曝ク者!ーあばくものー 雑誌連載最新話

曝ク者!-あばくもの- 最新 第1話 ネタバレ&感想 微オタ女子の配属先は写真週刊誌!?

2020年3月5日発売の週刊ヤングジャンプ 2020年14号で新連載の

曝ク者! 第1話のネタバレ&感想になります。

 

第1話 ゴミ漁りですよね、この仕事って!!

内容ネタバレ

 

春、とある出版社の配属発表。

この度新入社員として入社した瀬良楓は

固唾を飲んで発表を聞いていた。

 

楓は憧れの出版社の週刊少年チャンプに

配属されるのを願っていたが

担当者から発表された配属先は

希望していたチャンプではなく”週刊論州”だった・・・。


小さい頃から漫画が大好きだった。

辛い時でも好きなキャラクターに会えたら笑顔になれたから・・・。

 

その仕事に関わりたくて憧れの出版社に入ったのに

楓は週刊論州の部署の前で

現実はあんまり過ぎるとため息を吐きながら中へ入る。

 

そこには独占スクープを謳った記事や

グラビアアイドルの写真等々・・・。

配属されたのは大嫌いな雑誌の編集部だった。

 

”週刊論州”

政治・芸能・スポーツなどの

スキャンダルを主に扱う写真週刊誌。

 

楓がここに入ってから3日が経とうとしていたが

やっていることと言えばバックナンバーを読むだけ。

その間仕事らしい仕事は何もしていなかった。

 

人も全然おらず何も教えてもらうこともなく

たまに入る雑用をこなすだけの毎日・・・

楓は自分は何をやっているのか頭を抱えていた。

 

言われたようにSNSを更新していた楓が

早速ツイートされたゴミ雑誌!早く消えろ!という内容を見て

打ちひしがれていたところ

声をかけてきたのは楓の教育係を任されているという

入社5年目の真木綾だった。

 

綾は本当は初日から会えるはずだったが

どうしても外せない用事が出来てしまったらしく

頭を下げると早速だけどと楓を伴い外に出ることに。

 

どうやら楓に頼みたいことがあるとのことで

どこかへ向かう車中で説明を受けることに。

 

綾の話によるとこれからある人に直撃しに行くとのことで

その人の資料だからとあるファイルを渡される。

 

”絶対晒す”とまるでホラーのように書きなぐられたファイルに

目を通す楓だがどうやら綾は楓に話をさせようとしているらしく

急にハードル上がり過ぎだろと驚きつつも中身を確認することになるが

そこに書かれていた内容を見て言葉もなく顔は真っ青になっていた。

 

「大人気俳優荒井信定 家庭内暴力の実態!!」

息子と思われる少年の痣だらけの写真と共に

書かれたその内容。

 

楓はファンではなかったものの荒井が

好きなアニメの声優をやっていたことからショックを受けていた。

 

綾はそんな楓にこちらも見ておいてほしいと

タブレットを渡す。

 

そこには証拠映像があるようで

楓はファイルだけで充分だと返そうとするが

綾から”仕事”だからブレられると困ると言われ

動画を再生するとそこには

目を覆いたくなる程酷い映像が映っていた・・・。


現場に到着した綾は早速

マンションから出てきてタクシーに乗ろうとしている荒井に

突撃取材を申し入れる。

 

荒井はまるで取り合うことなく

タクシーに乗り込もうとするが

そこへ楓が自分の身体を張って

タクシーのドアを閉めさせないように突っ込んでいた。

 

楓はちょっとお時間下さいと申し入れると

なんで家族に対してあんなこと出来るのかと問いかける。

 

荒井はその質問にハッとした表情を見せつつも

平静を取り戻し事務所を通してくれと言い

ドアを閉めようとするが楓はドアから離れず

荒井さんの口から答えてほしいのだと告げる。

 

話にならないと荒井はタクシーの運転手に

あんたもなんとか言ってくれと言い

カメラを向け写真を撮る綾にお前も何撮ってんだ!と叫ぶが

楓から”俺のバックに誰がいるかわかってんだろうな!”ですかとの声が。

 

呆気にとられた荒井に対し楓は

そうやって奥さんが逃げられないようにしてきましたよね?と

タクシーの窓に痣だらけの息子の写真を叩きつけていた。

 

一歩も退かない楓に綾がやるわねあの子と思っていた所

タクシーの運転手からも答えてみたらどうですか?との声があがる。

 

違うなら違うでちゃんと説明した方が・・・運転手のその言葉と

こっちに突っ込んで来る楓に荒井もキレたようで

思わずしつこいんだよ!と手を出してしまっていた。

 

その瞬間、マズイと自分のしたことに気づいた荒井は

タクシーから飛び降りるようにその場を走り去り

楓は鼻から血を流しながら空を見上げていた。

 

タクシーの運転手が楓を心配して車を降り

綾が途中で止めておけばよかったわねと言いながら

楓のもとへ足を向けるが

楓の第一声は綾に対しての謝罪だった。

 

