2025年1月8日発売の
週刊少年サンデー 6号に掲載されている
界変の魔法使い 第16話の
ネタバレ&感想になります。
其の十六 魔法使いと玉の力
内容ネタバレ
朝となり目を覚ました王子だが
世無からの課題がクリアできず
見るからに寝不足だった。
その状態でライチについて
掃除に勤しむもミスを連発してしまい
まだ眠いのか新入りとライチに
呆れたように言われてしまうことに。
ライチに玉の起こし方について
聞いてみる王子だが彼女も知らないようで
その見た目から高価なものであるらしい
というくらいしかわからなかった。
そんな彼女に魔力が強いのは分かるけど
中身が何かまでは分からないと言う王子だが
ライチはお前ソレ大分いいの貰ったぞ!と声が。
王子はこれは課題で渡されただけだと返すが
ライチからそんなん終わったらくれるだろと。
そうなの?と言いつつ玉に目を向けた王子は
僕・・・これすっごく欲しいなって
思ってたんだよね・・・と嬉しそうに呟く。
そうかな?くれるかな?と
テンションが上がった王子に
ライチは少し呆れた様子で告げる。
弟子のくせに全然分かってねえな。
そういうやつなんだよ、世無はと。
その日の夜、王子は昨日と同じように
何者かの気配を感じながらも一人探索に向かい
盧綺も舌打ちしつつ見張りを続けていた。
一方その頃、カボウの書庫に
勉強しに来ていたライチは
カボウから王子が昼間に
ここに来ていることを聞かされていた。
自主鍛錬の合間に来て本を漁っとる。
本命は魔法書のようだがな。
欲しいというから筆記具もやった。
実に勉強熱心だぞと。
ライチは本なんか自分の部屋に
腐るほどあるだろと呆れるが
カボウは語る。
第七書庫は各地の神話や伝説
民話など古い本が多く収められとる。
神眼や魔眼が今とは違い・・・
邪眼と呼ばれて忌み嫌われていたような話も多いと。
そしてカボウはだが少し
妙なことを言っていたと
王子が言っていたことを話す。
部屋の本を読んでいて思ったんですけど・・・
もしかして神眼だけでなく魔眼も
かなり珍しいものなんですか?と。
それを聞いたライチは目を丸くしながら
え?そりゃそうだろと返し
たしかスゲー低い確率・・・と口にしたところ
カボウはそれを補足する形で
推計で百万に一人だと語る。
だが・・・お付きの魔法使いはもちろん
少年の城に出入りする人間は
全て魔眼持ちだったそうだと。
ライチは何言ってんだとでも言いたげに
は?と零すがカボウは言葉を続ける。
飛国が触れてはならぬ
呪法の国と呼ばれた由縁は・・・
その辺りにあるのかもしれぬなと。
こそこそと深夜の城を探索する王子は
ある考えの元に動いていた。
書庫係のカボウさんも
場所を教えてくれない第三書庫・・・
・・・があるとしたら・・・
このガラクタ部屋辺りなのでは?
そう思い向かった先は
世無の執務室だった。
執務室に世無がいないことを確認した王子は
今夜はここを重点的に探索しようと中に入るが
それを隠れて見ていた盧綺は
王子を睨みつけるように見張っていた。
あの小僧、主の部屋
荒らしやがったらただじゃおかんと。
そんなことなど露知らず
王子は執務室の探索を開始するが
全然開かない箱とかがたくさんあり
探索は思うように進まずにいた。
そうした中、王子は見たことのない形をした
謎の丸い物体を発見する。
玉人形かな?と思いつつ
上部にあるスイッチらしきものに触れると
突然謎の物体は起動し動き出す。
そしてなにも命令していないのに
部屋の掃除をし始めたのを見て気づく。
もしかしておそうじ玉人形なのかと。
執務室の掃除頼まれないのコレでかー
と思いながらも探索を再開した王子は
部屋の奥に通路があることに気づき
足を踏み入れる。
こんなところに通路があったのか・・・
どこに通じてるんだろう・・・と思いつつ
先に進むとそこには巨大な扉と
それを囲むように無数の扉が・・・
自室に戻って来た王子は
筆記用具を手に探索で
分かったことをメモしていた。
城の中の重要っぽい場所は
いくつか見つけた・・・
あの、一つも開かない扉だらけの部屋・・・
あれは気になるな・・・
そう思いながらも何ができるわけでなく
もう世無に直接聞いちゃうかー!?
