2021年8月25日発売の
週刊少年サンデー 2021年39号に
掲載されている
葬送のフリーレン 第63話の
ネタバレ&感想になります。
第63話 南の勇者
内容ネタバレ
勇者ヒンメルの死から29年後。
北側諸国ファーベル村。
立ち寄った村にて
勇者様の像を磨いてくれと
依頼されたフリーレン達。
報酬が”背中の痒い部分を掻く魔法”
であることからフリーレンは
喜んで依頼を受けることに決める。
早速依頼された勇者像を
磨こうと向かう一行だが
そこにあったのはよく見る
ヒンメルの像ではなく・・・。
ヒンメル像だとばかり思っていた
シュタルクは誰このおっさん!?
と思わず叫びフェルンも
誰か知らないのか
じっと像を見つめていた。
フリーレンはそんな二人に
その像は南の勇者だと語る。
魔王を倒したのはヒンメルだけど
勇者は一人じゃなく
その中でも南の勇者は
人類最強の勇者と言われていたと。
シュタルクはなんか大袈裟だと零すが
フリーレンはこれは彼に相応しい
二つ名であるとその由来を語り始める。
当時の人類にとって
最大の脅威は北側諸国を中心に
大陸の要所を支配していた
七崩賢だった。
実は私達は七崩賢を二人しか
倒しておらず他五人のうち
二人は逃亡や消息不明であり
残り三人をすべて討ち取ったのが
南の勇者であると。
南の勇者の快進撃はすごく
たった一年で魔王軍の
前線部隊を壊滅。
当時の魔王軍の
補給経路の心臓部だった
北部高原最北端に辿り着いた。
そこで魔王の腹心で
千年後の未来まで見通す魔法を
操るとされた全知のシュラハトと
終結した全七崩賢によって討たれた。
それでも南の勇者は
七崩賢三人を討ち取り
全知のシュラハトと
相打ちになったとされている。
この地域ではその戦いで
七崩賢の支配から救われた人が
大勢おり南の勇者に対する
信奉も篤いのだと。
そう南の勇者の事を語った
フリーレンは像に振り返り
じゃあ綺麗にしようかと
笑みを浮かべ・・・。
ヒンメル達に出会う前
フリーレンの元へ
南の勇者が訪れていた。
私じゃ魔王には勝てないと
勧誘を断ったフリーレンだが
南の勇者は結果が
わかっているかのように
やはり無理かと零す。
フリーレンから
まるで結果が分かっていたようだと
言われた南の勇者は
実際にわかっていたのだと語る。
そして一瞬考え
君には言っても問題ないなと
人類最強たる所以について明かす。
私には未来が見えるのだと。
今から一年後の未来に私は
北部高原の地で全知のシュラハトと
七崩賢に討たれ命を落とす。
志半ばで私は死ぬが
仮に君が付いて来ても
私の死という未来自体は変わらず
気に病む必要はないと。
その上でフリーレンに語る。
近いうちに君の元に
一人の若い勇者が訪れる。
世界を救うのは彼で
君はその青年達と共に
旅に出て魔王を倒すのだと。
そうなるとは思えないと
話すフリーレンだが
南の勇者は会えばわかると。
彼は君の人生を変えると言い
その場を後にする南の勇者だが
帰り際フリーレンに
ある頼みごとをする。
その青年に出会ったら伝えてくれ。
道は人類最強である
この南の勇者が切り開くと。
たとえ私の偉業が
歴史の影に埋もれようとも・・・。
南の勇者の像を綺麗にした
フリーレンは依頼人から
魔法を受けとる。
そして綺麗になった像の周囲に
集まる村人たちを見て思う。
何が未来が見えるだ。
ここの人達は覚えている。
ちゃんと歴史に残っているよと
笑みを浮かべるのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
人類最強と呼ばれた男が
すでに亡くなっていたのは
残念ですがその偉業は
その名に相応しいものだと思います。
あの七崩賢全員と
魔王の腹心を相手に戦い
敗れはしたものの
七崩賢三人と腹心を討ち取るとは
とんでもないなと。
正直その強さがどれほどのものかは
想像しかできませんが
ヒンメル一行全員よりも
単身で強かったのは間違いないかと。
まあ、ある意味反則的な
能力を持っていたみたいですが
正直彼がいなければ
魔王を倒すのも無理だったのかも。
しかし未来がわかるというのは
傍から見れば羨ましい能力ですが
自分の死期が分かるというのは
辛いものがあったんだろうなと。
それも病気とか寿命ではなく
敵と戦ってのことですからね。
彼も言っていたように
その運命は変えられないようですし
絶望してもおかしくないかと。
それでも逃げることなく
立ち向かったわけですから
本当に尊敬します。
まさに彼は勇者の名に
恥じない男だったんだろうなと。
それにしても話は変わりますが
勇者が複数いたことが
今回明らかになりましたが
一体何人いたんでしょうね?
とりあえず南の勇者がいる以上
他の方角もいそうな気はしますが
いずれどこかのタイミングで
語られることがあればと
願っています。