2025年9月3日発売の
週刊少年サンデー 40号に掲載されている
地上へ・・・ 第32話の
ネタバレ&感想になります。
第32話 ホドキシモノ⑥
内容ネタバレ
逃走するピカソを追いかけるヒイロは
改めて”圧”をその身に受け
間違いなくオブジェクトだと感じていた。
追いかけてくるヒイロに対し
ピカソは高層ビルの壁を透過し中へと入りこむ。
ヒイロがそれを見てビルを壊さないように
上空へと進路を変える中
ピカソはそんなヒイロを嘲笑うかのように
ビルの内部を通り抜け地下へ。
そして地下を経由して
離れた道路上に姿を見せたピカソが
まいたかな?と零すがヒイロは
すでに近くのフェンスに座っており声をかける。
いいえ。おまえの”圧”はもうつかんだですと。
躊躇なく攻撃を仕掛けてくるヒイロに対し
ピカソは口元に笑みを浮かべながら
躊躇がないね、一応”人”の姿をしているのだが?
と声をかけるが、ヒイロは告げる。
お前たちオブジェクトには
姿で幻惑するものも多い・・・
死んだ仲間に似せたもの、一見無害に見えるもの
だからそういう時、ヒイロはとりあえず
仕留めることにしているですと。
そんなヒイロに対しピカソは訊ねる。
これが意志の力で物理の法則を
超越せし者か・・・”超人”とかいったっけ?
ずいぶんとボクらの眷属を
仕留めてるようだけど、どういうつもりだい?
世界の終焉はもう止められない・・・
なのになぜキミらは
もとより儚い命を散らせて戦う?と。
ピカソの言葉にヒイロは答える。
・・・それが我らの使命だからです!と。
ヒイロの答えにピカソは
呆れたように笑っていた。
あはは、それじゃまるで
自らの状況もわからずに
火の中に飛んでいく虫みたいだね。
実に哀れだとピカソが笑うのを止めた瞬間
ヒイロは攻撃を仕掛けるも
ピカソにあっさり躱された上に
吐き出した息だけで吹き飛ばされていた。
息の衝撃によって道路や車が吹き飛ぶ中
ピカソは笑みを浮かべていた。
なる程たしかに人を越えてるけど
ボクらの敵じゃないねと。
そして吹き飛ばされたヒイロも理解する。
相手は今まで戦ったオブジェクトとは
次元が違うのだと。
それでも負けるわけにはいかないとばかりに
攻撃を仕掛けようとするヒイロだが
ピカソは人差し指を立て口を開く。
キミらの力が意志の力で”物理を越える”なら・・・
そうだね。ボクの力は「思えば叶う。」かな。
そうら指先一つで・・・と口にした瞬間
ピカソの指先にエネルギーが収束し
それを見たヒイロはこのエネルギーの質量・・・
受けてはマズイです!と咄嗟に躱すが
放たれたエネルギーはとてつもなく・・・!?
巨大オブジェクトと戦っていたビャクグンの元にも
ピカソの放った攻撃の衝撃が届き
あまりの巨大なエネルギー波を前に
ビャクグンが咄嗟に防御姿勢をとる程だった。
ピカソの攻撃を目の当たりにした
スタッフや総理達が愕然とする中
モニターじっと見ていた局長は呟く。
終焉が、始まると。
街一つを飲み込むほどの一撃を放ったピカソは
機嫌良さげに崩れ行く街並みを眺め呟く。
終わりは悲しいねー。
でも、ボクはその悲しさが好きなんだと。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
ついにヒイロとピカソの戦いが始まりましたが
なんていうかまるで相手になっていませんでしたね・・・。
ヒイロが今まで戦ったオブジェクトとは
次元が違うと内心呟いていましたが
まさにその通りの結果だったと思います。
今まで見てきた作品的にピカソは
最終的に戦うラスボス的な存在かなと思っていたので
今のヒイロでは太刀打ちできないのは
なんとなく予想していたものの
正直予想していた以上に強いなと。
あんな一瞬で放ったエネルギーで
街一つ消滅させる程ですからね。
前のヒイロのように覚醒しても
まだまだ届かないだろうなと。
ただこういうバトル漫画において
強敵を倒すために強くなっていく展開は
正に王道だと思いますので
壁が高ければ高い程、盛り上がるのかも。
そんな感じでピカソの実力の一端が
明かされた回だったわけですが
ふと疑問に思ったのは
あれだけの力を持っているのに
何故まだ地上を滅ぼしていないのかについて。
正直ヒイロ達でも太刀打ちできない以上
地上の兵器が通用しないのは間違いない中で
滅ぼさないというか滅ぼせない理由が
なにかしらあるのか気になるところです。
確か地上に出ているであろうオブジェクトは
ピカソ以外にも何体かいるはずですし。
まあ、その辺りはいずれ明らかになると思いますが
現時点ではどう考えても勝てない相手なのは
良くわかったので今後どう展開していくのか楽しみです。
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