2021年4月9日発売の
別冊少年マガジン 2021年5月号に
連載されている
アルスラーン戦記 93話の
ネタバレ&感想になります。
第93章 盗賊の長
内容ネタバレ
父に半ば追放される形で
単身城を出ることになった
アルスラーン。
孤独な夜を過ごしたあくる日
彼を追ってきたダリューン達と
再び再会を果たすことに。
自分達の生き方を定めましたと
自分と行動を共にしてくれる
ダリューン達にアルスラーンは
一人一人手を取り告げる。
本当によく来てくれた。
私にとって身に余る部下・・・
いや友人たちだと。
アルスラーン一行は
パルスの中央部を東西に貫く
ニームルーズ山脈を越え
南部海岸の都市・ギランへと
騎馬を進めていた。
ハ名と一羽。
それと途中で買い込んだ駱駝四頭。
ペシャワール城を追われてから七日
アンドラゴラス王の追っ手がかかる
心配もほぼ消え
ここまで平穏な旅が続いている。
途中野生の獅子に出会ったが
それ以外に特に事件らしいものもなく
一行はギランの港町まで
あと二日というところまで達していた。
平和な旅を送っていた
アルスラーン達だが
そんな彼らの前に盗賊団が姿を見せる。
ファランギースを見た盗賊達は
その美貌を前に笑いを隠せずにいたが
そんな彼らの前に姿をみせた
アルフリードが告げる。
あたしたちに手を出せるものなら
出してごらん。
誰一人として生きて
ゾット族の村に帰れなくなるよ!と。
その姿を見て盗賊達は
目の前にいるのが
ヘイルターシュ族長の娘
アルフリードであることに気づく。
慌てて向けていた剣を下すの見て
アルフリードはため息を吐きつつ
話を聞いたところ
兄であるメルレインが
村に戻っていないとの話が。
族長もアルフリードもメルレインも
いないために今は長老たちが
合議制でゾット族を
取り仕切っているらしく
早いところどちらかに
帰ってきてほしいとのことだった。
アルフリードはなんにせよ
族長になる気はない事
何より大事な仕事があると語る。
パルスの王太子アルスラーン殿下の
お供をしているのだと。
呆気にとられた盗賊達だが
アルスリードから紹介を受けた
アルスラーンが声をかけられ
慌てふためいていた。
盗賊の中にも王室は租税と称して
国民から穀物を取り上げ
役人どもは賄賂をふんだくると
声を上げる者もいたが
ダリューンのことを紹介され
震えあがることに。
同時にアルフリードが
ナルサスの事をあたしのいい人だと
紹介したことで
盗賊達の興味はナルサスへ。
そんな一幕があったものの
結局彼らを傭兵として雇う事に決まり
その場で別れることに。
道中思わぬところで兵を増やした
アルスラーン一行は再び旅を続け
二日後ーー。
アルスラーンは初めて見る海に
興奮を隠し切れないようで・・・。
一方その頃ヒルメスは
王都の地下にいる
魔導士達のもとへ訪れていた。
ルクナバードは
手に入れられなかったと。
それを聞いた魔道士は
再び回収に向かうなら
我が弟子たちを供に
つけて行くがよかろうと告げるが
ヒルメスはいらんと拒否。
その上でルクナバードは
蛇王を封印する神器だとして
デマヴァント山に置いておくと告げる。
手元に宝剣がなくとも
俺はパルスの正統な王だと。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
ダリューン達と合流して
港町ギランに向かうことに
なったわけですが
正直もっと掘り下げて
欲しかったですね。
途中ゾット族と会ったのは
ともかく折角の旅ですし
見どころがもうちょっと欲しかったなと。
それだけ何事もない
平和な旅だったのかもしれませんが
結局獅子とも戦わなかったみたいですし
ちょっと残念。
それにしてもこのタイミングで
ゾット族と出会うとは
やっぱりアルスラーンは
持っていますよね。
アルフリードがいたのもそうですが
傭兵として一緒に
戦ってくれるみたいですし
悪くない幸先だったと思います。
とまあアルスラーンの方は
そんな感じで問題らしい問題もなく
ギランに到着しそうですが
ヒルメスは色々不穏な感じ。
あの魔道士に対して
ルクナバードが無くても
俺は正統な王だと言い放ってましたが
魔道士たちの目的は
今までの流れから恐らく蛇王復活。
だとしたらそんな主張を
認めるはずもないので
どうなるのかなと。
というよりもヒルメスは
魔導士達の目的が蛇王であることに
全く気づいていないんですかね?
気づいていないからこその
あの発言だとは思うんですが
正統の王を称するなら
もうちょっとしっかりして
欲しいものです。