第9章 流血の狂宴
内容ネタバレ
エラムが鳥を弓で狩り、洞穴に戻ると中では
アルスラーンがダリューンに稽古をつけてもらっているらしく
激しい剣戟の音がしていた。
それを見ていたナルサス曰く今朝方ダリューンに頭を下げて
自分を鍛えてくれるように頼んでいたと。
そして稽古していたアルスラーンの息が切れた頃
ナルサスはそろそろ山を下りる相談をしようと持ち掛け話し合っていたが
洞穴の外にそれを聞くきこりの姿が・・・。
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それによると十四日の夜に山の外の仲間と呼応して突破するとのことで
それを聞いた者たちは当日の夜まで休みを取るようにと指示し
十四日の夜に全兵力で迎え撃つことになるが・・・。
そして夜が更け、寝ずの番をしている兵士が明日でやっと片がつくなと話していると
そこに騎馬に乗ったダリューンが現れる。
その後にはナルサスも現れ、日にちを間違えたと笑顔で伝えると
アルスラーンとエラムも現れ四人はそのまま逃走してしまう。
自分たちが騙されたことに憤慨する者たちをよそに馬に乗って逃げるアルスラーンは
その道中、父は無事なのか王都は無事なのかと心配していたが・・・。
その頃、王都エクバターナではルシタニア兵による虐殺が行われていた。
さらに王宮にある女神像までも破壊され略奪が行われていたが
そこにギーヴが現れる。
現れたギーヴはそこにいた者たちを一蹴し
その部隊の隊長捕まえると命を助ける代わりに
略奪品を渡せと言い出し・・・。
そしてある部隊は王妃タハミーネの捜索をしながら探す気があるのかないのか
目につくものを虐殺していたが
そこにルシタニア国王であるイノケンティス7世が入場するとの情報が・・・。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方はコミックスでどうぞ!
感想
どの漫画でも歴史でもそうですが
戦に負けた国とは悲惨なものですよね・・・。
まあ、パルスも今まで戦った国の連中を奴隷にしてきたわけですから
仕方がないといえばその通りなんですが負けた相手が悪かったですね。
通常だったら負けたとしても悪くて奴隷にされる程度ですが
ルシタニアの場合イアルダボート教以外は認めないこともあり
かなりの数が虐殺されてましたし。
まあ、それはそれとして本当にギーヴが王宮に戻るとは驚きました。
確かに戻るようなことを言っていましたがあの状況にも関わらず戻り
さらに略奪品を奪うとはもう脱帽です。
一体どれほど自分に自信があるのかわかりませんね。
次回の展開についてですがようやく山から脱出したアルスラーンたちが
一体どこに向かうのか気になるところですね。
普通に考えれば王都ですが行ったところで意味はないわけで・・・。
それに王妃が今どこにいるのかも気になるところですね。
ギーヴに王妃の影武者を逃がすようにと言っていた以上
すでに逃げたかどこかに隠れているのではないかと思いますが
あの王妃の考えていることはイマイチ謎なだけにその行動が読めませんね。
ただ、謎が残っている以上死んではいないでしょうけど・・・。