2026年4月24日発売の
ヤングアニマル 2026年9・10合併号に連載されている
3月のライオン 220話の
ネタバレ&感想になります。
第220話 タイトル不明
内容ネタバレ
「もう 出来る事なんて」
「何も 無いのになあ」
――さっき 聞こえた 誰かの声が
胸の中を搔きむしる。
”骨壺はみんな同じ型だったので”
”中にいれたら もう”
”どれが父でどれが母で妹なのか”
”分からなくなった”
”奥の方に ひとつ”
”泥と枯れ葉がついた壺が見えて”
”「多分 あれが祖母のものだ」と”
”思った時に気が付いた”
”この蓋は ひとたび閉じれば それ以降”
”次に誰かが死ぬ迄 再び開く事は無く”
”この 僕の小さな家族には”
”それ迄 決して 会えないのだと”
”もう一度 触れたくて 手を伸ばした”
”「何してんだ!汚れるだろう!」”
”けれど 叔父に 引きずり戻された”
”僕は 声にならない叫び声を上げ”
”「えーどうしよ・・・」”
”「やだ、おかしくなっちゃったのかしら」”
”叔母の 他人事のような 声が聴こえて”
”そこから 訳が わからなくなった”
”――そして 気がつくと 幸田のお父さんが”
”大きなカバンを2つ持って立っていて”
”「ここに入るだけ持って私の家に行こう」”
”そう言って黙々と僕の身の回りの物を詰めてくれた”
”「さあ 行こう」「零」”
”――そうして僕はこの世界にやって来た”
”2人の父に手を引かれて”
表情なく焦点が合わない様子で
じっと将棋盤を見ていた零に
対局者である隈倉は声をかける。
とりあえずそれを飲め。
低血糖かもしれんと。
その声が聞こえたのか零は
島田から貰った飲み物を口にする。
すると暗く靄がかかっていたように見えていた
将棋盤がくっきりと見え始める。
そして零は思い出す。
ああ そうだ。ぼくはたたかわねば。
戦うのだ。2人の父が
連れてきてくれた この場所で。
そうして零は改めて対局者として
将棋盤の前に座る隈倉に
お願いしますと頭を下げ
隈倉もそれに応えるのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
今回零の両親が亡くなって
お墓に入ったところから描かれたわけですが
正直なんて言ったらいいか・・・
両親と妹が骨壺に入れられて
実際にお墓に入れられる時に
本当の意味でもう家族には会えないのだと
理解したんだろうなと。
そんな零の気持ちすら察せずに
おかしくなっちゃったのかしらと言い出す
叔母は親族どころか大人としてどうかと思いますし
本当に彼らに引き取られなくて良かったなと。
兄夫婦が亡くなった途端に
金の事を言い出すくらいですから
保険金とか目当てで、いやいやながらも
引き取る可能性もあったと思いますし。
幸田家に引き取られてからも
決して幸せとは言えない生活だったものの
それでも将棋の世界に入れたことで
今の零があるわけですからね。
両親や妹が亡くなったことは
口が裂けても良かったとは言いませんが
それでも今の零は幸せに暮らせているのは
幸田家に引き取られた結果だと思います。
なんにしても零が精神的に
少しでも立ち直ることが出来たことで
次回からようやく対局が始まることになるかと。
正直立ち直ったとはいえ
その影響は少なくないでしょうし
単純な棋力も隈倉さんには及ばないでしょうが
それでもどんな対局を見せてくれるのか楽しみです。
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