2025年1月23日発売の
週刊ヤングジャンプ 8号に掲載されている
キングダム 第824話の
ネタバレ&感想になります。
第824話 役割
内容ネタバレ
隊員たちの加勢で窮地を脱した信は
他の兵を崇原らに任せ
博王谷らと向き合う。
田有と田永は自分たちが
ヨコヨコを受け持つといい
信は化け物だぞ そいつはと伝えつつも
二人を信じて任せることを決める。
ヨコヨコの戦いぶりを見ていた
隊員たちは大丈夫かと心配し
ヨコヨコも甘く見られたものだと告げる。
しかしそれでも二人は
飛信隊の古参をなめるなとばかりに
ヨコヨコを抑えるため動くのだった。
一方その頃、弓矢兄弟の元にも
渕からの信の援軍を求める伝令が届いていた。
救援を求められた仁は
目の前の戦場に目を向け決断する。
ここは飛信隊の守りの”要”と
河了貂さんから説明されました。
この隊の矢の幕で側面からの敵を
止めてる間は崩されないと。
実質この弓大隊の指揮をしている俺は
今ここを離れるわけにはいかない・・・と。
その上で仁は傍らにいる
弟・淡に告げる。
お前が行って隊長様をお守りしろ。
・・・任せたぞ!と。
任された淡が信の救援へと向かう一方で
博王谷軍の歩兵大隊もまた
将軍の元へ敵が集まっているとして
将軍を守るために動き出す。
その動きを見て崇原は
信が敵副将を討つまで一人も通さないと
迎え撃つことを決める。
敵の騎馬も同様に向かってきており
渕は騎馬は我らの役目だとして
責任をもって止めると声を上げるが
突然大きな音がしたことで驚き目を向ける。
するとそこには博王谷の矛を受け
馬ごと弾き飛ばされる信の姿が!?
既にボロボロだった信が
博王谷に対し劣勢に陥る中
ヨコヨコを相手取る田有らも苦戦していた。
そして背後から襲い掛かった田永が
ヨコヨコに振り返り様に一撃を受け
止めを刺されそうになったその瞬間
ヨコヨコを続け様に矢が襲い掛かる。
辛くもヨコヨコは腕に矢を受けたのみで
矢を防ぐが矢を放った淡は
自分の矢が見えていることに気づき驚愕する。
そんな淡に田永は博王谷を狙えと声をかけるが
信から今のままでいいと逆の事を言われてしまい
どっちに従えばいいのかと戸惑いを見せる淡。
しかし隊長の命令が一番に決まっているという
隊員の声を受け信の言うように
田永たちの援護に回ることを決める。
淡を力を借りたことで
田有達はヨコヨコを押しとどめ
信は博王谷を討つべく動き出す。
そして親衛隊と思われる者たちを
一蹴した信は再度博王谷へと仕掛け
受け止めきれなかった博王谷の顔から
血を流させる程の攻勢を見せる。
先程までとは打って変わって
互角以上に闘いながら信は告げる。
ボロボロがどうした。
ずっとこういう道をかいくぐってきた。
偉大な英雄から受け継ぎ
そこからさらに多くのものを宿し
叩き上げられたこの矛の力は
お前には止められねェぞ 博王谷と。
信の一撃を受けきれず
馬ごと吹き飛ばされた博王谷に対し
信は止めを刺すべく向かっていくも
博王谷は一刀をもって跳ね返し告げる。
止められるに決まっている。
宿りし思いの力は貴様らと我らどちらが重いと?
こちらは国民全員の思いを背負っている。
あまり思い違いするなよ ガキと。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
前回のラストで田有らが救援に駆け付け
ここから巻き返すのかと思われた回でしたが
思いのほか博王谷は強いですね。
ヨコヨコが田有らを圧倒するのは
ある程度わかっていたことですが
ボロボロとは言え信を相手に
真っ向からやりあえるとは
韓の第二将は伊達じゃないなと。
博王谷も言っていましたが
思いの力で決まるというのならば
負ければ亡国の憂き目に合うであろう
韓の将軍はそりゃ強いでしょうね。
これまでの歴史を見るに
滅ぼされた国の民というのは
基本奴隷のように扱われることが
常識みたいですし・・・。
ただ気になるというか
打開するきっかけになるのは
博王谷は言った言葉かと。
「こちらは国民全員の思いを背負っている」
この言葉はある意味正しくはありますが
南陽の民を見る限りそうとは限らない気がします。
飛信隊が出陣する際にも
南陽の民は複雑な気持ちを持ちながらも
武運を祈ってくれてましたし
その点が突破口というか
博王谷を討つきっかけになるかも。
それに南陽の治め方を知って
南陽の近辺にある城はこの戦いに
全軍を出さない城も多いわけですしね。
まあ、何にしても秦国としてみても
一国を亡ぼすということが
一体どういう事なのかわかっていませんし
逆もしかりなのは間違いないかと。
決定的なくらいに戦力に差があれば
また話は別ですが、そうでない以上
最後はやはりどちらの思いの力が上なのかが
大きな焦点になりそうですね。
どちらにしても負けられない戦いなのは
同じですので、思いの多寡も含めて
これからどうなるのか楽しみです。
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