2023年11月10日発売の
ヤングアニマル 22号に連載されている
3月のライオン 204話の
ネタバレ＆感想になります。
第２０４話 タイトル不明
内容ネタバレ
焦った様子で何かを隠しながら
ひななら三角公園で屋台やっていると言われ
よくわからないままに三日月堂を出た零。
零は相米二と美咲が何かを
隠していることに訝しみながらも
まっいっか・・・と公園に向け歩き出す。
ふと隣の家の前に粗大ゴミが
積んであることに気づき
ここには確か一人暮らしのお婆さんが
住んでいることを思い出す。
川本家はお隣の花田さんと
いつも正月にジグゾーパズルを
交換している間柄であることを。
どうしたんだろうお引越しかな・・・？と
積んである粗大ゴミに目を向ける零だが
そういえばちょっと待てよ？と
脳裏に先程の光景を思い浮かべ・・・！？
零が三日月堂に入った時
二人は慌てて何かを隠そうとしていた。
その手元にはファイリングされた
ぶ厚い書類のようなものがあった。
記憶を頼りにズームしてみるとそこには
”土地売買契約書 不動産登記権利情報”
”事業計画書 融資申込書”と記されていた。
そして零は気付く。
川本家はお隣の家を
買おうとしているのではないか？
——そして・・・おそらく
三日月堂を広げようとしているのでは？と。
足早に公園に向かいながら思う。
なんで教えてくれないんだ？
——いや 何で気付けなかった？
これって・・・三日月堂の一大事じゃないか！？
そんな一大事にオレ
島田さんとの対局で頭がいっぱいで・・・！！
——ああ・・・
「だからこそ」なんだろうな。
おじいちゃんも美咲さんも
あかりさんもみんな・・・きっと
ボクの対局に差し障りが
出るんじゃないかと思って
気を遣ってくれたのだろう。
その事に情けないと思いつつも
皆の優しさに喜んでいた。
って言うことは多分まだ
ひなちゃんも知らないはず・・・。
ひなちゃんは隠し事が苦手そうだから多分
この件はまだ伏せられているはず。
そんな事を思いつつ歩いていた所
いつの間にか公園に辿り着いていた。
そこには三日月堂ののぼりと
共に屋台が立っており
あかりとひなたが楽しそうに商売していた。
今日販売しているのは
うす～く焼いたドラ焼きに
お好きなクリームを挟んだ
どらオム☆サンドという新商品らしく
お客さんは皆満足そうに口にしていた。
ひなたのその手際のよさを
零は声に出さないものの
目をキラキラさせながら称賛する。
すごい！なんて なめらかな盛りっぷり！
ひなちゃんスゴイ！かっこいい！！と。
——次々とドラ焼きを包むひなちゃんの
なめらかな手つきを見ていたら
心がみるみる静まって
ストンと着地したような気持ちになった。
ずっと 見つめ続けていたい光景だと
”きっとこんな風にね”
”しつこくてあきらめきれない気持ちを”
”「向いてる」って言うんじゃないかなって”
————そう思った。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ！
感想
おじいちゃんと美咲さんが
お隣の家を購入するかどうか
色々考えているのはわかってましたが
まさか零がそれに気づくとは・・・。
そればかりか自分に黙っていたのは
気を遣っていたからだと理解するとか
なんていうか零の成長がよくわかります。
それだけ零が成長して
精神的にも余裕を持てるようになった
証拠なんだろうなと。
それにしてもあれを見るに
結構本気でお隣の家を
買い取ることを考えているみたいですね。
前の時は色々調べてみたり
相談したりすることを決めた段階でしたが
今はもうちょっと進んでいるのかも。
まあ、本格的に決まったならば
ひなたはもちろん零にも話があるでしょうし
本決まりというところまでは
いっていないという感じでしょうか。
ただあの様子を見るに
なんだかんだ言って買いそうですよね。
実際に三日月堂が儲かっているかどうかは
何とも言えないところですが
買うことによってやりたいことができる以上
最終的に買うことになるかなと。
零の力を借りる事になるかはわかりませんが
ひなちゃんがいる以上
直接・間接的問わず手伝う事になるのは
まず間違いないと思います。
それに零としてもあかりさん達の
気持ちを理解した上で
自分も！と考えるでしょうしね。
ともあれ川本家にとって
それが幸せに繋がるならば
上手い事いって欲しいものです。
次回が島田さんとの対局になるのか
今回の続きになるのかはわかりませんが
とりあえず次号は休載っぽいですね。
予告にも”つづく”としかありませんでしたし
巻末の次号紹介にも名がなかったので
続きは早くて12月になるかと。