ヒストリエ 102話のネタバレ&感想になります。
第102話 心の座・5
内容ネタバレ
紀元前4世紀当時。
野生のライオンの生息域は現在よりも遥かに広く
アフリカ大陸の砂漠などを除くほぼ全域と
インドから西アジア東ヨーロッパまで及んでいた。
フィリッポスによる獅子狩りは
弓や槍を用いて順調に行われていた。
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そうした中、他よりも大きい獅子が姿を見せ
フィリッポスは弓を使わずに槍で仕留めるようにと命を下す。
しかしその獅子は包囲していた兵の一人に体当たりし
包囲を抜けるとまるでフィリッポスが
この場の指揮官であることを理解しているかのように
一直線にフィリッポスに向かってきていた。
そんな獅子の前に立ち塞がったパウサニアスだったが
襲い掛かろうとする獅子の貌を目を見た瞬間
何か訴えかけられているかのように感じ槍を下げてしまい
最後に目にしたのは自分に向かって腕を振り上げる獅子の姿だった。
目を覚ましたパウサニアスは傍にいた男に
あのライオンの貌について聞くが
特に変わったことはなかったらしく
あの時の事について説明を受ける事に。
どうやらあのライオンは他のものに仕留められたようで
ライオンを前に動かなかったパウサニアスは
怖じ気づいたと思われているらしく
その事でお前にも”心”があったんだなと言われる始末だった。
顔中に包帯を巻かれたパウサニアスは横になりながら
一人あの獅子の貌は何だったのか考えるのだった・・・。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
あのパウサニアスの顔の傷がどうして出来たのか
今回でやっと判明しましたね。
ライオンの爪に襲われてあれだけの傷で
済んだこと自体運がいいのかもしれませんが
表舞台に出るのはちょっと難しいでしょうね。
あの傷が癒えてから他のところへ異動になったのか
それとも職を辞したのかはわかりませんが
とりあえずあの事件は彼にとって大きなターニングポイントに
なったのは間違いないかと。
ライオンの貌については描かれていませんでしたが
貌を見たパウサニアスが何かを感じた結果
ああなったわけですし彼の人生において
何か大きな事なんだろうなと。
それが次回明らかになるかどうかはわかりませんが
次回か次々回あたりにはこの回想も終わりそうですので
終わった時にどんな展開が待っているのか楽しみです。
主人公の影が薄くなってきましたし
そろそろエウメネス視点に戻ってもいいんじゃないかと思いますしね。
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