2024年5月24日発売の
ヤングアニマル 11号に連載されている
3月のライオン 208話の
ネタバレ&感想になります。
第208話 タイトル不明
内容ネタバレ
獅子王戦・決勝トーナメント
島田八段VS桐山六段
島田が遅れて来るという
波乱の幕開けから始まった対局だが
零は思うように指せず
不満を露わにしていた。
対局室の入り口では
神宮寺と柳原がそんな二人の対局を
ニヤニヤしながら見ていた。
がんじがらめにされて
どんよりする零の様子を窺いながら
じっと指し続ける島田。
あまりにも対照的な二人の様子を見て
二人は零のことが不憫に思っていた。
角を下げて・・・また上げて
そしてまた下げて・・・。
攻めを封じられた零と
そう仕向けた島田の二人。
噂のドッグ桐山を見に来た神宮寺達だが
ジャックラッセル桐山はドアは開けてもらえたのに
ボールを投げてもらえない。
それはストレス溜まるね。
遊び道具はぜーんぶ島田トレーナーに
隠されちゃっているからなと
二人の対局の様子を語り合っていた。
そうこうしている間にも
零の表情は見たこと無いほどに
ふてくされており
それを見物する島田を見て
悪党だねアイツもと。
島田は齢相応・・・いや小五の香りがする
零の顔を見て自分の思っていた通りに
対局が進んでいると考えていた。
そして同時にそんな顔をする零に
——だけどお前が子供時代にしそびれた顔だ
思い切りするといいとも。
そうした中、思うように動けない零は
チラチラと島田を見ながら
犬が穴を掘り始めるかのように
香を上げる動きを見せる。
それはそっちがこないなら
「トンネル掘っちゃおっかなー」
とでもいいたげな動きで
あまりにもわかりやすい動きに
島田は笑いをこらえていた。
その動きを見て島田は動きだすことを決める。
——仕掛けは潰した 無駄な手を指させた
抑え込んだ上でじっくりと攻撃の形を作った
——そろそろ行くとしようと。
いざ開戦となり二人が淡々と指し続ける中
島田はそれじゃあ玉頭から行くか・・・と
王の上に桂馬を指す。
じーっと盤面を見ていた零もまた
同じように桂馬を玉を上に指したことで
島田は角頭へと狙いを変える。
歩が切れてっからもらって・・・
・・・どう来るか・・・?と
冷静に零の指し手を読んでいた。
しかし零の指した手は
島田が考えていた手とは違うようで・・・!?
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
前回に引き続き
零と島田さんの対局なわけですが
対照的な二人の様子が面白すぎ!
ジャックラッセル桐山は
思うように遊ぶことが出来ずに不貞腐れ
島田トレーナーはそれを見て
笑いをこらえているとか
こんなにもわかりやすい対局は無いと思います。
そしてそんな二人の対局を
部屋の入り口から会長と柳原棋匠が
ニヤニヤしながら見ていると(笑)
とまあ、そんな感じで見る限り
現時点において島田さん有利で
進んでいるのは間違いないかと。
まだ序盤から中盤にかけてなので
これからの展開次第ではありますが
序盤の有利が結果に繋がるのはよく聞きますので
零としてはマズい展開でしょうね。
ここまでいいように操られて
いいところがない零ですが
今回の最後のページで島田さんが
驚く一手を指していたみたいですので
ここからが面白くなるのかも。
零としても自爆も同然だった初対局から
自分が成長した姿を見せたいでしょうし
見せ場もないまま負けるというのは
楽しみにしていた読者としても
歓迎したいところです。
ともあれここからが本番
という感じになりそうですので
序盤不利から始まった零と島田さんの対局が
どう展開していくのか楽しみです。