魔法使いの嫁 27話のネタバレ&感想になります。
第27篇 God's mill grinds slow but sure.Ⅱ
内容ネタバレ
突然目の前に現れた男に対しアリスは警戒しながらも
薬を買いに来た奴だと判断して別の場所で買うようにと告げるが
男は懐から何か小さなガラス瓶を取り出しアリスの額へと当てる。
瓶の中に入っていた液体が変化し、その結果が思う通りだったのか
男はアリスにこのままずっとここにいたいか?と問いかけ・・・。
それから男が先導するままに後を付いて行ったアリスは
男の家へと足を踏み入れるがそこは外から見たのと中はまるで違っていた。
ここまで大人しくついてきたアリスも流石におかしいと思ったのか
一体何者なんだと男に尋ねると男は自己紹介がまだだったなと言い
私はミハイル・レンフレッドと名乗るのだった・・・。
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アリスはレンフレッドに薬について聞かれ
なんであんたに話さなくちゃいけないと応えるが
レンフレッドは何の反応もせずただそれによって”配合”が変わるとだけ答えていた。
蔑むわけでも怒るわけでもなくただじっと見てくる視線に耐えきれなかったのか
アリスはそれまでの経緯について話すことになるが
レンフレッドから返ってきたのはなら”軽め”にするという言葉だけだった。
そんな説明にもなっていないことを言われ困惑するアリスに対し
レンフレッドはタオルを渡し風呂へ入ってくるようにと告げその場を去り
残されたアリスはなんなんだ・・・と文句をつけるがその場で意識を喪い・・・。
それからのことはアリス自身にも記憶にないようで気がついたら
久しぶりのベッドの中で震えており、レンフレッドになにかの薬を飲まされながら
それから薬が抜けるまでの一ヶ月はとんでもなく体が痛み
今考えるとそれが薬を体から抜く時の禁断症状の代わりだったんだろうなと語るアリス。
その後薬が抜けたアリスはレンフレッドから魔術師について説明を受けることになり
はじめは信じられなかったが実際の目の当たりにし信じざるを得ないことに。
そしてレンフレッドはアリスにお前には機会があると言い
それを最大の努力で最大限に使いこなせば生きていくのは難しくないと告げる。
それに対しアリスが勉強する気はないと応えたところ
レンフレッドは生徒が嫌なら護り手をすればいい別の道を提示する。
それは護衛のようなものであり魔術師は研究によっては敵を作りやすく
身の回りの警護するものを雇ったりするのだと説明された上で
レンフレッドにお前はどうしたいと聞かれたアリスだったが
その時はまだそれほど信用できずただのおかしいやつだと思っていた・・・。
それでもあの日、レンフレッドから護り手にも教養や知識は必要だとして
書庫の片づけを頼まれたアリスは文句を言いながらもその作業を行うことに。
そうした中、アリスには読めないタイトルの本があり
レンフレッドからくれぐれも中は開くなと注意されていたにも拘らず
確認のため本を開いてしまう。
そんな中、昼だとアリスを呼びに来たレンフレッドだったが
アリスの目の前には本から出てきたと思われる怪物の姿が・・・!?
