2018年11月15日発売の
ヤングジャンプ 50号に連載されている
テラフォーマーズ ＃57（230話）の
ネタバレ＆感想になります。
＃57 LIVE AND VITAL 生活と生存
内容ネタバレ
これはまだ私の髪が長かったころの記憶。
女子大生が”サムライソード”になるまでの軌跡だ。
巨大なメガマウスのオブジェの
姿をした全自動洗濯機。
双子の姉はしばしば理解できないものを買っており
もっと生活感のない部屋を目指している自分には
理解できない行動を見せていた。
しかしそんな二人は仲が良く
就職が決まったという姉と共に
卒業旅行するため一緒になって旅をしようとしていた。
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誘拐ビジネス。
2015年犯罪者集団がフランス・パリで
アメリカ国籍の女性を”売買目的で誘拐”した事件は
世界を震撼させることになる。
それは何も知らない貧困層が
人身売買に遭うのとは訳が違い闇サイト上で
富裕層相手のオークションに出品されたと報道され
人々は不謹慎ながらまさに
映画そのものだと思わずにいられなかった。
サムライソードは自分達がそれに巻き込まれ
2人セットで売られゴロツキ共が
始めから自分達が双子だと知って襲ったのは
その方がお前（ハンニバル）が
面白がるのがわかっていたからだと語る。
まだ目の前にいる相手が
誰なのかわからないハンニバルだが
サムライソードはこの部屋にある絵画や彫刻を見て
私がお前に飼われていたことを思い出すと。
彼女に宛がわれた部屋に場所がないからと
高額な絵画などを置いていくハンニバルが
美術が好きなのではなく
確かな知識と正確な数字だけを愛している事を。
確かに姉ならば呼吸も忘れて卒倒するかもしれないが
だがそれは”高額だから”ではなく”美しいから”であると
お前と姉は違うのだと言わんばかりに叫んでいた。
怒りと共にサムライソードが飛ばした
ワインのコルクを躱したハンニバルは
彼女がM.O.手術を受けている事にようやく気付いたらしく
大体の事情は察しましたとゲラゲラと笑い出す。
自分に買われるような一般人が
ここまできた道のりを思い大変だったなと口にしつつも
そこに至るまでどれだけ権力者を咥え込んだのだと嘲笑し
損失が多い（もったいない）と思わないかね？と告げていた。
これまでサムライソードが歩んできたであろう時間を
自らがした行為を全てなかったかのように
無駄な時間だとでも言いたげに語るハンニバルに対し
サムライソードは”あの時”
姉にどうして出てきたのよ！？と怒られた時の事が
脳裏をよぎっていた。
そんな彼女が怒りのままに仕掛けた攻撃は
今まで傷一つなく余裕を見せていた
ハンニバルの足の指を切り飛ばし
ハンニバルもまたまだ余裕な表情こそ崩さないまでも
ベッドの上で体勢を崩していた。
そんなハンニバルに対しサムライソードは
数字馬鹿め、せいぜい私に切り落とされる
指の数でも数えてろと言い放つと
予告してやる、20本では済まさんと告げるのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ！
感想
以前にもサムライソードの過去が
描かれる回がありましたが
今回は彼女がそうなってしまった原因について
描かれてましたね。
正直あまりにも酷すぎて
どん引きしてしまうレベルでしたが
あんな目に遭えばそりゃ復讐したくも
なるだろうという感じです。
結局同じように誘拐された姉が
今何をしているのかはわかりませんが
生きていても碌な生活を送っていないだろうなと。
最悪すでに亡くなっているかも。
なんにしてもどうしてサムライソードが
ハンニバルにあそこまで怒りを
露わにしていたのかが明らかになりましたので
今まで以上に彼女を応援したいですね。
相手はニュートン一族の中でも
かなり上位に位置する相手みたいですので
一筋縄ではいかないでしょうけど
とりあえず一矢は報いることは出来たようですし
引き続き奮闘してもらいたいものです。
というかああいう一族なので
ある意味仕方ないのかもしれませんが
誰一人としてまともな奴はいないものなんでしょうかね？
まあ、彼らは人前と裏ではまるで違う顔を見せているので
なんとも言えないところではあるんですが
本当ろくでもない連中しかないなと・・・。
そんな二人の戦いについてですが
とりあえず次号は休載で
続きは11/29発売の52号との事。
ちょっと長い休載のあとの再びの休載と言う事で
作者様には無理をして欲しくはないんですが
続きは気になるので是非とも頑張って欲しいものです。
私的には月イチ連載でもいいので
打ち切り等を含めエタることなく
最後まで連載してくれることを願っています。