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キングダム 最新 第807話 ネタバレ&感想 第三の軍

2024年8月22日発売の

週刊ヤングジャンプ 38号に掲載されている

キングダム 第807話

ネタバレ&感想になります。

 

第807話 南陽城

内容ネタバレ

 

飛信隊、騰軍に続き十万もの大軍が

南陽へと近づいて来ているとの急報に

韓の上層部は騒然としていた。

 

合わせて二十六万もの秦軍に対し

南陽の兵は七万。

 

兵力差は圧倒的であり

文官たちが蒼白する中

宰相である張は声を荒げる。

 

馬鹿な!・・・よもや秦は

戸籍作り一つで・・・無尽蔵に

軍を生めるようになったとでも言うのかと。


張の言葉はさらに後続が

あるかもしれないことを示唆するものだったが

洛亜完はそれを否定した上で

そのカラクリを考えるよりも

南陽の軍を動かす事が最優先だと声をあげる。

 

残念ですが秦軍二十六万に迫られる

南陽は救えません。

 

今はこの新鄭周辺を

どう堅くしていくかを

第一に考えるべきですと。

 

張もそんな洛亜完の言葉に同意し

韓の大王である王安王は皆に告げる。

 

南陽を切り捨てる。

その旨すぐに取りを飛ばし

南陽城主龍安に伝えよ。

軍を全て新鄭に移すようにと。

 

寧公主は南陽には万の民が・・・と

その者達のことに触れるが

それでも王安王の決意は変わらなかった。

 

宰相 将軍の言う通り

今重要なのは南陽にある兵力だ。

 

南陽は落とされようと

この新鄭は落ちるわけにはいかぬ。

 

そうやって生きてゆくのだこの韓は

これまでも・・・これからも!

 

そう口にした王安王の手が

震えているのに寧公主は気付く。

 

そして同じように身体を震わせ

南陽にいる家族を心配しつつも

懸命に耐える文官たちを見て

これが失う勇気なのだと。

 

そうして悲痛な表情を浮かべる

寧公主に対し張は語る。

 

南陽の民を新鄭から

あれこれする余裕はありませんが

一つ申し上げておくならば

南陽城主”龍安”は韓の城主たちの中でも

最も有能な男です。

 

この状況にあっては

それがせめてもの救いです・・・と。


~南陽~

新鄭から南陽軍を全て・・新鄭に送れ

との伝令を受け

ならば南陽の人間はどうしろと言うのだと

文官達は憤慨していた。

 

しかしそんな彼らを宥めたのは

城主である龍安だった。

分かったのならもう取り乱すなと。

 

それでも納得できない文官らもいたが

龍安は現在の状況から

新鄭からの指示は当然だと考えており

南陽は無血開城しかあるまいと皆に語る。

 

その上でどうせ秦に奪われるならばと

南陽の食糧を新鄭まで運ばせるようにと指示。

 

そしてこれまで仕えてくれた有能な配下達を

城から脱出するようにと命令し

自らは城主の果たす役目はこれからだと

自分の首をかけて一人でも多くの民を

救わねばならないと残ることを告げるのだった。

 

南陽から兵が出ていったとの報は

すぐさま飛信隊にも届いていた。

 

全ての兵が新鄭に向かった模様だと聞き

信は唖然とした表情で

無血・・・開城・・・と呟く。

 

他の者達も戦わずして勝ったことを喜び

よく分からないながらも歓声を上げるが

話を聞かされていた信と貂は

羌瘣と騰の策通りに進んでいることに

驚きを隠せずにいた。


~咸陽~

戦わずに城を取るという戦略に関して

騰は昌平君と昌文君に対しある頼み事をしていた。

 

心理戦で戦う。

さらに十万の軍を興して

我らの跡を追わせてほしいと。

 

話を聞いた昌文君は

十万の軍など簡単に興せるかと憤慨し

昌平君もまた意図は十分分かるが

昌文君の言う通り今は兵士十万を

生むことは出来ぬと返す。

 

しかし騰はその上で告げる。

兵士でなくてよい。

そう見えれば・・・・・・いいだけだと。

 

騰の言葉を聞き昌平君も理解したようで

なるほどそれなら可能だと返し・・・。

 

飛信隊・騰軍に続く第三の軍。

その正体は戦うことすら出来ない老兵だった。

 

騰は昌平君らに語る。

広大な地より兵士になれる男が

徴兵され尽くしたのは分かっている。

 

故に戸籍を使い老人達を含めた

その上の世代を十万集める。

 

実際戦闘にはならぬ。

ある程度近づけば恐らく南陽は

軍を引いて無血開城する。

 

そうしたら老人ら十万の行進はそこまでで

賃金を与えて解放させていいと。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

第三の軍の正体が明らかになったわけですが

ほとんど予想していた通り

戦える兵ではなかったみたいですね。

 

ただ韓として見れば騰軍のさらに後ろから

十万もの兵が来ているというだけで

ああいう対応をするのは当然なのかも。

 

その正体が老兵であると偵察できていれば

また違う選択肢もあったでしょうけど

騰軍のさらに後ろですし確かめる時間もない中で

それも難しかったのかもしれませんね。

 

まあ、でも韓がそういう国であると

理解した上での策だったと思いますが

見事としか言いようがないなと。

 

これで少なくとも南陽攻めで

兵を失うことはなくなったわけですし

まずは前哨戦を完全勝利した

と言ってもいいと思います。

 

ただ気になるのは南陽の兵が

新鄭に入ることによって

さらに守りが堅くなったことで

それをどう攻略するのかなと。

 

まともにぶつかっても恐らくは

秦軍が勝利するとは思いますが

その場合被害も大きくなるでしょうし

どう攻略するつもりなのか気になる所。

 

野戦にしても攻城戦にしても

少なからず兵を失うのは避けられないでしょうし

本当にどうするんでしょうね?

 

ああも見事に韓を躍らせた

羌瘣と騰ですから

何か突拍子もないことになるのかも?

 

ともあれ前哨戦とでも言うべき

南陽攻めが上手く言った以上

これからが本番だと思いますので

どうなるかも含めて続きが楽しみです。

 

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