と叫び声をあげる王子だが
玉を手にとり、じっと見つめる。
そして祈るように櫟江・・・君にも早く
目覚めてほしいんだけどなと玉に願った瞬間
それに応えるように玉から光が!?
あまりのことに何が何やらわからず
困惑していた王子だが
突然王子の体が浮かびあがり!?
そんなことがあったあくる日
王子は体を浮かせながら世無に
報告していた。
これで合ってます?と口にした瞬間
玉の光は力を失ったように消えてしまい
空中から突然落下。
腰を打ったのか痛みにあえぐ王子に
世無はそれは浮揚石だと語る。
物の重さを減らす方向に作用する
内包魔法式を持つ。
どこまでそのつもりだったか知らないが
肌身離さず持ち歩き
呼びかけ続けた介があったな。
ようやくその石もお前を主と認めたんだ。
中々跳ねっ返りのようだがなと。
それを聞いた王子は
てことはやっぱりこの石僕に・・・と
慌てて確認しようとしたところ
世無が隠れていた盧綺に
そんな所いないでこっち来いと声をかける。
すると盧綺は多少耐性があるだけで・・・
日の光の下は嫌いなんですよと
ため息をつきながらやって来る。
世無は改めて盧綺を紹介する。
盧綺はオレの眷属の妖魔であり
ここしばらくお前の行動を見張ってもらった。
随分と城の中を遊び回ってたようだな!と。
王子は気配はともかくとして
妖魔がいることは気づいていたようで
世無は改めて説明する。
飛行魔法術もあるにはあるが
扱いが面倒でな。
だから多くは浮揚石を使う。
推進力変換、出力調整、方向指示・・・
もろもろ魔法式を足して固定し
使える魔法具にする。
そういった装備を積んで
作り上げていった自分専用の道具・・・
それが「魔法使いの杖」となるんだ。
近々外に人を訪ねる用事がある。
そのついでに・・・その石
魔法具屋で杖に仕立ててやろうと。
王子は杖にしてくれるんですか!?と
声を大にして喜ぶ中、世無は言葉を続ける。
杖はさー自分でカスタムして
育てていくもんなんだよ。
店に連れてってやるから
自分で好きな形を選べ。
まぁ最初だし失敗していいが
それでも気に入るやつにした方がいいぞと。
思わぬ言葉に戸惑う王子に世無は告げる。
小僧、オレの旅の供をしろと。
王子はおろか盧綺も
その言葉に驚きを見せる中
世無は告げる。
と、言う訳で――これより
その資格があるかどうかの最終試験・・・
小僧と盧綺二名による
「夜明けまで!耐久鬼ごっこIN莿天城!」
を開催する!!と。
いきなりのことに「ええ!!?」と
声をあげる二人だが
世無はロキ鬼ね。とさっくり告げるのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
前回世無から玉の解放を
課題として与えられたわけですが
とりあえず課題はクリアできたみたいですね。
今回は肌身離さず持ち歩いて
呼びかけ続けたことで玉に認められて
解放に到ったとのことですが
もしかしたら玉にも意思があるのかも。
まあ、前回世無が言っていましたが
一等玉というかなり等級が上のものらしいですし
まさに人を選ぶものなのかも。
とまあそんな感じで無事課題もクリアして
次はなにをするのかと思いきや
まさかの世無との外出とは流石に予想外。
外に出たいと思っていた王子にとっては
これ以上ないほど驚いたでしょうけど
それがまさか盧綺との鬼ごっこ次第とは・・・。
正直王子と盧綺では鬼ごっこと言えども
勝負にならないんじゃないかと
思わなくもありませんが
世無がわざわざやらせるわけですから
王子にも勝ち目はあるのかも。
なんにしても王子との鬼ごっこで
盧綺というか妖魔という種族が
一体どういう種族なのかがわかると思いますので
私的にはそちらのほうが気になるところ。
世無が妖気がどうこう言っていたので
それを使うことで王子の記憶にあったような
幻術などを使えるのだと思いますが
まだまだ謎が多いだけに楽しみです。
続きがどうなるのか気になる本作ですが
次号より休載とのこと。
お知らせを見る限り
春には連載再開するようですので
打ち切り等ではなさそうですね。
まあ、前作であるBIRDMENは
月一連載という形でしたし
今作もそういう形になる可能性もあるのかも。
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