2021年10月8日発売の
ヤングアニマル 2021年20号に
連載されている3月のライオン 185話の
ネタバレ&感想になります。
第185話 道~みち~③
内容ネタバレ
二海堂は零と指しながら
その意図について考えていた。
解らない、桐山の意図が見えない。
それともオレが応じる迄
旋回を続ける気か?
そう思い零のカオを見るも
表情はなく読めなかった。
どこに行こうとしてる?
何をたくらんでる?
それとも道を知ってるフリして
ただ歩いているだけか?
そして改めて思う。
お前って昔からずっとそうだった。
何かすごく深い事
考えているように見える。
ほんとはぼんやりしてるだけ
なのかもなのにな。
ま、それが強いって事なんだが。
だからわかんねーときは堅く囲う。
長い付き合いだから
罠があるかないか
見えてねえんだなって
丸わかりだとは思うが。
それでも道が見えてこないまま
走り出したりはしない。
そう考えて指した手に対し
零が指した手は思わず
何それ!?と零してしまうような
予想外の一手だった。
その意図が全く読めず
零の顔へ目を向けるが
まさにポーカーフェイスだった。
そこから何故か将棋なのに
ポーカーフェイスとはこれいかに!?
とつらつらと考えながら
トイレに行こうと立ち上がる二海堂。
だがいつの間にか気づいたら
無意識に屋上に立っていた。
その事にこわ!と思いながら
二海堂は子供の頃を思い出す。
”そういや子供の頃”
”他の子が菓子パンくってるの”
”みるのつらくて泣きながら”
”ここに上って来た事あったな”
”そしたら同時に”
”家族で来てるヤツを”
”見るのがつらくて”
”ここで泣いてた桐山がいて・・・”
そんな子供の頃を思い出し
改めて思う。
”不思議だ”
”あの頃ここにいっぱいいた”
”うらやましくて”
”たまらなかったヤツも”
”何度もぶつかったヤツも”
”ほとんどが去り”
”めそめそ泣いてたオレたちが”
”今も戦っているんだな”と
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
再び零と二海堂の対局に
場面が移った回でしたが
前と同様に二海堂視点でしたね。
零が二海堂の考えもしなかった
一手を指したことで
どちらが優勢かはわかりませんが
メインは対局ではなく
二海堂が零をどう思っているか
という回だった気がします。
子供の頃から何度も
対局してきた二人ですが
それが今も続いているって
感慨深いものがあります。
それだけに互いに相手の事を
良く知っているでしょうし
知っていたはずだったんでしょうね。
だからこそ最近の零の変化について
色々思うことがあるんだろうなと。
改めて思いますが二海堂のように
あそこまで零の事を考えてくれる相手は
本当に良い存在ですよね。
互いにプロ棋士として
負けられないのは当然として
その関係を一言で言えば
やっぱり”心友”というのが
一番しっくりくる気がします。
これから先も零にとっても
二海堂にとっても大事な存在で
あり続けるんだろうなと。
とまあ、そんな感じで
二海堂にとって色々考えさせられる
対局だったと思います。
どちらが勝つかは何とも言えませんが
どっちが勝っても負けても
二人にとって良い対局になることを
願っています。
気になる続きですが
次回に続くとありましたので
おそらく次号は休載かと。
~号に掲載とはなかったので
次々号かそれ以降かはわかりませんが
早い再開を期待しています。