魔法使いの嫁に登場する主人公チセの最大の特徴とも言える
夜の愛し仔(スレイ・ベガ)について色々考察したいと思います。
あくまで私自身の主観ですのであしからず。
Contents
夜の愛し仔(スレイ・ベガ)について
まず現時点(第34話まで)で分かっている事をまとめると
・妖精にとって女王蜂みたいなもの(エリアス)
・魔力に対して大きなスポンジみたいなもの(エリアス)
・無尽蔵に魔力を吸収し生み出すことが出来るが短命(レンフレッド&アリス)
・古き良き隣人(灰の目)
と言ったところでしょうか。
・妖精にとって女王蜂みたいなもの?
この言葉は第1巻でチセからスレイ・ベガについて尋ねられた際のエリアスの説明の一端となります。
スレイ・ベガは妖精にとって特別なものであるらしく
チセにように彼らを見ることが出来ようと出来まいとに拘らず
関係なく寄って来る事からそれを働き蜂だと例え
寄ってこられる方を女王蜂だと例えたのではないかと。
しかし人間とは違う価値観で動く彼らの親切と好意が人間にとって為になるとは限らず
場合によってはマイナスに働くこともあるが
彼らの助けを必要とする魔法を使うには大きなプラスであり
魔法使いとしての素質大。
何故スレイ・ベガが妖精にとって特別なのかはわかりませんが
今までの流れからするとその大量の魔力とその立ち位置が要因なのかも。
(立ち位置については後述の古き良き隣人で)
・魔力に対して大きなスポンジみたいなもの
これは第1巻でアンジェリカの工房でエリアスが語ったスレイ・ベガの特性に関する説明の一端になります。
スレイ・ベガは周囲の力を吸収しそれを魔力として
体に蓄積するのに長けているが溜めすぎる結果使える魔力が多すぎて
通常少量しか変化するものも肥大しすぎてしまうとの事。
エリアス曰く”ただの調整下手”。
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・無尽蔵に魔力を吸収し生み出すことが出来るが短命
これは第2巻で何も知らされていないと思われるチセに対しスレンフレッドとアリスがレイ・ベガについて語った一端となります。
スレイ・ベガは無尽蔵に魔力を吸収し生み出すことが出来るが
その耐久力は並かそれより劣ることから際限なく過剰に吸収と生産を繰り返すうちに
やがて身体が負荷に耐えられなくなってしまうとの事。
前述したスポンジのようなものでした説明のマイナス部分を
より分かりやすく説明したものになります。
これを少しでも防ぐためにエリアスはアンジェリカに
魔力の生産を抑える指輪を作ってもらったと言う事ですね。
・古き良き隣人
これは第4巻でエリアスの家にやって来た灰の目が話していたスレイ・ベガの別の呼び方になります。
この言葉については多分に主観が混じることになるんですが
妖精が自身のことを隣人とかお隣さんとか言っていたことから
”古き良き隣人”とは妖精達に限りなく近い人間を指すのではないかと。
前述した女王蜂のようなもので触れた立ち位置として
妖精と人間の狭間にいるのがスレイ・ベガなんじゃないかと考察してます。
その為、通常の人間よりも妖精にずっと近いスレイ・ベガを特別に扱い
言ってみれば仲間意識みたいなものを持っているんじゃないかなと。
現に1巻で空気の精(エアリエル)が妖精の国に連れていこうとしてましたしね。
だからこそ妖精たちは喜んで力を貸してくれようとするし
スレイ・ベガが大事だからこそ妖精の国に連れていこうとしたんじゃないかなと。
現段階で分かっていることはこのくらいになります。
その特性から不幸な人生を歩むことが多いスレイ・ベガですが
チセだけでも幸せな人生を過ごしてもらいたいですし
そのためにもエリアスには色々頑張って欲しいですね。