2022年4月7日発売の
週刊ヤングジャンプ 2022年19号に
掲載されているキングダム 715話の
ネタバレ&感想になります。
第715話 描き切られた戦い
内容ネタバレ
全軍出陣を命じた李牧は
敵とは宜司平野でぶつかるとして
配下の者達に予定通り
包囲陣の配置に向かうように
指示していた。
その中には馬南慈の息子である
馬風慈の姿もあり
配置前に挨拶に訪れていた。
馬風慈は改めて李牧様の下で
戦う日をずっと待ち望んでいたと語る。
それは骨珉伯も同様であり
李牧様が雁門を離れて十一年
再び李牧様と共に死線をくぐる
戦いの日が来ることを
私達は待っていたのだと。
それは宜安の軍も同じだと
宜安将軍の袁環は語る。
趙北部の戦いの基本は
対匈奴との戦い。
最前線の要となる
雁門の司令官であられた
李牧様は当時北部全体の
総司令でもあられたと。
李牧様が北部の”主”として
治められていた時代が
最も匈奴からの被害を抑え
北部が栄えた時。
そしてあの大匈奴軍との
激突で圧勝し
北に平和をもたらして下さった。
すぐに厳しい口外禁止令が出た為
この事を隣人とも話すことはなかったが
皆が心に刻んだのです。
李牧様ことそ北の
最高の統治者であられると。
袁環の思いは
兵一人一人も同じのようで
袁環が声を上げると
それだけで兵達は士気を上げ
その勢いは震えるほどだった。
李牧と主だった将達は
そんな彼らの思いを汲み
侵略者である秦軍を打倒すべく
眼前の秦軍へと目を向けるのだった。
一方、自軍の倍以上の趙兵に
包囲された桓騎連合軍の反応は
様々だった。
あまりのことに呆然とする者や
事態の深刻さに冷や汗を流す者
未だ事態を飲み込めない者など
反応は様々だが大部分の者達は
今の状況のマズさを理解し
厳しい表情を浮かべていた。
そうした中、誰よりも厳しい
表情を浮かべる蒙恬は
冷や汗を流しながら
事態を冷静に分析していた。
”はめられた”
俺達は誘い込まれた。
この後戻り出来ぬ地で
この兵力の差で開戦となるように
誘い込まれた。
これは全て綿密に
設計されたものであると。
そしてこれが宜安攻略よりも
もっと前から練られていた事。
それが出来る人間は一人だけであり
これは全て李牧が
思い描いた通りのものであると。
だとしたらこの地での戦いも
描き切られていると気づき
すぐさま隊に指示を出そうとするが
李牧の動きはそれよりも早く
趙軍による一斉攻撃が開始。
蒙恬はここは用意された
”狩り場”だとして
何とか脱出を図ろうとするが
眼前の敵はそれを許さなかった。
思っていた以上の速さと強さで
対応を余儀なくされたのである。
それは貂も同様であり
敵の攻勢に対し
突破口を見つけられずにいた。
そうした中、貂は
この状況を打開すべく
必死に考えを巡らせる。
しかし同時に
李牧の”詰んだ盤面”から
逃れることなんて出来るのか・・・と
思わずにはいられずにいた。
そうこうしている間にも
趙軍の攻勢は続き
早くも壁軍の横陣が崩れ!?
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
いや~もう笑っちゃうくらいに
絶体絶命的な状況ですよね・・・。
ただでさえ兵力差は倍以上で
練度も士気も高いとか
正直付け入る隙がないなと。
李牧としてはそれだけ
ここ宜安で秦軍を完膚なきまでに
叩こうとしているんでしょうけど
その容赦のなさは
見事と言うほかないです。
そんな絶対絶命の状況の中
蒙恬や貂はなんとかしようと
必死に考えているようですが
李牧はそれすら許さないと。
貂か言っているように
どう考えても詰んでいる状況なので
正直どうにかするとしたら
盤面自体を崩すような
奇策に賭けるしかないのかも。
それを考え出せるとしたら
桓騎ぐらいだと思いますが
以前李牧が桓騎の戦い方を見て
何かに気づいたような
描写があったのが
ちょっと気になる所。
もし李牧が桓騎対策で
何か仕掛けているとしたら
この状況をどうにか出来るのは
信や蒙恬達になるかも。
ともあれこのままだと
全滅するのは避けられないので
誰かしら動くことになるのは
間違いないと思います。
動いたところで状況が
好転するとは限りませんが
動かないままだと
どうしようもないですしね。
予告でも劣勢の秦軍に
何か手立ては・・・?と
名言されていなかったですし
どんな展開になるのか楽しみです。