結局何も聞き出せなかったと悔やむ楓に綾は

それは気にしないでいいとして

”記者が暴行受けた”でもう一週分稼げるくらいだからと語る。

 

楓は荒井の家族のことを心配していたが

綾からあの証拠をくれたのがその家族からであり

”情報提供者は絶対守る”記者の鉄則だと聞かされ

ようやく笑みを見せるのだった。


楓と綾は迷惑をかけたタクシーの運転手に

謝罪した後再び車中にいた。

 

綾はこんなにガッツがある子だとは思ってなかったと

楓に感謝し数年後には論州のエースになってるかもと語るが

楓はあれは全然そんなんじゃなく

自分のためにも動いていたからと零す。

 

私は漫画が好きで王道の少年漫画が特に好きで

あそこで頑張らなかったらそういう好きだった物全部

ちゃんと好きって言えなくなる気がして

自分のこともきっと許せなくなってたと。

 

綾はそれ程漫画好きなのにどうして論州に来たのかと尋ねるが

どうやら彼女の希望で来たわけではないと聞き

最近は割と希望通りになるハズなんだけど・・・と思い

もう少しだけ話を聞かせてもらっていいかと居酒屋へと誘うことに。

 

居酒屋に入った綾は大型新人が現れたと思って

少し残念だと語る。

ガッツがあって力もあって向いていると思うんだけどね・・・と。

 

論州は嫌?と聞かれた楓は

嫌、まあ嫌って程ではないですけど・・・と答えるが

そんな楓を見て綾は本音までもう少しかと考え

更に酒を勧めていた。

 

その結果、完全に酒が入った楓から出て来たのは

ゴミ漁りですよね、この仕事って!という本音の言葉だった。

 

思わずやりすぎちゃったと後悔する綾をよそに

楓は写真週刊誌について思っていた不平不満をぶちまけていた。

雑誌としての必要性は全然感じないと。

 

そういう風に感じてしまう楓の気持ちも分かるのか

綾は怒ることもなく優し気な表情を浮かべると

存在意義はちゃんとあるわよと語る。

 

その言葉を全く理解できなかった楓だが

綾から自分で考えなさい、今は記者でしょ?と言われ

教えてください先輩!と言いよるが

それより”どうすればチャンプに行けるのか?”

ってことを考えるべきじゃない?と言われ

その事に真面目に考えることに。

 

綾はチャンプと言えばウチの稼ぎ頭なわけだし

相当仕事が出来るって証明しなければ難しいと語り

楓は私は一回ハネられてるし

どうやってアピールすればいいのかと頭を抱えていた。

 

そこに綾が冗談交じりに告げる。

スクープを沢山とってみるとか?と。

 

論州だったら仕事が出来るというのはそういうことだと言われた

楓はその言葉にピンときたようで

それですよ!と大声で応えていた。

 

一発逆転するならそれしかないかも!と

私スクープ取りまくって論州辞めてみせますね!と宣言する楓に

綾もそう頑張って・・・としか言えず

変なスイッチ押したかなと後悔しつつも

まあ、いいか・・・と思うのだった。


結局そのまま朝を迎えてしまったらしく

未だ足がおぼつかない様子の楓は綾に支えられながら

ふと先輩はどうして論州にいるのかと尋ねていた。

今も続けている理由はなんなのかと。

 

綾はシンプルな理由だと街頭ビジョンに目を向けながら語る。

”私の出した情報で世界が変わるから”と。

 

街頭ビジョンではちょうど荒井について報じており

綾はネットで初報が出たとトレンドで急上昇している

荒井のニュースを見せこの気持ちよさを感じて戻れなくなったと語る。

 

あなたも何か感じなかった?

多少なりとも関わったわけでしょ?と。

 

楓は周りが自分が関わった荒井についての話一色であることに気づき

その影響の大きさに驚いていたが

口から出たのはわからないという言葉だった。

 

”論州”が嫌いな雑誌なのは変わってない。

私が本当に行きたかった所も・・・まだ・・・。

 

戸惑う楓にそうとだけ返した綾は

内心もう一押しだったりして・・・とほくそ笑むのだった。

 

当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

ヤンジャンの新連載ということで気になっていた作品ですが

とりあえず面白そうな気がしますね!

 

題材が写真週刊誌の記者という

あまり見ないものだったので

どうなのかな?と思っていましたが

正直思っていた以上でした。

 

私自身本当かどうかもわからない情報を

面白おかしく出す写真週刊誌にあまりいい印象はないんですが

その内情を知ることはなかったので良い機会なのかなと。

 

好き嫌いは別にして今まで知ることがなかった業界を

知ることが出来るのは単純に面白いことだと思いますしね。

 

まだ始まったばかりで結果として良い作品かどうかは

今の段階では判断できませんが少なくとも

一話としては悪くないと思いますので

これからもチェックしていきたいと思います。

 

題材が題材ですので万人が気に入る作品ではないでしょうけど

出来るならばヤンジャンを代表する作品になって欲しいものです。

 

これからどういう話になっていくのか全く読めませんが

今後の展開に期待したいですね。

 

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