2023年11月22日発売の
週刊ヤングジャンプ 52号に掲載されている
キングダム 第779話の
ネタバレ＆感想になります。
第７７９話 障壁となる男
内容ネタバレ
開戦直後に姿を現した李牧を
一万の兵と共に追いかける信。
李牧の姿を眼前にとらえた信は
その首を討つべく斬り込むが
傅抵が割って入ったことで届かずにいた。
傅抵はこれを機として
信の首を狙うも以前戦った時よりも
さらに成長した信を相手に攻めきれず
一先ず李牧を先に行かせるように動くが
そこへさらに追っ手が姿を見せ・・・！？
その頃、飛信隊の救援に来た王賁は
兵力で上回る趙軍左翼を相手に
無理に押し返そうとはしないことで
軍として互角に渡り合っていた。
そうした中、王賁はようやく
己が感じていた”違和感”が
一体なんなのか思い至る。
この戦場の”違和感”は趙左翼の違和感。
総大将李牧の逃走劇への秦軍の動きに対して
向こうの動きが緩慢な点・・・。
いやそもそも趙左翼は何も反応していない。
追われている李牧が
脇を通っているにも関わらずだ。
その事から趙左翼は始めから
そのことを聞かされていたのだと。
つまり今の逃走劇は李牧の絵図通りであり
李牧の狙いは最初から・・・。
深く李牧の考えを探ろうとする王賁だが
李牧が想定していた通りなのか
趙中央軍が動き始め・・・。
貂が先に行った信達の後を追い
その後ろ姿が見え始めた頃
信は李牧を狙うも度重なる援軍を前に
あと一歩のところを詰められずにいた。
それでも李牧の首を狙い
執拗に追いかけるも
李牧が逃げた先にあるはずのない
砦を目にしたことで動きを止めてしまう。
これ見よがしにこちらへと目を向ける
李牧の姿に信はその首を討たんと走るも
間に合わず砦に入られてしまうことに。
歩兵と共に追いついた貂が
目の前に築かれた”土塁”の砦を見て
呆気にとられる中
信はこの砦がそれ程大きくない事に気づく。
それは貂も同様だった。
壁の感じからもここ最近で急造された土の砦で
規模も高さも大したことはない。
こんなに離れた避難所に
多くの兵を遊ばせておくとも考えにくいことから
一万いればこの砦は十分に落とせると。
信はこの砦に籠ったことで
逆に逃げ場を失ったと考え
すぐさま砦を包囲し攻城戦の準備に入っていた。
そんな彼らを見下ろす位置にて
傅抵は信について報告する。
成長具合が予想以上で
何なら討ってやろうかと思ったが・・・
あの逃走劇の中じゃちょっと難しかったと。
その報告を聞き李牧は
それはそうですと認めた上で語る。
李信・・・飛信隊信はずっと・・・
気づけば我々の障壁となり続けてきた男。
実は彼は常に秦の大戦の流れを変える
重要人物であったと。
ようやく私は気づいたのです。
彼こそ最も最初に
排除すべき存在であったのだと。
その上で今彼が秦軍総大将ならば
総力をあげて狙うが彼の首自体は
一将に過ぎない事から割に合わない。
・・・なので彼を早々に
この戦の外にはりつける！
そうしておいて狙う首は
もちろん王翦であると。
そして中央の戦場では
そんな王翦の首を討つべく
趙中央軍を率いる司馬尚が動き出すのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ！
感想
前回李牧の狙いが亜光ではなく
信だったことが判明しましたが
まさかその信を別の戦場に張り付けて
大将である王翦を狙うとは
流石としか言いようがないですね。
普通に考えれば戦である以上
大将を討ち取れば勝利が確定しますし
至極当然だとは思います。
なので王翦を狙うというのは
十二分に理解できることなんですが
私としては李牧が信の事を
あそこまで評価していたことに
正直驚きました。
李牧が言っていたように
これまでの戦において
信の功績はバカにできないですし
障壁と称するのもわからなくはない。
しかしそんな信を他の戦場に誘導するために
中央の亜光軍をガタガタにし
あまつさえ大将首を狙いやすくするとか
まさに怪物という他ないなと。
まあ、それも司馬尚が王翦を
討ち取れると考えられるほどの実力者だと
判断してのことだとは思いますけどね。
こうなると王翦の不利は免れませんが
王翦もただでやられるとは思えないですし
かなり面白い戦いになりそうです。
それに李牧にまんまとしてやられた
信もあの砦攻略戦にて
李牧を討てれば全て問題ないわけですしね。
ただまあ、わざわざ砦を造って
そこに籠った以上
何らかの対策はあると思いますので
そう簡単にはいかないでしょうけど・・・。
ともあれ中央の戦いも
これからが本番という事になりそうでし
どういう展開を見せるのか楽しみですね。
結局番吾の罠については
まだまだわからないことだらけですし
そちらについても気になるところです。