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テラフォーマーズ 最新 #61 ネタバレ&感想 ハンニバルの特性

2024年5月23日発売の

ヤングジャンプ 25号に連載されている

テラフォーマーズ #61の

ネタバレ&感想になります。

 

#61 BABIES IN THEIR NIGHTMARE 不安

内容ネタバレ

 

・・・ごめんね あんたが正しかった。

血を吐きながら謝る姉に

お姉ちゃんのせいじゃ——と返そうとするも

姉はそれを遮った上で告げる。

 

ううん・・・それに・・・

あんたの方が生きるべきなの。

 

なってもいいの ”生きる機械”に・・・

——なって

 

その時の事を夢に見たサムライソードは

汗だくになって飛び起きた。

何百回めだ 畜生と。

 

神経伝達物資『ノルアドレナリン』

『不安感』を司る。

 

基本的には体の中に常にある物質であり

楽しい時でも休む時でも

不安感ノルアドレナリン”はゼロにはならない。

 

唯一の例外は『レム睡眠中』

つまり”夢を見ている間”だけである。

 

夢が行う様々な作業の一つに

”事実と感情を分けて記憶させる”

というものがある。

 

これによって人間ヒト

痛みや恐怖を伴う記憶があっても

いちいち思い出す度

実際に痛がったりせずに生きて行ける。

 

——しかしこの作業が

数日以内に『完了』しないと

(充分に寝れない場合など)

恐ろしい逆回転が始まる。

 

『不安感』とセットのまま

『その出来事』は頭の片隅で順番を待ち続け

昼は思い出す度に当時と同じ不安ダメージを律義に受け

夜はその記憶・・・・から不安を切り分けようと

必死で夢を見る。

 

そしてその作業は

レム睡眠の制限時間ボーナスタイムに間に合わず

悪夢ゆめを見た』という結果だけが残る・・・


サムライソードは拳を握りしめながら

ハンニバルに告げる。

 

・・・3年だ。

二十歳の時に双子の姉との旅行中に

誘拐されたから3年・・・いや4年経つか?

 

案外ちゃんと覚えてないのよ。

ずっと脳がハッキリしなかった感じと。

 

ハンニバルはそんなんで大丈夫か?と

嘲笑うように口にする。

 

キミは今とっても大事な決断をする所だと思うんだけど

そんな4年越しの復讐劇の最後だってのに——

男に頼ってしまうのか?と。

 

しかしサムライソードは

そんなハンニバルの言葉を否定する。

人間が一人で出来る事なんか

たかが知れていると。

 

そしてハンニバルを指さしつつ

慶次とジェットに声をかける。

 

この男は私の姉を殺した。

人身売買組織に拉致された私たち姉妹を

この男がセットで買い引き渡しの日の夜

私を逃がす為に重傷を負いながらも

反乱した姉を・・・そのまま購入し

私の目の前で止めを刺し殺した。値する?

 

ハンニバルはしない!と

同意を求めるがジェットは

するだろとあっさり口にし

サムライソードは慶次に手を差し伸べ

言葉を続ける。

 

——慶次 私はもう——

男を思い出しても・・・

コイツを思い出しても

——不安にならない様にしたいと。


そんなサムライソードの言葉に

慶次もまたそれなら値するとして

差し出された手に薬を打ち

”天意変態”を発動させる。

 

サムライソードに慶次の特性が

追加されようとする中

ジェットは口にしていた煙管を吐き出し

ハンニバルに衝撃を放つ。

 

ハンニバルは咄嗟にその衝撃をベッドに流すが

その瞬間その手には自分が履いていた

ズボンが投げ渡されていた。

 

慶次は告げる。

——服を着ろ それ一枚でいいと。

 

太平洋からインド洋の

サンゴ礁に潜む兵器生物

口脚目シャコ科『紋華青蝦蛄モンハナシャコ

 

固く閉ざされた貝や

向かって来る人間の指の骨は

パンチ一発でブチ破り

チョコマカ動く魚どもは

棘だらけの七色に光る尻扇シッポ

蹴り一発——切断する!

