2021年1月13日発売の
週刊少年サンデー 2021年7号に
掲載されている
葬送のフリーレン 第33話の
ネタバレ&感想になります。
第33話 フォル爺
内容ネタバレ
勇者ヒンメルの死から29年後。
北側諸国クラー地方。
フリーレン一行は
フリーレンの長寿友達である
ドワーフに会いに森を歩いていた。
フリーレンがフォル爺と呼ぶ
そのドワーフは400年近く
村を守ってきた戦士とのことで
ドワーフの寿命とされる300年を
遥かに超える年月を
生きているとのことだった。
フリーレンは長寿友達だと言い
死ぬ前にゆっくり話がしたくてと
嬉しそうに話し・・・。
そんな話をしている間に
村に到着するが
その村の入り口には
一人の老ドワーフが腰かけていた。
フリーレンはフォル爺に声をかけ
歴戦の老戦士って感じで
恰好いいでしょ?と嬉しそうに話すが
シュタルクは老戦士ってレベルか?と
なんとも言えない表情を浮かべていた。
フォル爺がフリーレンに対し
はて誰だったかな?と問いかける。
フリーレンが改めて名乗り
まだボケた振り続けてるの?と
呆れたように目を向けた
次の瞬間傍らに立っていた
シュタルクがフォル爺によって
転ばされていた。
フォル爺は告げる。
戦闘での死因の多くは油断だ。
魔族にも人にも
これが一番効くと。
自分があっさり倒されたことで
驚きの目を向けるシュタルク。
フォル爺は熟達した戦士でも
防御を意識できなければ
簡単に致命傷を負うと語り
フリーレンは相変わらず
卑怯な戦法だと笑みを浮かべていた。
シュタルクに稽古を
つけてもらうようにと告げ
フォル爺と別れた一行は
村の宿屋へと向かい
一週間泊ることを告げると共に
仕事を紹介してもらうことに。
小さな村で依頼を
引き受けてくれる人がいないらしく
村人から有難がれる一行。
ある村人は楽しそうに
フリーレンと語り合う
フォル爺を見て語る。
耄碌した爺さんで
普段は会話すらままならないが
昔から村を魔物や魔族から
守ってもらっている。
だがその理由もわからず
守り神みたいなものだと。
その後依頼をこなしたり
シュタルクがフォル爺から
稽古をつけてもらったりと
あっという間に一週間が経った。
夜が更けフォル爺と歩きながら
フリーレンはシュタルクについて尋ねる。
フォル爺は人間は成長が早い
そこそこ良くなったと話す。
フリーレンはこの一週間を振り返り
楽しい時間だったと語る。
今ではとても感謝している、
フォル爺は私がヒンメル達を
知る機会をくれたからだと。
この村に立ち寄った際に
ヒンメルはフォル爺に
なんでこの村を守っているんだと
尋ねていた。
フォル爺は昔の話だ
どうでもいいだろうと返すが
ヒンメルは人はどうでもいいことに
命は懸けないと告げる。
その言葉を聞いたフォル爺は
儂は妻の愛した村を
守っているだけだと語る。
人間だった。
儂は遠い昔に交わした約束を
果たしているだけに過ぎないのだと。
だが詳しく話すつもりはない。
どうせあの女性の顔も越えも
眼差しも伝わらず
これは儂だけの思い出だ。
儂はずっと死者との約束を
守っていると。
ヒンメルはそうだねと答えた上で
でもきっとその女性は
あなたが約束を守ってくれていることを
嬉しく思っているはずだと告げる。
その言葉にフォル爺は
お前はいい勇者だ、きっと魔王を
打ち倒すだろうと告げる。
魔王が討たれた平和な時代が
訪れるのを儂の妻も望んでいた。
ヒンメルという偉大な勇者の記憶も
儂が未来に連れて行ってやると。
ヒンメルはありがたい話だけどと
そこまでしてもらう必要はないと語る。
僕のパーティにはフリーレンも
アイゼンもいると。
アイゼンが俺はエルフほど
長生きしないと話すと
ならフリーレンの役目だと言い
僕達の記憶は彼女が連れて行ってくれると
嬉しそうに話し・・・。
その時の事を思い出し
懐かしそうな表情を浮かべるフリーレンに
フォル爺は問いかける。
その勇者の顔は覚えているか?
声は?と。
フリーレンは私を馬鹿にしないで
全部覚えていると告げる。
ヒンメルは私が人間を
知ろうとした切っ掛けであり
フォル爺が村を守ろうと思った
切っ掛けと同じで大切なことだと。
フォル爺は語る。
儂はもう思い出せない。
顔も越えも眼差しも。
それでも儂は大切な何かの為に
この村を守っていると。
その後も二人は
最後の夜に語り合っていた。
フォル爺から目的地について聞かれ
魔王城がある場所であると
答えるフリーレン。
それを聞いたフォル爺は
ついに魔王を倒しに行くのか
平和な時代が訪れるといいなと語る。
フリーレンはそんなフォル爺の言葉に
何かに気づきながらも口にすることなく
フォル爺の記憶も私が未来に
連れて行ってあげると告げる。
フォル爺はそれも悪くないといい
人生の最期にお前に
会えてよかったと話すが
フリーレンからそれ80年前も
同じこと言っていたと
突っ込まれるのだった。
あくる日、村から旅立つ
フリーレン一行。
フリーレンがフォル爺に元気でと
声をかけ村を出ようとしたところ
フォル爺から妻の夢を見たとの話が。
お前と昔話したお陰かもしれんな。
そう話すフォル爺に見送られながら
一行は村を後にするのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
てっきりオイサーストに
到着するのかと思っていましたが
寄り道回でしたね。
そこでフリーレンの長寿友達である
フォル爺と再会したわけですが
ドワーフの寿命は300年ですか・・・。
もちろん個人差もあるでしょうし
フォル爺は400年以上
生きているわけではありますが
中々に長いなと。
これまでドワーフと言えば
アイゼン一人でしたが
もし寿命が平均300年だとすると
アイゼンも結構な年なのかも。
フリーレンの旅についていけないのも
戦士として衰えているからみたいですし
人間で言うと後何年
ドワーフで言うと後何十年って
感じでしょうか?
とまあこの世界に出て来た種族って
今のところ人間、エルフ、ドワーフ
そして魔族の4種類ですが
エルフと魔族の寿命って
一体どれくらいなのか気になる。
ヒンメルを見るに人間は
現代と大して変わらず
ドワーフは平均300年。
フリーレンが今の時点で
何千年レベルですし
中々に興味深いものがあります。
魔族に関しては
以前戦ったアウラが
500年以上だったので
ドワーフ以上エルフ未満?
なんにしてもほぼ単一の種族しかいない
現代の人間としては
なんとも面白い世界だなと思います。
別に長い寿命にそれほど
魅力は感じてはいないものの
自分とは全く違う種族というのは
ロマンを感じますし。
これから先他にも違う種族が
登場するかもしれませんが
この世界ならではの種族が
登場してくれればいいなと。
よくあるファンタジーだと
妖精とかホビットとか
ダークエルフとか色々ありますし
色々楽しみです。