2021年10月28日発売の
週刊ヤングジャンプ 2021年48号で
連載中の真・群青戦記 31話の
ネタバレ&感想になります。
第31話 大国北条
内容ネタバレ
天正六年(1578)年八月下旬
蝉の声が辺りに鳴り響く中
北条軍が真田へと攻め寄せる。
北条軍の本陣には
総大将である後北条氏
第四代当主北条相模守氏政他
二人の将がいた。
一人は後北条家三家老
遠山左衛門大夫直景。
もう一人は後北条家二十将衆
御馬廻・山角四郎左衛門尉康定。
遠山が50以上はおりそうだと
口にしたところ
山角はどっちにしろ
大した数じゃないと
つまらなそうに呟く。
なんならうちの馬廻りだけで
十分なんでさっさと
終わらせましょうと。
その言葉に氏政は
猫を可愛がりながら告げる。
もったいなき事を・・・
お主は此奴がネズミを
狩る様を見た事がないのか?と。
執拗に何度も何度も
獲物がいくら弱ろうと弄ぶ。
痛快なまでにな。
わしはそんな戦が見たいのだと。
その言葉に遠山は
相変わらず容赦ないのぉ
相手は50足らずだと零すが
氏政は全軍で攻めよと命を下す。
その命を受けた北条家の兵士達は
空気が震えるほどの鬨の声を上げ
真田へと攻めかかる。
真田の兵は迫りくる北条家を相手に
必死の覚悟で応戦していた。
しかし絶望的な兵力差を前に
次々と討ちとられ
それはもはや戦ではなく
蹂躙と呼ぶべき有様だった。
そんな北条軍の様子を見て
マコトは嬉しそうに
圧倒的だと零す。
傍らに立つ不破もまた
口元に笑みを浮かべながら語る。
北条氏政は後北条氏の勢力を
最も広げた関東の覇者。
年貢率も四公六民と軽く
領民からの指示も厚い。
故に多くの民を戦に
動員できているのかもしれないと。
氏政は自軍が蹂躙する様を
楽しそうに眺めながら
さぁ出てこい真田(ねずみ)共と
笑みを浮かべていた。
そんな状況の中、児玉は
歯を食いしばりながら呟く。
見ていろ・・・こっちには・・・
現代の英知がある・・・と。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
予想通りというか
戦らしい戦には
ならなかったですね。
50対2万とか
戦う気すら失せるほど
絶望的だと思いますし。
それにしても北条家ですが
当主の氏政は性格が
かなり歪んでいるみたいですね。
史実でどうだったかはともかく
この作品において氏政は
まともな感じではなさそうです。
そんな相手に絶望的な
兵力差で向かい討つ真田家。
物語としては面白いですが
実際には絶望しかないでしょうね・・・。
とりあえず兵力という意味では
どう考えても太刀打ちできないので
児玉の言う現代の英知に
賭けるしかないかと。
とりあえず見た感じ
ガスボンベを使って
爆発でも起こそうとしている
みたいですね。
ただ気になるのは
それでどこまで相手に
損害を与えられるか。
ガスボンベの爆発自体は
かなり大きいと思いますので
百や二百の損害は
与えられるとは思いますが
それでもまだ弱いなと。
相手が少数ならば
これだけで勝てそうですが
相手は2万。
焼け石に水レベルにしか
ならなそうなのが
何とも言えないところです。
おそらく他にもなにかしら
仕込んでいるとは思いますので
その事に期待ですかね。
ともあれ次回は本格的に
現代人も動くことになりそうですので
圧倒的劣勢の中
どれ程動けるのか楽しみです。
それとミチロウが戦場で
どれだけ信念を貫けるのかも
注目したいところですね。