2019年12月19日発売の週刊ヤングジャンプ 2020年3号に連載されている
キングダム 626話のネタバレ&感想になります。
第626話 残酷な現実
内容ネタバレ
あの龐煖が地に膝をついたことに
皆が驚愕する中
信は誰かと話しているかのように呟いていた。
意識が朦朧としながらも
自分に力を貸してくれる漂達の存在を感じているらしく
皆が力を貸してくれているのは分かっていると。
その上で龐煖にはそれがなく
それがねェから龐煖の刃は痛ェだけで重くないのだと。
そう言って龐煖に斬りかかる信だが
龐煖もその事を認めるはずもなく否定する。
それがそもそもの誤りであり
その連なりこそが人を人に縛りつける鎖。
その暗き鎖を打ち砕くのが我が刃であり
我龐煖、我”武神”也と。
そんな龐煖の言葉を”違う”と否定したのは
答えに導く者である李牧だった。
李牧は龐煖が龐煖の言うところの武神であるならば
十七年前に王騎を両断しており
麃公に腕を折られる事もなければ
秦左翼の老兵ご時に足を貫かれることなど有りはしないと語る。
武の極みに立ちながらのその”矛盾”を
気づかぬ龐煖に麃公は阿呆といい
その”矛盾”こそが”答え”であるのだと。
人を上の存在に引き上げるべく
その力を天に示す龐煖が
正に”人の力”を体現する者達に”勝てぬ”という事実。
つまりそれは
”誰がどう足掻こうが人が人を越える存在には成り得ぬ”
”所詮人は人でしかないという”
天からの残酷な”答え”であると。
その言葉を聞き知らず涙を流しながらカイネは
龐煖様は信に敗れるのかと尋ねるが
李牧は敗れるとまでは言っていないと告げる。
龐煖と信の戦いは一進一退の互角の様相を見せていた。
しかし信の身体はすでに満身創痍であり
幾度となく立ち上がるもののどこか様子がおかしく
目の焦点も合わなくなってしまっていた。
目覚めた羌瘣はそんな信の姿を見て
怯えたような表情を浮かべながら信の名を呼び
後方にいる貂も何か変な予感のようなものを感じているのか
なんとかして信の許へ向かおうとしていた。
李牧は龐煖が武の極みにいることは間違いなく
それに対し命がけて”否”を突き付けるのが
王騎であり麃公であり信であると語る。
しかしそれは正に命がけであり
先の王騎も麃公もその”否”の答えを示すところまでで力尽き
皆龐煖の刃の下に命を落としているのですと。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
今回も前回に引き続き
信と龐煖の激しい戦いが繰り広げられてますが
信の身体がかなりマズイ感じですね。
信が満身創痍なのはわかってましたが
これまでにない程追い込まれているように感じます。
ぶっちゃけすでに倒れて起き上がれなくなっても
おかしくないと言うか
今すぐ倒れ込んでもおかしくない状態。
李牧が言っていたように
まさに命がけって感じです。
それに比べて龐煖ですが
これまでにないくらいに消耗し
ダメージもあるみたいですが
どう考えても信が不利でしょうね・・・。
このままいったらおそらく李牧の言葉通り
王騎と麃公の後に続くことになりかねないかなと。
まあ、でもここまでやったなら
最後まで決着つけてほしいですし
何より信が王騎達を越えたところを見て見たいですね。
普通に考えたらまず無理っぽいですが
それでも信ならやってくれるのではないかなと。
そろそろこの戦いも決着を迎えることになりそうですので
どんな結末になるのか楽しみです。