レンフレッドはすぐさまアリスを助けようとその怪物との間に入るが
その怪物の刃物のような手によって顔を大怪我を負ってしまうことに。
レンフレッドによって持っていた本がはたかれたことで怪物は姿を消し
自分を庇い怪我を負ったレンフレッドを心配するアリスだったが
その直後開くなといっただろうと拳骨を落とされてしまう。
アリスは顔に傷を負ったレンフレッドにどうして自分のことを庇ったのかと尋ねると
レンフレッドはどうせたいした顔でもないと言った上で
アリスを見ながらせっかく元気になったのに傷なんて作るもんじゃないと
安堵した表情を見せていた。
そのことが切っ掛けになったのかレンフレッドの顔を治療しながら
アリスは次はちゃんと護り手としてあんたのことを護ると誓い
レンフレッドも涙を流すアリスに次は頼んだぞと笑顔を見せるのだった。
そんなアリスの話を聞いたチセはなんて言ったらいいかわからず
ごめんなさいと伝えるとアリスはチセがちゃんと話を聞いてくれたことが嬉しかったのか
聞いてくれてありがとうと言い、再びプレゼント探しへと向かう。
そして時間ぎりぎりまで探した結果二人ともプレゼントが決まったらしく
お互い上手く行くといいなと話し駅で別れることに。
アリスは見送る瞬間思い出したのかチセに小さい使い鳥が行ってないかと尋ねるものの
何のことかわからないチセを見てなんでもないと言い
チセの様子から学院のこと聞かされてないのかなと思いながらその場を後にするのだった。
そして夜が更けた頃ようやく家へと帰って来たチセはそーっと中へと入ろうとするが
あっさりエリアスに見つかってしまい怒られてしまうことに。
しかしエリアス自身は怒っているという自覚はなかったようで
宥めようとしたルツの言葉を聞いて怒ってるの?僕は?と
チセに訊き返してしまっていた。
それに対し多分と応えたチセはごめんなさいと謝った上で
一日早いけど・・・Merry Christmasとプレゼントを渡す。
エリアスはそのことが嬉しかったのか驚いているのか呆然としながらも
それを受け取り開けるとそこには自分のしているものと似たループタイが入っていた。
チセはいつも同じものをつけているから落ち着くのかと思ってプレゼントしたらしく
気に入らなかったらごめんなさいと自信なさげに話すが
エリアスはさっそくもらったループタイを身に着けありがとうチセと礼を述べていた。
エリアスもチセにプレゼントを用意していたらしく
じゃあチセにもと言い渡したのは大きいテディベアだった。
それはエリアスの手作りによるものでちょっとした仕掛けもあるようだが
元々アンジェリカにテディベアが欲しいと言われたことから作り続けてきたものらしく
チセに抱かれたテディベアを見ながら今年作ったそれが一番よく出来てると話すのだった。
テディベアに顔を埋めながらありがとうございますと礼を言うチセは
傍にあるクリスマスツリーの下にいくつも箱があることに気づく。
それは全てチセへのプレゼントのようでアンジェリカやサイモン、
リンデルらからのクリスマスプレゼントだった。
エリアスは本島ならクリスマスの贈り物は当日に開ける予定だから
明日開けるといいと話し先に夕飯だと席を立つが
チセに対する説教は忘れていないようで後でねと告げる。
それを聞き忘れてくれてなかったとビクっとするチセは
そういえばこのヒト堂々と監視したって言っていたことを思い出し
納得できないような表情を浮かべていた。
エリアスはそんなチセに対し言ってくれたらついていったし色々買い物もできたと話すが
チセはそれはちょっとと前置きした上で
女の子同士の秘密の話があったのでと笑顔を見せるのだった。
その後、説教を終えたチセは自分のベットへ横になり
もらったテディベアを抱きながらクリスマスってこんな感じだったけ・・・と
思いながら横になっていた。
そして様々な場所でクリスマスに向けての準備が行われる中、
チセは次の日が楽しみになるなんて信じられないと幸せの温度を感じながら
眠るのだった・・・。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
いや~なんていうか普通だったらリア充爆発しろ!って案件ですが
チセとエリアスの場合なんかほんわかしながら
ニヨニヨしてしまう感じでとても微笑ましいですね。
二人とも感情が顔に出づらい部分がありますので
表情には現れづらいですがどちらも喜んでいるのが明らかですし
特にエリアスは説教している間もなんだかんだで
内心顔が緩みっぱなしだったんじゃないかと。
それはさておきアリスの過去話がメインだったわけですが
なんていうかほんと運が良かったんだなという感じですね。
生まれや環境で強制的にああいう状況となってしまい
最悪といった環境だったものの
レンフレッドに出会ったことで救われたわけですからね。
もちろんアリス自身も薬を抜いたりとか様々に苦労したんでしょうけど
やっぱり一番の幸運はあそこでレンフレッドに出会ったことじゃないかなと。
それにああまでして自分を守ってくれるわけですから
そりゃ惚れるのも当然です。
逆にあんな風にされて惚れないのは特定の属性持ちくらいじゃないかなとwww
まあ、なんにしてもアリスにしてもチセにしても
良いクリスマスを過ごせそうで何よりです。
やっぱり今まで苦労してきた人は報われないと!
それにしてもあのテディベアめっちゃ出来が良く可愛かったですが
改めてエリアスの多才さというか謎が深まった感じですね。
もちろんすごい事なのは明らかですけどね。
そういえば今回本誌に特製ICカードステッカーが付いてましたが
使い道にめっちゃ悩む・・・。
使うのもいいですしあえて使わずに持っておくのも・・・。
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