ヒストリエ 104話のネタバレ&感想になります。
第104話 引っ越し祝・1
内容ネタバレ
紀元前337年、カイロネイア戦の翌年
エウリュディケ婚礼の少し前。
エウリュディケの姿を見た王妃オリュンピアスは
大して美しくないと評しながらも
今頃になってマケドニア貴族の娘を娶るのか納得できないでいた。
アテネとテーベを下しギリシアの大部分を制圧し盤石で
さらに類まれなる才を持つこの上ない後継者が既にいるのに
マケドニア貴族の血をひく子などただの火種にしかならないと。
フィリッポスの考えが分からないオリュンピアスは
試しに殺してみて王がどう出るのか考え・・・。
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どうにかして上手く引退できないものかと
一人考えていたエウメネスだったが
そこへエウリュディケが姿を見せ声を掛けられることに。
妃となるエウリュディケにどう接していいのか戸惑うエウメネスだったが
当の本人はさっぱりしているようでまるで引きずってはいない様子だった。
彼女が去った後その側仕えの女がとある女性と
声を交わしているのを見たエウネメスはあの女性との関係が気になり
尋ねたところ先日王宮の作法、臣下の心得について教わったとのことだった。
その時のことを聞いたエウメネスは確かどこかで似たような話を読んだことを思いだし
念の為だとして仮住まいにいる間に注意しててほしいことを伝えていた。
何日か後どうやって王の左腕からはずれるか思案していたエウメネスのもとに
彼女の側仕えの女性から懸念していたものが現れたとの知らせが入る。
ポリュダマスから届いたというものを
側仕えの女と共に確認に訪れるエウメネスだが・・・。
それから王に呼び出されたエウメネスは
フィリッポスと謁見することに。
フィリッポスはエウメネスが密かに職を辞したいと考えているらしいという
噂の真偽を確認したかったようで・・・。
色々話をする内にエウメネスが本当にそう思っていることに気付いたフィリッポスは
エウリュディケをも見捨てるのかと言い
やがて生まれる彼女の子である王子や王女を護り育ててほしいと考えている事を明かす。
それを聞いたエウメネスは最低だよ、あんたと
王に対して無礼千万の言葉を告げる。
その言葉に王を護る兵達は驚き
フィリッポスが怒りを露わにしつつある中
エウネメスは懐からナイフを手にとっていた。
それを見てとった兵達は
あまりの事態に困惑しながらも謀反だと叫び
エウメネスを捕えるべく動き出すのだった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
ようやくエウメネスの視点に戻ったわけですが
いきなりえらいことが起こってますね・・・。
どういう理由があろうと王の前で刃物を手にした以上
捕えられ最悪処刑されるのも覚悟でのことでしょうけど
まさかいきなりあのようなことに及ぶとは思ってもいませんでした。
ただ気になるのはいくらエウリュディケを利用されたのだとしても
あのエウメネスが突発的にああしたとはちょっと思えないので
なんらかの意図があるんだろうなと。
それと関係しているかはわかりませんが
エウリュディケの側仕えにも何かと注意するように言っていましたし
何かあったらしいのでその辺りも関係してくるのかなと。
それにしてもオリュンピアスも言っていましたが
フィリッポスは何故エウリュディケを娶ったんでしょうね?
本当に彼女に惚れたというのもありえますが
本当にエウメネスをどこかに行かせないための枷なんでしょうか?
もしそうならエウメネスのあの発言の意味も理解できるんですが
それだけというのもどうにも考えづらいですし
本当に何を考えているのやら・・・。
ともあれ謁見にて刃物を持ち出したエウメネスが
何らかの処分を受けるのは間違いないでしょうけど
一体どういう沙汰になるのか気になるところですね。
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