2024年8月23日発売の
ヤングアニマル 17号に連載されている
3月のライオン 209話の
ネタバレ&感想になります。
第209話 タイトル不明
内容ネタバレ
ジャックラッセル化する零を
ドッグトレーナーのように宥め
思うように指させない島田。
島田の思惑通りに進む対局だが
零の指した手を見て
島田は感嘆させられていた。
おお・・・そこを浮かせて来るんだ
右へ地下鉄掘るのかと思ったら
空中戦に・・・なるほど。
さすが お前センスあるわ。
そりゃ 思いつかなかったわと。
そうこうしている間にも零は
これだから大人は!とでもいいたげに
不満だった表情から元に戻っていた。
島田は可愛かったのになと舌打ちしつつも
それなら桂馬はもらっておくよと
冷静に対処していた。
そんな二人の対局を見ていた
神宮寺と柳原は思い思いに語り合う。
桐山さあ あそこで飛車浮かせて来るのはいいな。
はっとするよな。
——だねぇ ——で 島田は
ケロッと桂馬をいただく・・・と。
てかこの島田の締め付けの中
なかなかに辛抱強く
バランスを取り続けているよ桐山はと。
一方その頃、授業を終えた林田は
校長室へと走り込んでいた。
中では校長達が零と島田の対局を
ネットで見ているらしく
皆が零の対局を見守っていた。
それでも獅子王戦への挑戦権が
懸かっているトーナメントということで
気が気じゃないようで・・・。
緊張で心臓がキリキリしつつも
対局の様子を見ていた校長たちだが
零がもしタイトル挑戦者になったら・・・と
訪れるかもしれない未来に思いを馳せる。
そうなれば職団戦における
我等 駒橋高校の地位は急上昇!
やけに選手層の厚いナゾのレストラングループや
どんどん新人を送り込んでくる税理士連合とか
全員スーツにアタッシュケースの
鬼強コピー機メーカーたちもっっ!
タイトル挑戦者を最高顧問に抱える
我等に道を譲ろうぞ!と。
そんな未来に思いを馳せる校長たちだが
あともう少しで零が卒業してしまうことを
心底残念に思っているようで
話はどうやって零を留年させるかの話に。
林田は自分に目が向けられる寸前に
校長室から逃げていた。
そして校長たちの目が
マジだったことを恐怖しつつ思う。
桐山・・・卒業の方は任せろ!
2人ともどうか悔いのない戦いが
出来ますように!と。
70手を越え対局は続き
神宮寺達は歌舞伎揚げを手に
楽しそうに観戦していた。
うるさすぎて場所を移ることになったものの
二人は零たちの対局を並べながら
指した手の検討しつつ語り合う。
そして見るからに怖い手を島田に指されながらも
頭をフル回転して懸命に指す零の姿に
神宮寺達の口元には笑みが浮かんでいた。
・・・なあ こういうとこなんだよな
「強さ」ってのは。
主導権を握られているのに
「渡し切る事」は絶対にしない・・・
「折れない」ねぇ・・・桐山くんは。
こんなにも粘り強い将棋を
指せるようになっていたとはと。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
前回のラストの島田さんの反応から
零の指した手が予想外だったのは
ある程度予想していましたが
それでも島田さんの優勢はかわらないみたいですね。
それがなければすんなりと結果が
出ていたような流れでしたので
それを食い止めただけでも良かったのかも。
ただ先程言ったように流れというか
主導権を握っているのは
あくまでも島田さんですので
なかなかに厳しい展開になっているかと。
それでも辛抱強く指し続けている零を見て
会長達は成長を感じているのか
優し気に笑みを浮かべていたのが印象的でした。
途中駒橋高校で零の対局を見守っている
校長達の話がありましたが
なんていうか彼ららしいなと(笑)
それだけ零のことを気にしていて
誇らしいのだとは思いますが
そこに自分達の欲望が入って来るのが
駒橋クオリティ。
林田先生が恐怖を感じる程に
零を留年させようと考えるとは・・・。
まあ、気持ちはわかるんですけどね。
零に教えてもらえるというのは
他にない程に得難いものだと思いますし。
とまあ、そんな感じで
裏で怪しげな動きがあるわけですが
そこは林田先生に任せるしかないかと。
それはそれとして
零と島田さんの対局ですが
70手を越えたこともあって
中盤戦といった感じ。
ここから終盤にかけて
零が巻き返すことが出来るのかは
正直なんともいえないところですが
それでも悔いのない対局を
最後までやり通して欲しいものですね。
出来ることなら零に勝って欲しいと思いますが
島田さんが負けるとも思えないだけに
これからどうなるのか楽しみです。
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