2019年5月30日発売の週刊ヤングジャンプ 2019年26号に連載されている
キングダム 601話のネタバレ＆感想になります。
第６０１話 決着の日
内容ネタバレ
まだ薄暗い夜明け前の咸陽に
戦場から早馬が届いていた。
その伝者から壁と楊端和軍が犬戎軍を破り
橑陽を落としたとの報せが入り安堵したものの
朱海平原の情報は一切なく・・・。
昌文君らと共にその報告を聞いていた政は
開戦から十五日目となり兵糧も尽きたであろう戦場の様子が
気になってはいたものの
それでもまだ生きて戦っているであろう信を信じて玉座へと腰掛ける。
不可能と言われた鄴攻めの勝報を、
そして再びここで論功行賞を行い大勢の前で
信を祝福することを願い思いを馳せるのだった。
十五日目を迎え各所では今日が決着する日だと感じていた。
そうした中、副長である胡漸を失い憔悴しきっていた蒙恬もまた
今日が決着の日だと感じているのか動き出していた。
蒙恬は今日はいつもより全体を前陣にし攻めに出ることを宣言し
それは副長の弔いというわけではなく
紀彗を中央軍を助けに向かわせないためにも
こちらから猛攻を仕掛けるというものだった。
今もまだ胡漸の死を受け止めきれない蒙恬だが
それでも今はこの戦に勝つことだけを考えるんだと
激戦となるであろう今日の戦いへの準備に取り掛かるのだった。
そんな彼らと相対する紀彗らもまた
蒙恬らが何を考えているのか理解しているらしく
全軍に布陣を指示していた頃
秦趙中央軍もまた今日の戦いのために動き出していた。
それは信達秦右翼軍も同様であり
大一番となる今日の戦いを前に気合を入れていたところ
王賁が復活したとの報が入る。
この大一番を前に朗報だとしてそれぞれが喜ぶ中、
信は羌瘣にお前の秘薬のおかげだと声をかけるが
羌瘣は龐煖は恐らく信を狙ってここへくると考えているようで
厳しい表情を浮かべていた。
様子がおかしいのに気づいた信はどうしたと声をかけたところ
いきなりお前の危機は私が守ると言われ驚きながらも
そういうのはやめろと告げる。
そして皆で勝つんだ、ちゃんと生き残ってなと話すと
羌瘣もそれを了承したようで
互いに拳を向けるのだった。
朱海平原十五日目。
平原の戦いを照らす最後の朝日が
天を朱く染めながら登った。
そしてその命運を大きく握る一日の幕が
今、ゆっくりと開くのだった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ！
感想
ようやく十五日目、決着となる日を迎えたわけですが
流石に誰もが今日が決着の日だと感づいているみたいですね。
まあ、オギコとかはちょっと怪しいところではありますが
この戦いも随分と長かったなと。
まだ決着がついたわけではないので早いかもしれませんが
これまでの戦いが濃すぎてそんな感傷が・・・。
ともあれ敵も味方も
この戦いに全てを懸けることになるのは間違いないですし
今までにないほどアツイ戦いになるんだろうなと。
前日の戦いで優位を得た秦右翼もそう簡単には敵左翼を突破できないでしょうし
思わぬ襲撃を受けて副長を失くした秦左翼も
色々懸念されることがありますしね。
それに今は姿を消していますが
おそらく羌瘣の懸念した通り龐煖が信を狙って動く可能性も
大いにあると思いますのでそちらについても
厄介極まりない事態になりそうです。
それを置いてもこの戦いが
これから最高潮に盛り上がるのは間違いないので
どう動くのかどう展開していくのかはわかりませんが
出来ることならばより面白く
それでいて予想外の展開になればいいなと願っています。