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ヒストリエ 最新 112話 内容ネタバレ&感想 王の祭典

2020年7月22日発売のアフタヌーン 2020年9月号に連載されている

ヒストリエ 112話のネタバレ&感想になります。

 

第112話 カルディア(心臓)・1

内容ネタバレ

 

紀元前336年初夏。

マケドニアの旧都アイガイでの式典は

隣国エペイロスの王とマケドニア王家の娘との

結婚を祝うためという名目で開かれたものであった。

 

がもはや主役は新郎新婦ではなく

マケドニアの王自身。

 

フィリッポスその人のための

祭典となっていた。

 

国内外から招待された名士たちは前列の席に

そして劇場を埋めた多くの観衆を前に

マケドニア王は登場。

 

主役・フィリッポスに続いてエペイロス王と

王太子アレクサンドロスも劇場入り口に。


王宮日誌エウメネス私書録。

フィリッポス王がゆっくり歩んで向かう王座

その席の前に小さな演台が設置され

上にはアリストテレス先生制作の球体の模型が置いてあった。

 

この後フィリッポス王が観衆たちに向け

その模型を使って何やら王鄴な一大宣言でも

かますつもりなのか・・・などと想像してもみた。

 

が広い劇場の中でその球体はずいぶんと小さく

人々の目には容易に理解しづらい代物なのではとも思えた。

 

あるいは特に使用する目的ではなく

ただ置いていただけだったのかもしれない。

 

フィリッポスは球体の模型を前に考えていた。

最近の学者の見解では球体の大地の周囲は

※40万スタディアどころか30万スタディア、

あるいはさらに小さいのではないかと言われているが

それでも自分の代でどこまで征けるだろうかと。

 

※40万スタディアは約7万2千km

 30万スタディアは約5万4千km

 

そして自分の後は次なるフィリッポスにと思いつつ

席からこちらを見ているエウメネスに目を向け

頼りにしているぞ!左腕よ!と期待を向けていた。

 

そんな矢先、エペイロス王とアレキサンドロスとの間から

突然パウサニアスが姿を見せる。

 

声をかけられたフィリッポスは

何故お前がここにいるのかと尋ねようとしたが

次の瞬間隠し持っていたナイフによって

顔を斬られてしまうことに。

 

眼帯を斬られ顔に傷を負ったフィリッポスは

呆然としつつもパウサニアスの背後に

オリュンピアスがいることを確信し

その名を叫んでいた。

 

しかしパウサニアスはすでにナイフを構えており

自身の腕を盾になんとか防ごうとするが

その刃はフィリッポスの身体へと突き刺さり・・・!?

 

当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

史実からこうなるだろうとは予想してましたが

なんていうか思いのほかあっさりだったなと。

 

まあ、暗殺というのは計画が大事であって

いざ実行に移し成功した場合には

こういうものなのかもしれませんが・・・。

 

流石にナイフとはいえあの場所に刺された以上

その命はないと思っていいと考えていますが

気になるのはこの後について。

 

パウサニアスもここから単身で

逃げられると思ってはいないでしょうし

警備する者達もこれ以上の失態を

演じるわけにはいかないでしょうしね。

 

ここで命を落とすことも

計画の内である可能性も高いかなと。

 

そこまで考えたのがパウサニアスなのか

それともオリュンピアスなのかはわかりませんが

すでに目的は達した以上

あとはどうでもいいと考えているのかも。

 

それにしてもフィリッポスはパウサニアスの背後に

オリュンピアスがいることに気づいてましたが

その証拠はないと思われるので

オリュンピアスがどうなるのか気になるところです。

 

まあ、何にしてもフィリッポスが命を落とした以上

色々後始末的なことを終えた後は

次代であるアレクサンドロスが表舞台に上がることになるかと。

 

史実においてこの時代もっとも有名な人物が台頭することで

エウメネスがどう関わってくるのか

そしてどんな活躍を見せてくれるのか楽しみです。

 

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