雑誌掲載最新話 界変の魔法使い

界変の魔法使い 最新 第40話 ネタバレ&感想 アギリとの密会

2026年8月26日発売の

週刊少年サンデー 39号に掲載されている

界変の魔法使い 第40話

ネタバレ&感想になります。

 

其の四十 国と魔力と魔法式

内容ネタバレ

 

あなたと、ちゃんと話してみたいと思っていました。

少し、お時間頂いてよろしいですか?

 

宮殿を抜け出そうとしていた王子から

突然そんな事を言われたアギリは

その思惑に気づいたのか笑っていた。

 

逃亡を装って、一国の皇帝を

呼び出したと・・・?いい度胸だと。

 

そんなアギリに王子は尋ねる。

アギリさん、あなたは――どうやって

力を自分のものにしましたか?と。

 

何のために力を使いたい?と

逆に問いかけられた王子は

今は・・・逃げるためですと答える。

続けて何から?と問われ、世無からと。

 

迷惑をかけたくないという話か?

それとも自由になりたいと?

 

そんなアギリの言葉に対し

王子は両方・・・のような気がしますと返す。

 

僕は・・・本当の弟子ではないんです。

なのにあの人は旅のお供をするついでと言って

外の世界を知らない僕に

あちこち見せて回って楽しませてくれて・・・と。

 

それに対しアギリは

供?今回の旅の主役はお前だと語る。

 

お前に世界の片鱗と

私という神眼持ちの先達を見せて

自らの未来を考える助けに――

というのが目的なんだからなと。


アギリの言葉を聞いて呆気にとられる王子だが

次の瞬間、これまでの表情から一転して

顔を歪めたかと思いきや

体を震わせながら口を開く。

 

まったく・・・ついでですらないとは・・・

ホントに・・・あの人は・・・

 

ごちゃごちゃ くどくど 気まぐれだなんだ・・・

言い訳ばかりしやがって・・・

 

結局いつも・・・いっっっつも!

全部ッ!僕のためじゃないか!

 

たまたま庭で拾っただけの!厄介な子どもに!

手間ヒマかけて何してくれてんだ!

 

こっちは・・・こっちは精一杯

心を開かないようにしてるのに・・・!

 

そう言って地団駄を踏みながら

頭を抱える王子をアギリはじっと見ていた。

 

そして王子は顔を上げ、言葉を続ける。

あの人がいると僕は悪いことができない。

 

このまま・・・ただのお宝でも 厄才の種でも

厄介な子どもでもいたくありません。

 

僕を縛るすべてを黙らせる力が欲しい。

王子がそう口にした瞬間

王子は別の空間にいるかのような感覚を覚えていた。

 

脚が動かない。息が・・・風の音も消えたと

目を見開き動けずにいる王子に見て

アギリは口元に笑みを浮かべていた。

 

これだけ縛っても、さすがに目は見えるか。

アギリがそう口にした次の瞬間

王子はアギリが放ったと思われる攻撃を受け

血を噴き出して倒れこむ。

 

何が起きたのかわからず戸惑う王子に

アギリは告げる。

 

・・・無垢の魔力を当てただけだ。

魔法式はのせてない。

ふつうの生き物なら即死だろうな。

 

力を使うのは簡単さと言いつつ

アギリは己の神眼を指し、言葉を続ける。

 

ここに既に魔力も魔法式もあるのだからね。

だが加減が難しい。余計な作用が出ても困る。

 

少しずつ慣らしていくしかないが

精度を上げる方法は幾つかある。

 

私が最初に心がけたのは

極力魔力を使わぬことだ。

 

目的に必要なだけの魔法式を選び

隙なく組み上げ、必要最低限の魔力を

そこに無駄なく注ぎ込み形にする。

 

ほとんどの魔法式は驚くほど少量の魔力で動く。

今ぶつけた魔力なら、それなりの式を

のせれば一国吹っとばせる。

 

一度に使える魔力量にも個人差はあるが――

神眼持ち、しかも両眼。お前は破格だろうと。

 

アギリから痛いか?と言われ

王子が大したことありませんと

流れた血を拭うと、アギリは言葉を続ける。

 

そうだ、お前の痛みや苦しみなど

大したことないのだよ。

 

そして我々のような者は・・・

この程度のことが・・・・・・・・生き死に関わる者たちを

巻き込まずに生きることなどできない――

 

だから私は国にした。

全て背負うことにしたと。


我が一挙手一投足に多くの責任が伴うことを

より明確により具体的に想像できるよう仕向けた。

 

自分で自分を縛る。

呪法的アプローチだがこれが最も有効な方法だ。

おのずと精度は上がる。

 

お前は・・・世無とは違うな。

私に近い。

 

自分の望みのために道を踏み外すタイプだろう。

だから言ってる。背負え、逃げるな

 

無理なら怪物になる前に

ここでその両眼くり抜くまでだ。

ただの子供にしてやる。

 

返事は?との言葉に対し

王子は即座に身を正し、頭を下げる。

 

数々の無礼、お許しください。

少し、道が見えました。

ご教授頂きありがとうございます。

 

そう王子が告げ、顔を上げた時には

アギリの姿は煙のように消えていた。

 

姿を消したアギリは

再び世無のいる部屋へ戻っていた。

 

笑いながら戻ってきたアギリに

世無が笑いながら戻ってくるな

気持ちが悪いと声をかけると

アギリは笑みを浮かべながら告げる。

不敬なお前の弟子に、呪いをかけてきたぞと。

 

それを聞いた世無がはあ!?と返すのを見て

アギリは高笑いしながら口を開く。

 

期限はあと二日か!

鬼壱からは守ってやるよ。

少なくとも片目は死守しよう!

 

やはりもう少し長生きするかな。

あれの育つのが見たいと。

 

そして一人残された王子は

脳裏にロウエの事を思い浮かべながら

じっと未来を見据えるかのように

遠くへ視線を向けるのだった。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

王子とアギリが一体何を話すのかと思ってましたが

なんだか思っていた以上に真面目な話でしたね。

 

アギリが分からせた方法は乱暴でしたが

アギリも言っていたように世無よりも

タイプが近いからこそ

王子にとって響いたのかも。

 

それにしてもあれほどまでにアギリが

王子を気に入るとは思いもしませんでしたが

その結果、鬼壱から守ってくれるらしいので

悪くない邂逅だったと思います。

 

少なくとも片目は死守しようという言葉に

一抹の不安はありますが

それだけ厄介な相手なので

片目と命が守られるだけでも十分かと。

 

それに世無も当然弟子を守ろうと動くでしょうし

一方的にはならなそうで何よりという感じでしょうか。

 

なんにせよアギリと話したことで

王子も進むべき道というか

やるべきことを理解したみたいですので

それだけでも会いに来て良かったのかも。

 

あとは鬼壱との話し合いがどうなるかが

気になるところではありますが

どんな展開を見せるのか楽しみです。

 

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