2020年6月17日発売の
週刊少年サンデー 2020年29号に掲載されている
君は008 第112話のネタバレ&感想になります。
第112話 二つの選択肢
内容ネタバレ
チセの暴走により
上空からジェット3機、衛星2機が
エイト達のいる場所へ迫る。
エイトはすぐさま枳殻に強制指令を出すように言うが
焦った野原のこの辺り一帯火の海じゃないか!?との言葉に
事態の深刻さを理解したようで枳殻は緊張から気絶してしまう。
あやめは何事かと集まった人たちを危険だと告げ非難させるが
空から落下中のジェット機は目視できる距離まで迫り!?
絶対絶命の危機の中、
野原は一か八か逃げることを提案するが
アイスマンからは逃走は認められん、対処せよとの指示が。
野原は無茶言わないで!と涙ながらに抗議するが
アイスマンはエイトに何をしている?早く止めたまえと告げる。
アイスマンの言葉にエイトは少し躊躇しつつも
枳殻の端末を手にするとコードを打ち込み
チセに攻撃中止を指示するのだった。
エイトの指示により衛星は正常軌道に戻り
こちらに迫っていたジェットはギリギリのところで
地表に落下するのを免れることに。
あやめはエイトがパスワードを知っていたことに驚くが
エイトは一度目の暴走の時に枳殻のメガネに
パスワードが反射していたのを覗き見て覚えたと告げる。
野原はなんでもっと早く言わないんだ!と涙ながらに言うが
エイトは出来ることなら枳殻が
自分から教える気になるのを待ちたかったと語る。
彼の友人を勝手に盗み取りたくなかったから・・・と
話すエイトの言葉は意識を取り戻した枳殻の耳にも入り
アイスマンはどこまでも厄介な・・・とため息をつくのだった。
その後中野高校にて枳殻は
アララギから二つの選択肢を提案される。
一つは我々にあのAIの構造を明かし
多額の報酬を得る道。
その場合これ以降AI関係をプログラムから足を洗う。
そしてもう一つの選択肢は
あのAIはどれだけ時間がかかろうとも
我ら機関で構造解析し
枳殻の記憶を消させてもらうというものだった。
示された二つの選択肢を聞き戸惑う枳殻だが
そこへアララギから第三の選択肢について聞かされることに。
同席したアイスマンは難色をしめすが
アララギは訊くだけ訊いてみようとして
もし君がこのまま我が機関に身を寄せたいと言うのなら
特別枠を用意するというものだった。
枳殻はボクにスパイになれと?と困惑するが
そんな彼にアララギは君が配属されるのは開発部だがと言った上で
諜報員の良さについて熱弁を振るう。
しかしアイスマンはそんな彼に止めておきたまえと告げる。
どこまでも続く過酷な日々、
一生見なくても良いような場面を見なければならず
いつしか元の世界に居場所はなくなると。
そんなアイスマンからの警告に
枳殻は元々この世の中にボクの居場所なんてなかったと零す。
その上で一つだけ確認しておきたいんですがと
枳殻の口からボクが機関に入ったら
明石エイト君と一緒にいられるんですよね?という言葉があり
それを聞いたアララギは笑みを浮かべるのだった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
とりあえずチセの暴走はなんとかなり
結末としては最良の結果に落ち着きそうな感じですね。
予想していた中で最も良い結末だと思いますし
エイトにとっても枳殻少年にとっても
良かったのではないかと。
エイトは過酷な諜報員の世界に
枳殻が足を踏み入れることに難色を示すかもしれませんが
あの才能は一般の世界では活かしきれないし
疎まれる存在になりかねないので
遅かれ早かれ別の世界に足を踏み入れることになったかと。
それを考えれば初めての人間の友達である
エイトの近くにいれることは
どちらにとっても悪くないと思いますし
何かあれば助け合えるわけですしね。
それにしても結果として
エイトの心によって枳殻少年の心も動いたわけですが
この結果にはアイスマンも言葉がないでしょうね(苦笑)
エイトの事は父親と同じように厄介な奴だと思いながらも
こういうエイトだからこそこの結果があるわけで・・・。
まあ、これこそがエイトの真骨頂というか
変えることは出来ない部分ですので
これからもアイスマンのため息は続くことになるかと。
ともあれ次回は今回の続きになるか
新たなシリーズが開始されるかは分かりませんが
とりあえず先程も言ったように悪くない結果だったと思います。
エイトと枳殻少年の関係については
これからも続いていくことになりそうですので
今後どういう風に絡んで来るのか楽しみですね。
私的にはなんだかんだ文句を言いつつ
野原と意見をぶつけ合っている枳殻少年が見えますが
それも悪くない関係なのかも。