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キングダム 最新 第795話 ネタバレ&感想 次に繋げるために

2023年4月25日発売の

週刊ヤングジャンプ 21・22合併号に掲載されている

キングダム 第795話

ネタバレ&感想になります。

 

第795話 勝つために

内容ネタバレ

 

王翦が脱出し司馬尚がそれを追ったため

乱戦場から関常率いる玉鳳は

何とか外へ出ることが出来た。

 

右翼から中央の戦場へ

茂みを抜けて走ってきた王賁は

そこで関常達と出くわし

王翦が敗走し追われていることを知った。

 

王翦が負けたと聞かされた

玉鳳の者達は愕然とし

王賁は歯を食いしばっていた。

 

そんな彼らに関常は告げる。

王翦様の安否は不明だが

司馬尚が追っているということは

きっとまだ生きている。

 

助けに行くのはもちろんだが

戦いはもはやこれまで。

今すぐ撤退せねば玉鳳まで全滅するぞと。


話を聞いた王賁は現状を理解したのか

番陽と関常に玉鳳本体を任せ

自分は百騎連れて大将である王翦将軍を

援けに行くことを告げる。

 

関常も今脱出すれば

玉鳳の根幹・・は強く残せると了承するが

王賁はそれだけではないと

番陽にさらに指示する。

 

右翼の飛信隊の戦場にまだ少し

残っている玉鳳の者達と共に

飛信隊も・・・・脱出出来るように援護してやれと。

 

あれは今趙軍七万と戦っている。

秦軍こちらが敗走の流れに入ったと知れれば

敵は全力で討ちに来る

そこから逃げるのは至難の技だと。

 

それは飛信隊を逃がすために

玉鳳の血を流せと言っていることに等しく

関常は再度確認するが

王賁の考えは変わらなかった。

 

・・・やむを得ぬ。

この敗戦で秦軍は大いに・・・

計り知れぬ程、力を落とす。

 

その中でこの先・・・ 重要になってくるのは・・・・・・・・・・

玉鳳””楽華””飛信隊”の力だ!

 

秦が本気で列国を討って回るつもりなら

飛信隊も今欠けさせて・・・・・はならんと。

 

それを聞いた番陽は驚き

関常はそれはもはや軍総司令の視点だと笑い

王賁の指示のもと動き始めるのだった。


その頃飛信隊の本陣にも

王翦敗走の急報が舞い込んでいた。

 

この戦いはもう負けたってことか!?と

戸惑う飛信隊の面々だが

信と貂はあまりの事に呆然としていた。

 

改めて現状を確認した貂は

信に今すぐ撤退することを進言する。

 

倍以上の敵からそう簡単には

逃げられないと思うけど

敵が包囲戦に出ていない今なら

まだ間に合う・・・と。

 

そして同時に・・・とはいえ

敵は大軍であることから

半分以上失うかもしれないと思っていた。

 

そんな貂からの進言を受けた信だが

あまりの不甲斐なさに

今からでもどうにかできないのかと尋ねる。

 

俺達は・・・李牧を追って

空振って戻ってきただけで何もしれねェ。

 

特に俺と動いた一万はまだまだ戦える。

どうにか挽回できねェのかと。

 

しかし何より信が怒りに震えるのは

去年の宜安に続き二連敗したこと。

 

また俺達は李牧の前に何も出来ずに

負けて逃げるっていうのか!

ということだった。

 

そんな憤りを前に貂は

それでもどうにもならないと告げる。

 

飛信隊オレ達がここから出来ることなんて一つもない。

それが李牧の策だったんだと。

 

悔しさに声を上げる信に

貂は同意した上で語る。

 

・・・でもここで終わるわけじゃない。

終わらせるわけにはいかない。

 

意地でも次に・・繋げるんだ。

勝つため・・・・に今は逃げきるんだ。

 

そのために一人でも多く生きて

撤退しないといけないのだと。


飛信隊は一転撤退の動きに移った。

王翦敗走の方は趙左翼にも届き

袁環率いる左翼軍は一気に追撃戦に出た。

 

ずっと無理をしていた羌瘣を先に行かせ

撤退に移った飛信隊だが

袁環は信の首を討つべく

激しい追撃を指示する。

 

敵軍の動きの速さに貂が失うのは

半分どころじゃないかもしれないと舌打ちする中

関常と番陽率いる玉鳳が援軍として参戦。

 

このタイミングでの参戦に

その意図を問う信だが

王賁の指示によるものだと聞かされ

顔をしかめながらも

少しでも兵を逃がすため受け入れるのだった。

 

趙右翼・秦左翼の戦場には

王翦敗走の一報はほぼ同時に伝わった。

 

瞬水樹等がすぐさま追撃戦に出るための

準備を開始する中、楊端和もまた

各軍に撤退の令を出す。

 

全体の脱出の目処が立つまで

戦場に残ることを決めた楊端和だが

気がかりなのは番吾へ向かった

キタリ達メラ族だった。

 

報告によると彼らを追った黒修馬軍は

途中で敵に急襲されたことから

キタリ達の元へ届いておらず

単独で番吾城攻めに出ている知れぬと。

 

楊端和はすぐさまキタリにも急ぎ

撤退を知らせる早馬を送るように

指示しつつ思いを馳せる。

 

キタリ その数では番吾城は落とせぬ。

今すぐ逃げろ。さもなくば

敵の海に呑まれてお前まで命を落とすぞ・・・と。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

王翦が敗走した以上

秦軍が負けたことは明白ですが

撤退するのも難しいことになりそうですね。

 

秦の右翼・左翼共に

まだまだ戦える力は残っていますが

大将である王翦が負けた以上

どうしようもないかと。

 

例え相対している趙軍に勝てても

中央から部隊を送られる以上

どうしたって勝てないわけですし。

 

そして趙軍としても

秦がこれ以上攻めてこないように

ここで完膚なきまでに叩くのは当然。

 

追撃戦こそ自軍に被害は少なく

敵軍に大打撃を与えるチャンスですしね。

 

まあ、秦としてはたまったもんじゃないですが

ここで全滅しては全てが無駄になり

次に繋げることすら出来なくなるわけですから

少しでも戦力を残すためにも

どう追撃を潜り抜けるかという展開になるかと。

 

なんにしても今の状況を見るに

趙軍の追撃次第ではありますが

左翼・右翼共に半分以上

戦力を失う可能性もありそうですね。

 

そうさせないために

飛信隊としても山の民にしても

どうにかしようとするんでしょうけど

やっぱり追撃戦である以上

かなり厳しい戦いになるかと。

 

そうした中、気になるのは

壁を助けるため番吾城へ攻めかかった

キタリ達メラ族がどうなるかについて。

 

番吾城を落とし壁を助け出せれば

最上と言える結果ではありますが

間違いなくそこまで甘くないでしょうね。

 

前々から番吾城には

罠が仕掛けられているらしいですし

メラ族自体の数も少ないみたいなので

楊端和が危惧しているように

最悪全滅する可能性もあるかと。

 

なんにしてもこのまま戦いが終わったら

秦にとって何もいいことがないので

出来ることなら壁だけでも

救出に成功できれば上々でしょうね。

 

気になる続きについてですが

次号は休載で5/16発売の24号にて

掲載予定とのこと。

 

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