雑誌掲載最新話 界変の魔法使い

界変の魔法使い 最新 第9話 ネタバレ&感想 冥道眼の力

2024年11月6日発売の

週刊少年サンデー 50号に掲載されている

界変の魔法使い 第9話

ネタバレ&感想になります。

 

其の九 魔法術と反動

内容ネタバレ

 

今ここでその神眼開いてみろ。

どうした。できないか?

 

その言葉を聞いた王子は

自身の顔に触れている

残華の手を掴み問いかける。

 

「開く」・・・と言いましたね。

それが神眼の・・・”力”の使い方なのですか?

その感じには・・・少し覚えがあります・・・

 

そう言って王子の眼が変化し始める中

部屋の外で中を窺っていたライチが

おい!と部屋の中へ。

 

ライチは震えながら

そいつはうちの大事な弟子なんだよと

声をかけるが残華から

近づくな獣人。死ぬぞと言われ

慌てて後ろに下がっていた。

 

王子はそんなライチに

ありがとうと礼を言いつつも

でも下がっててと頼み下がらせると

再び残華に声をかける。

 

今のではっきりしました。

僕には攻撃を受けると

反撃するような術がかかっていますが

それが反応しないなと思っていました。

 

あなたは自分で仰る通り

直接誰かを傷つけることは

望んでいないようですねと。


一方その頃、世無は刃閃に

「世界からの復讐」という言葉の

意味について語っていた。

 

まあ、界変に限った話でもない。

ここ一千年ばかりが顕著だが

魔法術を野放図に使い続けたことによる

世界の歪み、その「反動」が

現れ始めたとオレは考えている。

 

小僧の目もその類かもしれん。

そもそも冥道眼は世に一つが原則・・・

それが一度に二つ、一人の子どもに現れた。

 

生じる力は二つ分どころか

掛け算でも済まない――

 

正直オレにもどうしたものか分からん。

お前の言う爆弾のようなものさ。

せめて――暴発は避けたい所だがな。

 

そう口にした瞬間

とびおに乗ったライチが壁を破壊して

部屋に飛び込み助けを求めるが

世無は王子にかけていた術が

切れたことに気づく。

 

そしてライチにお前は来てはいけないよと

刃閃と共に扉を使って王子のもとへ急ぐが

そこには頭部を失った王子と

魔術で王子の体を結界に留める残華の姿が。

 

それを見た刃閃が残華に声をかけようとした瞬間

残華が世無にすみませんと頭を下げる。

 

私が・・・煽ってしまい・・・

途中で無理矢理止めましたと。


世無は後は引き受けるとして

術を解けと指示すると

王子の体を優しく抱き留める。

 

王子の無くなった頭部からは

何やら恨み声のようなものが

漏れ出ていたが

世無は顔を近づけ語りかける。

 

オレの声は覚えているね?

こっちだ。戻っておいで。

 

その声が聞こえたのか

王子の頭部は逆再生するかのように戻り

刃閃らは驚きの声をあげていた。

 

元に戻った王子に

いい子だと声をかけつつ

世無は思う。

 

オレの言うことが聞けない訳ではない・・・

だが、やはりこいつは何をしでかすか

分からんな・・・全く厄介な子どもだよ・・・と。

 

刃閃と共に帰り道についた残華だが

刃閃から城に戻ったら説教と謹慎

魔法もしばらく禁止だと言い渡されていた。

 

ありゃあ可哀想な子じゃ。

仲良くしろとゆうたに・・・と。


残華は仲良くなれる気はしませんが

もう喧嘩を売るつもりはありませんと言い

王子との会話を思い出す。

 

残華さん・・・【黄】魔法使いの一番弟子と

言うからには、腕におぼえがおありでしょう。

 

共犯者になりませんか?

神眼を開く当たりはつきます。

 

何度かその感じになる度に止められていて――

その先だろうなと・・・。

 

僕は、一刻も早く力を

使えるようになりたいのですよ。

 

でも、あなたと同じで

周りの者を傷つけたくはない。

 

正しいやり方はいずれ師に

習うつもりではありますが

今のあの人は踏み込む

ずっと前に止めてしまう。

 

神眼の力を見たいなら利害は一致するはず。

どうなるのか僕もわかりませんが

被害がひどくならない程度で止めてください。

 

師たちには、僕が冗談を真に受けた

とでも言えば良いでしょう。

 

もちろん、あなたには荷が重すぎる

ということであれば・・・

この提案、断ってくださってかまいません。

とても残念ですが。どう・・・します?と。

 

その時のことを思い出しながら

残華はただの子どものほうがマシでしたねと零す。

 

あんな育ちのいい爆弾

初めて見ましたと。

 

それを聞いた刃閃は元爆弾娘が言うんなら

そうなんじゃろうな・・・とため息を吐き

残華は・・・その呼び方やめてくださいって

いいましたよね?と返すのだった。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

残華の思わぬ提案から

一体どうなるかと思いましたが

とりあえず発動しかけたところで

止まって何よりでした。

 

王子も言っていたように

あそこまで発動させることは

今までなかっただけにどうなることかと。

 

ただあの姿を見る限り

世無が王子を見つけた時も

頭部が失われた状態だったので

ああなるのは冥道眼を発動させた

もしくはさせようとした時なんでしょうね。

 

あの眼が原因で界変が起きたのかは

正直今の段階ではなんとも言えませんが

界変が起こった日に王子が何らかの理由で

冥道眼を発動させた可能性が高そうです。

 

界変が起きる前なのか後なのかで

色々と変わってきそうではありますが。

 

それにしても残華って

思っていた以上にまともな感じ?

 

もちろんあの態度も提案も

良いものではありませんが

それでも冥道眼の発動させまいと

結界のようなものを張ってましたし。

 

まあ、それだけ王子の冥道眼の力が

想像以上だったのかもしれませんが

それでも致命的なことにならずに

抑えることができていましたしね。

 

元爆弾娘というとんでもない

異名持ちではあるものの

王子の言った通り周りの者を傷つけたくない

と思っていたのは間違いないかと。

 

それに今回の件で縁ができたので

何かあった場合、味方になってくれることも

十分にあり得そうな気がします。

 

とまあ、色々と謎も増える展開ではあったものの

王子の冥道眼が一つではなく二つということで

とんでもない力があることもわかりましたし

やっぱりこの作品は王子の冥道眼を中心に

進んでいくことになりそうです。

 

あの規格外の力を制御できるのかできないのかが

焦点になっていくことになるかと。

 

なんにしてもまだ9話なので

他の七色しかり界変の謎しかり

今後も新しい情報が

続々出てくるのが楽しみです。

 

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