雑誌掲載最新話 ヴィンランド・サガ

ヴィンランド・サガ 最新 第160話 内容ネタバレ&感想 グズリーズの告白

2019年4月25日発売のアフタヌーン 2019年6月号に連載されている

ヴィンランド・サガ 160話のネタバレ&感想になります。

 

第160話 バルト海戦役㊱

内容ネタバレ

 

シグルドが今回一番の手柄だからなと

自分が乗っていた船を渡され微妙な表情を浮かべていた頃

トルフィンはトルケルと共に外へ出ていた。

 

着いてくるグズリーズ達に大丈夫だからと船で待っていてくれと伝えたものの

グズリーズからなんでも自分だけで解決しようとするなと言われ

なんて答えたらいいのかわからずにいたが

その時砦の中から戦闘音が。

 

その事をトルケルに話すが

返ってきたのは何言ってんだという表情を浮かべながら

戦闘してんだよという言葉だった。

 

あんな命令おとなしく従うヤツらじゃねェ、

やるだけやらんとおさまらないと話すトルケルの言葉を聞き

トルフィンはただ砦へと目を向けるのだった・・・。


そしてトルケルに案内されるままに

父トールズの墓へとやってきたトルフィンだが

その場所には何もなく荒れ放題になっていた。

 

トルケルも十数年ぶりに見てみたらこうだったとして

墓を作るのに反対してたフローキが壊したのかもしれないとのことだった。

 

そんな何もない父の墓でトルフィンは

子どもの頃、父がオレに言葉を遺したと語る。

 

「お前に敵などいない」

「傷つけてよい者など、どこにもいない」

 

トルフィンは立派な考えだと今になって思う

守りたいと思うと話しつつも

でもしんどいよなぁー・・・と

改めてその難しさを痛感していた。

 

だから俺達はヴィンランドへ行くんだろ、

戦ばかりのこの大陸を離れて平和な国を作るためにと

エイナルは声をかけるが

ここにいることを忘れていたのか聞かれてしまうことに。

 

トルケルからお前らそんなこと考えてんのと聞かれ

トルフィンはお前ら戦争バカと縁を切るためになと返すが

それを聞いたトルケルは無理無理ムダムダと大笑いしていた。

 

そして誰も戦争と縁なんか切れず

どこだろうと人間が3人いれば戦争になり

お前の作る国でも戦争は起きると断言するのだった。

 

その言葉に何も答えないトルフィンだが

ここに来たのは目的を果すためだったらしく

トルケルはさっきの貸しを返してもらおうか、決闘だトルフィンと

嬉しそうな表情を浮かべていた。

 

決闘と聞き驚きながらもエイナルとグズリーズは

なんでそんな話になっているのかとトルフィンに詰め寄ったものの

返ってきたのはバルドルを助けるためには

トルケルの力を借りるしかなかったとの言葉だった。

 

グズリーズはトルフィンが決闘なんかした場合に

監視するために着いてきていたヒルドが動くことを懸念しているようで

その話を聞いていたヒルドは

私はお前をただ監視し撃つべき時に撃つそれだけだと告げる。

 

それがトルフィンがあの大男をやっつけたら撃つということだと判断した

グズリーズは勝っても負けても殺されるとして

なんとかしてここから逃げようと提案するが

トルフィンとの戦いが楽しみだったトルケルが逃がすはずもなく・・・。


グズリーズはこの状況にぶち切れたようで

唐突にトルケルへ向かって走り出し殴りかかっていた。

 

そんな彼女の一撃はトルケルに通用するはずもなく

何やってんだこいつという表情を浮かべるトルケルに

アタシが相手になってやらーと何度も殴りかかっていた。

 

そしてもうウンザリなんだよ、お前らみたいなやつらは、

トルフィンはまじめになろうと優しい人になろうと努力しているのに

なんでよってたかって邪魔するんだと泣き叫んでいた。

 

そんな彼女の反応にトルケルは何か気づいたのか

意地悪そうな表情を浮かべ

お前トルフィンのことが好きなんだろと告げると

グズリーズはそれを認めた上で文句あんのかと顔を真っ赤にしていた。

 

状況についていけない周りをよそに

トルケルはさらに詳しく聞き出そうとするが

グズリーズが本気でトルフィンのかわりに

相手になろうとしていることに気づく。

 

あらまあ、本気だこのコと呟いたトルケルはため息を吐きながら

やれやれかなわんねと今回はお前に免じて見逃してやると

残念そうに告げる。

 

そしてトルフィンにその娘ッコ嫁にしろ、この先守ってもらえるぜと

からかうように告げると貸し一つそのままだからなと言い残し

いいもんみたわと笑いながらこの場を去るのだった。

 

未だ何が起こったのか理解できずにいるトルフィンに

エイナルはなにかグズリーズに言ってやれと声をかけるが

トルフィンもまた混乱しているのか何を言ったらいいかわからず

思わぬ形で告白してしまったグズリーズもまた

こちらを見ているトルフィンのほうへ振り向くことが出来ず顔を真っ赤にしていた。

 

そんなグズリーズの告白は少し離れた廃墟の物陰に彼らの様子を窺っていた

シグルドの耳にも届いていたようで・・・。

 

当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

久しぶりにトルフィンとトルケルの戦いが見られるかと期待していましたが

この展開はそれ以上に面白かったですね。

 

いや~グズリーズがトルフィンに惚れているのは

今までの様子から明らかでしたが

まさかこんな形で行われるとは流石に予想外でした(苦笑)

 

それもあのトルケルがトルフィンとの決闘を見逃すほどですからね。

その本気具合もかなりのものではないかなと。

 

そんな面白い展開に加えてさらに

物陰から様子を窺っていたシグやんの耳にも入ったわけで

色々な意味でどうなるか楽しみですね。

 

流石のシグやんもあの告白を見せられてもなお

家に連れ戻すということはまずないとは思いますが

シグやんとしてもそう簡単に諦めるわけにはいかないでしょうし・・・。

 

なのであえてトルフィンに決闘を挑むという可能性もあるのかなと。

もちろん今の重傷を負ったシグやんでは全く歯が立たないでしょうけど

けじめ的な意味でありえそうな気がします。

 

私としてはシグやんが気に入っていることもあって

トルフィン一行の仲間入りというか無理矢理ついていくのもアリだとは思いますが

流石にそこまでは期待できないかなと。

 

なんにしても次回はシグやんが漢を見せる回になりそうですし

どういう決断を下すかはわかりませんが面白くなりそうです。

 

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