魔法使いの嫁 56話のネタバレ&感想になります。
第56篇 Better bend than break.Ⅰ
内容ネタバレ
ルツに押さえつけられバツの悪そうなフィロメラが
そこにいたことに驚きながらもチセは
この間部屋の外で伺っていたのもあなたなのかと問いかけていた。
しかしその問いかけに対しフィロメラは
「れんしゅう」という思ってもいなかった言葉を返していた。
困惑するチセ達だがリアンによると彼女の家は諜報などが専門らしく
学院の中でまでそんな事やらされているのかと
呆れたように言われるフィロメラだが
チセとルツは彼女から何か妙なにおいを感じていた。
スポンサーリンク
そんなリアンとフィロメラはどうやらまたいとこの関係らしく
リアンはため息を吐きながらフィロメラを中へと連れて入ることに。
入ってきたフィロメラにゾーイは自分を誰かに売るつもりなのかと問いかけるが
フィロメラ自身にそんなつもりはないようで
私から誰かに言う気もないと答えつつも
言えと言われたら私には拒否できる権利がないとのことだった。
そんなフィロメラに何か怯えのような感じを受けるチセだが
リアンはならばとここにいる者たち全員に
契約の術を行うと提案する。
これは一つの秘密を複数人数で守るためのやり方で
参加者に誰が裏切ったのか伝わるようになっており
秘密について明かそうとしたものの喉を焼き
書き記そうとすれば指を焼くというものだった。
契約の術について色々話すリアンたちをよそに
チセはフィロメラに私はともかくゾーイのことは本当に大変だからと
誰にも言わないようにとお願いするが
フィロメラは何故か命令ではなくお願いしたことにハッとした表情を浮かべながらも
わかったと答えるのだった。
そして粗方話がまとまったところで
リアンは自分を含めた参加者と共に
契約の術を施しゾーイの秘密についての契約が成立。
ゾーイに先生方は知っているのかと確認を取ったルーシーから
先生方に忘却の魔術でも使ってもらえばよかったんじゃないかと言われ
皆が唖然となる場面こそあったものの
それぞれこの場を後にすることに。
別れ際チセはフィロメラに何かあったら私のことだけ言えばいいと話し
そんなチセを何も言わずただ見送るフィロメラだが
ルーシーはあたしはあんたのことまだ信用しないと告げるとともに
あんたみたいな連中のせいであたしの一族は死んだのだと言い残しその場を去るのだった。
そんな彼らと別れ家に戻ろうとするチセだが
そんな彼女を待っていたアリスから突然
今日家に行っていいかと言われ・・・。
スポンサーリンク
抜け道のことを他の人に話すわけにいかないチセは
先に家に戻りアリスを迎えに行くことに。
辺りはもう暗くなっておりバスもないことから
チセが頼ったのは車を持っているサイモンだった。
サイモンもまたまさかこういうことで頼られるとは思っていなかったと言いながらも
特に用事もないようでアリスと初対面の挨拶そこそこに
皆で家へと向かうことに。
その道中、車の話や友達の話など色々話すうちに家に到着したチセとアリスは
ここまで送ってくれたサイモンに礼を言いつつ家の中へ。
食事のうまさに喜ぶアリスに対し
エリアスはレンフレッド抜きで何しに来たんだと尋ねるが
今回用事があるのはチセのほうだったらしく
明日は一緒に寝ますからとチセに言われ
渋々ながらも一晩貸すことを認めるのだった。
そしてチセのベッドに横になった二人。
ルツがベッドの下で寝息を立てる中
チセはアリスに何かあった?と尋ねていた。
いつもと違い神妙な表情を浮かべながらアリスは
絶対やってやるんだと思っていたことやる必要ないと
いきなり言われた経験あるかと語り始める。
自分なりにゴール目指して足掻いていたが
それはただのネズミの実験で
そのネズミが自分だったのだと。
勉強中だし訓練中だけど
なんとかやれてる気がだったが
でもあたしじゃ師匠の役になんて立っていなかったことを
どうして忘れてしまっていたのかと悲し気な表情を浮かべていた。
そして目の前で師匠が腕を失くした時のことを思い浮かべながら
ーーあの時もそうだったのにと呟くのだった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックス、MAGCOMIでどうぞ!
感想
前回の続きでフィロメラについてどうするのかという話でしたが
とりあえず何か処罰を与えようとかではないみたいですね。
正直言ってまだフィロメラ自身信用できるかは何とも言えませんが
彼女自身についてはそんなに悪くないような気がします。
彼女も言っていたように彼女を操っているのか命令しているのか
誰か後ろにいるのは間違いないですので
フィロメラがどうこうというよりは
その後ろの動き次第なのかなと。
まあ、それはそれとしてそんな彼女の家業とでもいえばいいのか
諜報についてルーシーが何か思うところがあるみたいですね。
ルーシー曰く彼女みたいな連中のせいで
あたしの一族は死んだとのことらしいですし
その原因がフィロメラとは関係なかったとしても
それを生業にしているだけで厳しい見方になってしまうんだろうなと。
なんにしても現時点においてフィロメラの後ろに誰がいるのかは
分かっていないのでそれがわかるまでは何とも言えないでしょうね。
恐らく”彼女”ではないかとは思いますが
その辺りはいずれ判明した時にでも。
そしてこれまで前回に関係してくるわけですが
アリスとレンフレッドについても厄介なことになっていますね。
まあ、遅かれ早かれこうなることはある程度予想できていましたが
すんなり解決するのかそれともこじれるのか・・・。
私的にはすっきりと解決してほしいところではありますが
レンフレッドもかなり難物っぽいので
なんとなく長引くような気がします。
最悪弟子関係の解消までありえそうではありますが
流石にそこまではいかないと思いますので
エリアスが余計なことをしなければ
なんだかんだで関係は修復するのではないかと。
なんにしても次回はあのアリスの話の流れから
レンフレッドが腕を失った時の話になるかと思います。
腕を取られたことは話の中で明らかにされてましたが
どういうタイミングというか話の流れかは語られてませんでしたので
その辺り楽しみです。
第55話へ