ!
感想
今回は前話までとは違い
学院ではなく家のほうに舞台が移ったみたいですが
思いのほかチセは疲れているみたいですね。
まあ、何年振りかはわかりませんが
久々の学校、しかも普通の学校ではない以上
ぐったりするのも分かる気がします。
なんだかんだでエリアスもチセの膝枕で寝てしまうくらいには
疲れているみたいですしね。(・∀・)ニヤニヤ
そんな風に二人が仲睦まじく休息して
そこにさらにシルキーやルツも加わってさらにほんわかしているのに
教会の奴らが何か厄介ごとを持ってきているようで・・・。
あの少年はおそらく本部の査察官とはではいいませんが
それに類する者だろうと推測されますので
サイモンがこれまでなあなあで済ませてきたエリアスとの関係も
ちょっと変化を迎えそうな流れかなと。
私としては今まで通りたまにチセ達の様子を見に来て
薬をもらって帰るような関係が望ましいんですが
全く、厄介なことになりそうです。
そんなことが起きようとしている中
またしても灰の目が登場とか正直頭痛くなりそうですね・・・。
あれの事ですから、またいらんちょっかいを出してくるだろうと思われますし
ステラも再びそれに巻き込まれることになるかと。
全く、せっかく週末でゆっくり休息をとっていたのに
続けざまに厄介ごとが舞い込むとは思いもしなかったでしょうけど
出来る事ならばそんなに大きくならないうちに解決してほしいものです。
それにしてもガブリエッラが初登場しましたが
彼女はちょっと一筋縄ではいかない感じでしたね。
とりあえず現在において人間かどうかも疑わしい存在ですが
その彼女が何故エリアスをサイモン宅へと誘ったのか気になるところです。
それが好意というかサイモンの為になるからだと考えたのならともかく
別の意志があるならなかなかに厄介な存在になるかと。
それともう一つ気になると言えば
サイモンが作っていたクッキーについて。
ガブリエッラが手にした際に怒っていた事、
何やら意味深なことを言っていたことから
普通のクッキーではなさそうですが
その辺りどうなのか気になるところですね・・・。
まさか毒ではないと思いますが
だとしたら怒鳴り声をあげたのは何故なのかわかりませんし
サイモンも色々謎が多い人物ですね。
なんにしても学校とは関係ないところで
なにか厄介ごとが起きるだろうと予想されますので
どういう事になるのか楽しみです。
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