テラフォーマーズ #40(213話)のネタバレ&感想になります。
#40 THE END OF THE CENTURY 聖なるものに飢えたもの
内容ネタバレ
避難バスが各地に到着し始め民間人の移動が滞りなく行われ始めた一方
地球人の連合軍が奮闘し防衛ラインがようやく海岸近くまで
押し返し始めていた。
しかしこの戦いはテラフォーマーという地球人以外の生物が相手だったことから
どうすれば終わるのか誰も分からずにいた。
火星には0か1、生き残るか死ぬかしか無く
それはその生物の魂の在り方であり
魂の色は言葉では塗り替えることができないそういうものだった・・・。
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「何故<祈る者>は日本に狙いを定めたのか」と問われたルークローマ連邦大統領は
完璧な地にはヒトを守る条件(ちから)があり
ヒトがそこを目指すのは必然なのだと答えていた。
我々人間はゴキブリとは違い自分の娘と地球の反対側に住んでいる見知らぬ男の
命の価値が同じではなくそうだからこそ
「ここにある城には自分の見方を住まわせてやりたい」
たまたまそういう地理に在るのだと。
このような場所は日本だけでなく現代の地名で言う”山壌””グランメキシコ”等
ローマ連邦を含めていずれも大国家が栄え
教えの中で聖地とされこれは偶然ではないと語る。
だから<祈る者>は日本を目指し、あんたは”ローマ連邦を創った”、
それが王の責務だと問いかけて来たジョセフに告げるのだった。
その答えはジョセフにもある程度納得できるものだったらしく
まぁ、そんな所だと返すと
<祈る者>が到着し次第、日本での戦闘を一段落”つかせる”
そうしたらいよいよだ、忙しくなるぞ・・・と口にするのだった。
数時間後、中国北部ゴビ砂漠某所。
日向とダンは普通ならば罠としか思えない手紙の話に乗った
”彼”のことを心配しながらも、だがもしあの話が本当だとしたら
こちらにも得るものがあり行かざるを得まいと考えていた。
そして日向たちのいる地点より離れること十数km。
電波も届かずあらゆる記録から抹消された地下実験場に
”彼”と小町小吉の姿があった。
スピーカーから聞こえる声に従いマスクを外した小吉は
「何故来たんだ・・・お前たちにとって俺を連れ戻すメリットなどないはずだ」と
”彼”がここに来たことを非難するが返ってきたのは
「いや、燈君にももう話した」という言葉だった。
そしてスピーカーの向こう側にいる凱から
一人または膝丸燈と二人で来いと手紙に書いたはずだが?と声をかけられるが
そこにいたのは日本国内閣総理大臣である蛭間一郎その人だった。
蛭間は手紙を読んだのが自分では不足かね?と返しながら
交換などありはしない、その男は日本国民だとして
総理大臣自ら引き取りに来たと告げる。
そして小吉に帰るぞと声をかけるが
小吉は俺は会いたくなかった、今からでも帰るんだと返し
凱もまたこのタイミングで蛭間を捕まえられるとはと笑みを浮かべながら
やれと命令を下すのだった・・・。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
今回は色々な意味で予想外なことが起きてましたね。
とりあえず流れ的にあらすじでは書かなかったんですが
なんか朝太郎、<祈る者>に負けたっぽい?
一コマだったのでもしかしたら違うかもしれませんが
恐怖からか安堵からかどうかはわかりませんが涙を流し息を切らした
<祈る者>の前に朝太郎らしき男が倒れているのが描かれていましたので
あれを見る限りではおそらくそうなんじゃないかなと。
正直朝太郎が優勢だと思っていただけに
一体どんな戦いだったのか気になるところではありますが
願わくば命だけでも助かっていればいいなと・・・。
そしてようやくあの手紙について進展したのはともかく
なんであの場面で蛭間登場!?
彼と小吉は古くからの仲間ですので
いること自体は理解できなくもないんですが
それにしたって日本のトップがなにしてんの!?
って感じが大きかったですね。
そして最後の最後に特大の予想外な出来事言えば
テラフォーマーの長期休載・・・。
週1連載はかなりの激務と言う事もあって
たまに1週長くても1ヶ月ほど休載になることもありますが
今回の休載は秋ごろまで続くとの事。
どうやら作者の貴家悠先生の病気療養のためらしいですが
半年もの期間を設けるとは流石に大丈夫なのかと心配になります・・・。
読者としては早く連載再開してほしい所ではありますが
半年もの療養となると下手すれば命にも関わるレベルの可能性もありますし
そうでない事を願うばかりです。
ともあれ療養が必要なのは間違いなさそうですので
かなり先ではありますがファンの一人として
秋頃に再び連載が再開されることを願っています。
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