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キングダム 最新 第855話 ネタバレ&感想 戦場を貫く矢

2025年10月30日発売の

週刊ヤングジャンプ 48号に掲載されている

キングダム 第855話

ネタバレ&感想になります。

 

第855話 慈悲なき弓矢

内容ネタバレ

 

開戦早々、趙軍の第一陣を崩すほど

獅子奮迅の活躍を見せていたダントだが

戦場に漂う違和感に気づき動きを止めていた。

 

それが何なのかわからず気のせいかと思ったものの

上空を飛ぶ鷹のカプロの鳴き声を聞き

そちらへと目を向けた次の瞬間

ダントの首を矢が貫いていた。

 

突然戦場で倒れた王に気づいた

フィゴ族の面々は騒然となり・・・!?

 

一方その頃、趙軍では

姿を見えるかどうかの遠さから

楊端和の右腕とされるフィゴ王を貫いたことで

矢を放った男に対し兵士達は戦慄すると同時に

口々に称賛の声をあげていた。

 

さ・・・さすがは”中華十弓”

現一位と評される青華雲様と。


やることはやったとばかりに身を翻す

青華雲に対し趙兵は拱手をし

中華十弓の御業・・・この目でしかと・・・!と

礼を述べると共に称賛の言葉をかけるが

その言葉に青華雲は反応を見せる。

 

・・・この目で何だ。

お前の目で俺の弓の何が分かると。

 

冷たい視線に晒された兵が

それ以上何も言えず震える中

青華雲は告げる。

 

余計な口を利くヒマがあるなら

さっさと舜水樹とかいう男に

この場を制圧させろと。

 

そう言ってこの場をあとにしようとする

青華雲は兵からどこへ・・・と聞かれ言葉を返す。

無論次の獲物のところだと。

 

そして倒れたダントの下へ集まったフィゴ族面々は

口々に王の容態を心配していたが

ダントは血を吐き出しながら傍らにいる

腹心の配下であるニムシに息も絶え絶えに告げる。

 

ニムシ 何をしている・・・バカ者・・・

早く・・・急げ・・・危うい・・・死王が・・・

 

知らせに走れ・・・凶悪な弓手が・・・

あいつに迫ると・・・急げ・・・

楊端和を・・・死なせてはならんと。

 

ダントの言葉を受けニムシは

すぐさま楊端和の下へ向かおうとするも

いつの間に包囲していたのか

周囲には趙兵の姿が・・・!?


フィゴ軍の包囲が完了したこと

そしてフィゴ王が青華雲に討たれたとの

報告を受けた舜水樹は皆に告げる。

フィゴ軍残りに何もさせぬままに皆殺しにしろと。

 

一方その頃、楊端和のもとに物見から

最右翼のフィゴ軍に異変が起き

急遽崩れ劣勢に陥っているとの報告が入る。

 

配下の者達が今まで押していたはずなのに

一転して押されている状況に困惑する中

楊端和はダントに何かあったのかと訊ねたものの

伝者にも分からないようで・・・。

 

そこへ新たに急報が入る。

敵が右翼フィゴ軍と

中央右バジオウ軍の間に進軍を始めたと。

 

数は!?と聞き返す楊端和に伝者は

一千ほどだと報告する。

 

大軍ではありませんが その分足が早く

こちらの防陣の中に入ってくる恐れが。

 

フィゴ軍が止めに動くべきところですが

今は劣勢で全く反応が出来ていませんと。

 

それを聞いた楊端和は二千率いて

蹴散らしてくるとして本陣から離れることを決める。

その足で右の様子も見てくると。

 

その動きは趙軍の物見により

すぐさま舜水樹の元へ届いていた。

敵軍本陣より楊端和が動いた模様です!と。

 

報告を聞いた舜水樹は

全てこちらの手の平の上だなと鼻で笑う。

・・・いや李牧様の手か・・・と。

 

そんな舜水樹に対し配下の一人が

疑問を口にする。

 

先程の中華十弓青華雲様は

どうして急に今回参戦して来られたのでしょうか。

 

これまで全く戦場に現れず

生きているかどうかも分からぬ・・・

いやもう死んだと噂されていたようなお方が――

 

あれ程の力を・・・・・・持っておられるのなら

もっと早く出て来て頂きたかったと

正直思わざるを得ませんと。

 

その疑問に対し舜水樹は語る。

出て来るはずのない人間を

戦場ここに呼び込むのも李牧様のお力だと。


一方、楊端和が出て来た戦場へと

到着した青華雲は李牧から

言われたことを思い出していた。

 

隠匿していた自分の元へと訪れた

李牧に青華雲は言った。

 

何度来ても同じだ。

もう俺の弓は戦場には持ち込まぬ。

 

俺の弓は戦いではない。

ただ一方的で無慈悲な殺戮だと。

 

それは何か今のあなたの美学に反すると?

そう口にする李牧だが青華雲は否定する。

 

・・・そんな話ではない。

分からなくなったのだ。俺の弓はなんなのかと。

 

戦場にて剣を振るっていた楊端和は

戦場に漂う違和感に気づき手を止めるが

それが何なのか分からずにいた。

 

そんな楊端和へと矢を向ける青華雲だが

楊端和のいる戦場にボロボロのニムシが姿を見せる。

 

楊端和の直下兵団の者達に対し

ダント様からの使いだといったニムシは

口から血を吐き出しながら告げる。

楊端和が狙われているのだと。

 

逃げろ!声を荒げるニムシをよそに

青華雲は弓を番えながらも

その脳裏には李牧から言われた言葉が。

 

李牧は言った。

無慈悲でいいと思いますよ。

戦場とは無慈悲なそういうものですと。

 

そうして青華雲から放たれた矢は

戦場にいる楊端和の身体を貫き・・・!?

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

予想通り前回現れた弓手が

中華十弓の一人である青華雲でしたが

想定していた以上にヤバいですね・・・。

 

あのフィゴ王が為すすべなく

首を撃ち抜かれたのもそうですが

楊端和までもが撃たれるとは・・・。

 

弓矢兄弟の登場もあって

中華十弓レベルの弓手というのが

戦場においてどれだけ脅威なのかは

わかっていたつもりですが

相手側にそれがあるだけで厄介極まりないなと。

 

とりあえず今回たった二射で

将軍・大将軍クラスを撃ち抜いたことで

青華雲という男が中華十弓の中でも

現一位と言われるのもよく分かります。

 

恐らく弓には弓ということで弓矢兄弟が

最終的に相手をすることになると予想していますが

二人掛かりでも勝てるか怪しいほどに

極まっているのは間違いないかと。

 

それにしてもただでさえ李牧相手というのに

ここに来て中華十弓の一位が相手とは

どうしようもない程に厄介極まりないですね。

 

あれをどうにかしなければ

次々と将クラスが撃ち抜かれるでしょうし

どうにかしないと戦いにすらならないだろうなと。

 

なんにせよ李牧が相手の場合

こういった隠れた将というか

厄介な相手が現れるのは珍しくないので

これに対処できるかどうかで

李牧に勝てるかどうか決まると思います。

 

どちらにせよこのままやられっぱなし

というのは考えづらいですので

今後どう対処していくのかも含めて

どう展開していくのか楽しみです。

 

ちなみに次回についてですが

次号は休載で11/13発売の50号にて掲載とのこと。

 

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