 

続けて放たれたサムライソードの一撃は

ハンニバルの履いたばかりのズボンのベルトを切断し

足の指をも切断せしめていた。

 

対テラフォーマー甲殻再構築式大太刀

霜刃工芸師ジャスティス・ブレイカー

 

自身の専用武具を手にした

サムライソードを相手に

ハンニバルは笑みを浮かべて襲い掛かる。

 

顔が変わった——!例の『合体』だな!?

しかし腕と腕を一瞬くっ付けただけ!!

数秒しか保つまい!

 

そう考えていたハンニバルだが

サムライソードは先程ジェットが口にしていた

煙管を足で弾くと共に口にし

更なる”天異変態”を行うと共に

部屋にある金属を衝撃で吹き飛ばし

ハンニバルに向けて放つ。

 

ハンニバルは少し驚いた様子を見せつつも躱すが

放った金属の一部はジェットの武器になり

次の瞬間合わせたように三人が襲い掛かる。

 

しかしハンニバルはその全てを

口元に笑みを浮かべながらあっさり凌いたばかりか

慶次の『紋華青蝦蛄』の力を用いたパンチをも

真っ向から自身の拳を使い止めていた。


そのあまりにも現実離れした光景に

言葉をなくす三人だが

ハンニバルは笑みを浮かべながら告げる。

 

随分手加減してくれるじゃないか?

トドメを彼女に譲るつもりかそれとも・・・

青蝦蛄じぶんの力で人間殴ったら

粉々にフッ飛ぶからかい・・・?

いいぞもう おれもなった・・・・・・

 

慶次と同じ『紋華青蝦蛄』の特性を宿したのか

『天異変態』したかのように変貌した

ハンニバルは言葉を続ける。

 

——別におれはここから

泳いで逃げたって良いワケさ。

 

だが・・・確かめずにはいられない・・・・・・・・・・・

それでいっつもこんな事になっちまってる・・・。

 

VIRUS-METAMORPHOSE”天異変態”

もっと教えてくれ。

教科書には載ってない——

地上に生きるキミたちの——・・・

人間おれ以外のことをと。

 

ハンニバル・G・ニュートン(39)

M.O.手術”細菌型”テルムス・アクウァーティクス

特性———『天異変態』

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

慶次とジェットの加勢もあって

ようやくハンニバルが細菌型なのが

明らかになりましたが

考えていた以上にとんでもない相手だったのかも。

 

手術によってテルムス・アクウァーティクスという

まったくもって聞き慣れない生物?細菌を

その身に宿している事はわかりましたが

その脅威度は正直言ってよくわからないなと。

 

薬を使うことなく変態したのもそうですが

特性が『天異変態』って

その身体に触れさえ出来れば

相手の特性を得ることが出来るとか?

 

それとも細菌型ということで

ある程度近い距離にいれば

その特性を得ることができる?

 

色々と謎が多い特性ですが

生身でもサムライソードを圧倒する

ハンニバルが使うわけですから

とんでもなく厄介なのは

まず間違いないかと。

 

それと気になるのは

慶次たちが使っている”天異変態”と

ハンニバルが使う”天異変態”が

同じものなのかどうかについて。

 

とりあえず今の状況を見る限り

慶次の『紋華青蝦蛄』の力を

使えるようになったみたいですが

それが一時的なものなのか

それともそんな制限がないのかで

随分変わってくると思います。

 

さらに言ってしまえば

ハンニバルの”天異変態”は

加えることが出来る特性が

一つなのかどうなのか。

 

様々な特性を重ねることが出来るならば

これほど厄介なことは無いと思いますが

ハンニバルというかニュートン一族なら

そんなチート能力もあり得そうなきも・・・。

 

ともあれ慶次とジェットが参戦したとはいえ

かなり厳しい戦いになるのは間違いないかと。

 

正直あの三人で倒すことが難しいなら

ニュートン一族一人倒すのも

かなり難しくなってきますし

これからの戦いに希望を持たせるためにも

なんとかして打倒して欲しいものです。

 

気になる続きについてですが

次回は6/13発売の28号で掲載されるとのこと。

 

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