7月4日発売のコミックガーデン8月号に連載されている
魔法使いの嫁 20話のネタバレ&感想になります。
第20篇 East, west, homes best.
内容ネタバレ
起きてこないジョエルの様子を見に行ったリャナン・シーだったが
彼の様子はいつもと違うようで・・・。
数日に一度、多い時は毎日人間ではないヒトたちが
エリアスのもとへとやってくる。
その日、呼び鈴に応じたチセが見たのは
ヤギのような姿をしたヒトだった。
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その場から離れるチセは傍にいたルツから
あれがヤギに見えるのかと言われ首から下げたまじない石の穴から覗いてみると
そこにはヤギなどではなく形容しがたいものが映っていた。
あまりのことに驚くチセだったがエリアスから
物置にある紫の包みを持ってくるようにと言われ
二階にある開かずの物置へ。
その物置はエリアスにものを頼まれたときだけ開き
探し物はすぐに目の前に出てくる不思議な物置だった。
紫の包みの中は生きているように動いていたが
エリアスは訪れたヒトと包みと何かを交換しているようで・・・。
そうした中、次に現れたのは咳をして辛そうな表情を見せる
サイモンだった。
山門は昔からちょっと息がしづらいだけだとして
いつもの薬を頼みに来たらしく・・・。
そして午前の時間が終わり魔法の勉強をするチセ。
以前の経験からか真面目に勉強しているチセのもとへ
エリアスが姿を現す。
エリアスは勉強でわからないことはないかと聞き
問題なさそうな様子を見てまだしっかり見ていなかったとして
チセの杖を見せてもらうことに。
その杖を見てチセの髪と同じ色だと評したエリアスは
本当は自分が仕上げようと思っていたと語る。
杖の仕上げは出来れば誰か別の手が関わることが望ましいらしく
杖というのは長い旅路を歩きとおすためのものであるから
先達が若者の杖に祝福するのだと。
エリアスの場合はその時にリンデルがどこにいるのかわからなかったらしく
頼めなかったと語るが・・・。
それを聞いたチセは2本目を作る時が来たらエリアスにお願いしますねと告げた
次の瞬間呼び鈴がなりその対応に向かうとそこには
杖を持ち顔を隠した魔法使いらしきヒトの姿が。
エリアスから灰の目と呼ばれたそのヒトは
新しい魔法使いが生まれたと聞き祝いをしたくてやってきたと語る。
エリアスはチセにあれが何千年と生きているモノで時々交流しにくること、
そして人間じゃないと伝え気をつけるようにと警戒を促すが
灰の目は傷をつける気などないとしてチセの顔を触り東の果ての血のものだと告げる。
さらにチセの髪や目の色からあの島国のものとはいささか異なるとして
祖に大陸の西に連なるものがいるのだろうと。
それを聞いたチセが家族のことはわからないと謝ると
灰の目は個として生きるのであれば些細なことだと告げる。
そして人間はいつも無用に物事を考えすぎると言いながら懐から
毛皮のようなものを取り出すと我らをとらえ縛る一族の末子に贈り物をと
その毛皮をいきなりチセに被せ!?
エリアスの引き止める間もなく毛皮を被ってしまったチセは
次の瞬間していた指輪が外れ、そこには狐に変化したチセの姿が。
狐に姿を変えたチセは灰の目からお前が最後に立ち止ったその場所が
お前の在るべき野になるだろうと言われ家の外へと出て行ってしまう。
すぐさまチセを追いかけようとするエリアスだったが
灰の目から止められ夜の愛し仔(スレイ・ベガ)とはそういうものであり
ゆえに我らと同じく古き良きの隣人(スレイ・ベガ)と呼ばれていることを忘れたかと言われ
追わずとも家が恋しければ戻るだろうと告げる。
そしてさらにお前のそばに置くならば人の身でない方が都合がいいだろうと告げるも
エリアスは僕は寒いのが嫌いなんだと言いその後を追っていくのだった。
森を歩くチセは自分のことがあまりよくわからなくなりつつあったが
呼ばれるままに歩いているとそこに立ち塞がるようにルツの姿が。
ルツにこのまま行くのかと問いかけられたチセが
むこうに呼ばれているから行くと応えるとルツもまた一緒に行くことを伝えるが
お前はあっちに何も無いのかと再度問われ考えているとチセと呼ぶ声が。
そこに現れたのは獣の姿に変化したエリアスだった。
現れたエリアスはチセがいてくれないと困ると言い
寒くて「さみしい」と語る。
それを聞いたチセは次の瞬間、元の人間の姿に戻ると
エリアスを抱きしめながら寒いのは私も嫌いだと話し・・・。
家に帰って来たチセは先程までの狐に変化していた後遺症なのか
まだ脳みそが霞がかっているような状態だった。
エリアスによるとあれは呪いの類いであり
あの毛皮は人狼になるのに必要なものであると。
そして人狼には2種類あって生まれながらの生物としての人狼と
呪いによって人間が獣に変わる人狼があり
呪いによって変化した人から剥いだのがあの毛皮だと説明されるが・・・。
その後、今日の一日を記した手紙を書いたチセは
平穏な一日とは程遠いけどまあいっかとして
ルツと一緒に寝床へと入るのだった。
そして微睡みの中にいたチセが何かの気配を感じて目を覚ますと
目の前にはジョエルをたすけてと悲痛な声をあげるリャナン・シーの姿が!?
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
簡易あらすじだけで随分と長くなってしまいましたが
なにわともあれ150万部突破おめでとうございます!
まだたった3巻しか出ていないわけですから
この売り上げ数は大したものだと思います!
9月10日に第4巻発売も決まりましたので
200万部突破も目前ではないかと!
とりあえずまだ予約していない方は
こちらのページにリンク貼ってあるのでそこからどうぞ!
それにしてもエリアスの交友関係って相変わらず良く分かりませんが
あのヤギさんはともかく灰の目は一体何なんでしょうね?
いきなりチセに人狼の毛皮を被せたことから悪い奴かと思いましたが
なんかエリアスの為にやったようなことを言っていましたしね。
まあ、結果としてカワイイ狐が見られたので私的には文句ありませんが(笑)
その狐なんですがなんで人狼の毛皮で狼ではなく狐だったんでしょうかね?
エリアスもよく意味が分かっていないのか狼じゃなくて狐だったけどと言っていましたが
やっぱり見た目的に狐の方がカワイイかったからとかなんでしょうか。
まあ、狼しても狐にしてもイヌ科ですから
大きい区分ではそう変わらないのかもしれませんが謎ですね・・・。
そういえば今回の話で気になったんですが
チセが書いている手紙ってあれは誰当てなんですかね?
最初の方にこの間はお世話になりましたとありましたので
杖関係でリンデルなのかなと思いましたが
アンジェリカということもあり得るのかなと。
なんだかんだ言ってチセを心配して来てくれたわけですし
その可能性もあり得るのかなと。
ただいきなりでびっくりしたと思いますがという言葉と
優しいあなたが心配しなくてもという言葉がなんか引っかかるものがあるので
全く別の人物の可能性もあり得るのかなと思ったりしますがはっきりしない感じですね。
次回の展開についてですが
冒頭でもあったようにジョエルになにかあったみたいなので
彼絡みの話になりそうですね。
年齢が年齢なので命の危険があるんじゃないかとは思いますが
病気ならともかく老衰の可能性もありそうな気が。
どちらにしてもリャナン・シーにとっては大事ですし
チセにとっても数少ない知り合いになるわけですから気が気じゃない展開になるかなと。