君は008 第39話のネタバレ&感想になります。
第39話 くだらないもの
内容ネタバレ
白衣を着た男から何度も”ED209”と呼び掛けられる少年。
だが少年は返事をすることはなかった。
少年はだってそんなのはボクの名前じゃないからと
ボクにはちゃんとした名前があるんだと涙を零しながら
自分の名前を口にしようとしたところで
名乗らん君は目を覚ます。
そして他のルームメイトがまだ眠りにつく中、
起き上がり夢かと呟くが
その表情は普段のヘラヘラとしたものではなく・・・。
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あくる日、ルームメイトたちと一緒に学校へ向かう中
エイトは英雄と大河から落ちた後のことを聞くことに。
どうやら英雄はよっぽど悔しかったようで
まだそのことを引きずっていたが
話はまともにゴールして無事に戻った名乗らん君のことに。
のぞかないで帰ってきたらしい彼に対し
英雄はそんなことあるわけないとまるで信用していなかったが
エイトは今回いろいろ助けられたことで
実は案外いい奴かもと思っていた。
そんなことを思いながら軽い調子で
そろそろ名前を教えろと声をかけるエイトだが
キッパリ笑顔で嫌だと返されてしまい
どちらも退くに退けない状態に。
それからというものエイトは
なんとしても名前を聞こうと意地になって
様々な勝負をしかけるが
知力・体力・敏捷性どれをとっても勝つ事は出来ず・・・。
食事の時間となりあやめや英雄と共にテーブルに座るエイトだが
改めて名乗らん君の凄さを知り項垂れながらも
彼は一体何者なのか気になっていた。
ここへ来る前にとんでもない訓練を受けてきたのではないかと
言うエイトに対しあやめはそうとも限らないとして
これまでの彼の行動を見るに諜報員用に
訓練された動きとは言い切れないと語る。
むしろ長年の訓練で獲得した人間のそれとは異質のものに見えると言う
彼女の言葉に驚くエイトだが
その言葉に誰よりも反応したのは英雄だった。
英雄はこの学校に入ってすぐの頃
”generich(ジーンリッチ)”という
とある研究施設で遺伝子をコントロールして製造された
生徒が入学したとの噂を聞いたとのことだった。
さらにあやめからも諜報員が年々不足する中
人工的に適性者を作る計画を聞いたことがあるとの聞かされ
未だ信じられない様子のエイトもまじかよ!と口にした瞬間
料理を手に名乗らん君が同じテーブルへとやってくる。
どうやら話を聞かれていたらしく
動揺を隠せない英雄をよそにエイトが何かを言おうとしたところ
名乗らん君はこれで分かったろ、ボクに名前なんてくだらないものは無いと告げる。
そして前いた所でも番号で呼ばれていたしねと笑顔を見せ
なんとも思っていない様子であっさりと話す名乗らん君だが
その眼は全く笑っておらず・・・。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
伝説ののぞき場関連の話が終わり
ようやく名乗らん君の秘密について色々描かれることになりそうですが
色々奥が深いと言うか一筋縄ではいかないみたいですね。
前回のときのあの身体能力を見る限り
とんでもない実力者なのはわかっていましたが
その背景には色々あるみたいです。
これが単純に厳しい訓練の結果身に着いたものだったら
なんの問題もなくこれまで頑張って来たんだなの一言で済みますが
もし英雄が言っていた通りの存在なら
多かれ少なかれ影響が出るのは間違いないかなと。
私的には遺伝子改造だろうがクローンだろうが
個として存在している以上
特になんの問題もないと思っていますけどね。
まあ、あくまでも名乗らん君がそういう存在である可能性があるってだけで
本人も前いた所でも番号で呼ばれていたとしか言っていませんので
実際のところ全く違うかもしれませんが。
ともあれ次回か次々回には
名乗らん君がどういう存在なのかも明らかになると思いますので
まずはそれを知ってからかなと。
それにそれを描くことによって
彼の名前も明らかになる可能性も高いので
その点も期待したいところですね。
それにしても”generich”というのは
ドイツ語?で豊富な遺伝子を意味する言葉みたいですが
なんていうかもうちょっとひねりがなかったのかなと(苦笑)
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