2024年11月27日発売の
週刊少年サンデー 53号に掲載されている
界変の魔法使い 第12話の
ネタバレ&感想になります。
其の十二 魔法使いの庭
内容ネタバレ
銅鑼が鳴り響く昼食時
王子は食堂に弁当を取りに来ていた。
今日は昼休みに庭を
案内してもらえるようで
メーガイと共に庭へと向かうことに。
メーガイは親方への差し入れとして
ニラ饅頭を手に持っており
王子は改めてヨウゼンについて尋ねる。
ヨウゼンさんは仙人に
なりかけていると聞いたと。
メーガイは仙人になってほしくないのか
もうほとんど食事しないんだけど
悪あがきだとして不安を吐露する。
弟子がこんなこと言っちゃいけないけど・・・
なんか遠くにいっちゃう感じがして・・・
仙人になっても庭作り
教えてくれるかな~と。
そんなことを話していたところ
王子も見覚えがある庭に到着する。
メーガイによるとこの庭が
一番大きな庭らしく
庭は扉が開いてる時は大体
ようこそって感じとのことだった。
大きい木が並ぶ道を歩いていくと
そこには大きな池があり
その中央にある建物の窓には
煙管を手にしたヨウゼンが二人を待っていた。
ここに客を迎えるのは久方ぶりだよと
快く王子を迎えたヨウゼン。
そう言って煙管を吸い出すのをよそに
メーガイから食べながら庭を楽しもうかと言われ
弁当に手をつけるがヨウゼンの向こう側から
見える光景を見て違和感を覚えていた。
あれ?池にあんなに靄かかってたっけ?
そう思いながらじっと見ていたところ
池のちかくにある枯れた木が
花をつけたのに気づき声をあげる。
メーガイはそんな王子に
今度は逆側の窓を見るように言い
王子は言われるままに目を向けるが
その光景は先程までとはまるで違っていた。
それぞれの窓から見える光景は
春夏秋冬を表しているのか
王子は思わず立ち上がってしまうも
そんな王子にヨウゼンは尋ねる。
王子くんはどの窓がお好みかな?と。
その問いに王子は笑みを浮かべながら
春が好きですと返す。
僕の国は、冬が厳しかったので・・・と。
その言葉を聞いたヨウゼンが
煙管を吸い煙を吐き出すと
窓から見える木に花が咲き誇り
中に風と共に花弁が吹き込む。
その風に春を感じた王子は
櫟江と共に花を見た記憶を思い浮かべるが
同時にこれが幻術であることに気づき・・・。
王子君の目にはすぐ分かっちゃうかと
笑みを浮かべるヨウゼンに王子は語る。
離宮に棲みつく妖魔に
よく見せてもらっていました。
そもそもは魔女たちの誰かが
使役していたものだと思いますが・・・
僕のいた離宮は元は
魔女たちの館だったと聞いています。
様々な術を使い歴代の王を
楽しませてきた場所だと。
僕が生まれたせいで・・・
住む魔女も一人になって
抜け殻みたいになってましたけどと。
ヨウゼンはそんな王子に
幻術は珍しくなかったかな残念と口にするが
王子はそんなことないですと返す。
なつかしいといったら変なのですが
長く続いた冬が明けて――
空気が変わって少し表情が
ゆるむような感じとか・・・
なんていうか幸せだった時の記憶を・・・
色々思い出すような――
そう口にした王子の表情は
言葉とは裏腹に悲しげで・・・。
そんな王子の表情を見てなのか
ヨウゼンは王子に声をかける。
この間運んでいた木あるだろう。
今、あれを使って春の庭を作ってる。
食事の後少し見せてあげようと。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
前回言っていたように
ヨウゼンのいる庭を案内されたわけですが
魔法らしい魔法が見れた気がします。
分類としては幻術らしいですが
ああも息を吸うように使えるわけですから
それだけヨウゼンも実力者なんだろうなと。
そういえば仙人といえば
霞を食べていると言われてますが
この世界でも同じみたいですね。
神仙である世無も同じみたいですし
それだけ現世と離れた存在なのかも。
世無の弟子ということもあって
王子もいずれその道に進むことに
なる可能性は高そうです。
まあ、どちらにしても
ずっと先の事だと思いますが。
というわけで今回は庭と
ヨウゼンについての話でしたが
それ以上のことはなかったかと。
とりあえず次回はヨウゼンが今作っている
春の庭を見せてくれるとのことですので
引き続き穏やかな回になりそうですね。
それも黒の魔法使いらが
動かなければの事だとは思いますが
ひとまずヨウゼンが作っている春の庭が
一体どのようなものなのか楽しみです。
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