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アルスラーン戦記 漫画最新 71話 ネタバレ&感想 ギスカールとヒルメス 11巻続き

2019年5月9日発売の別冊少年マガジン 2019年6月号に連載されている

アルスラーン戦記 71話のネタバレ&感想になります。

 

第71章 ギスカールの野望

内容ネタバレ

 

王都へ戻ってきた銀仮面卿(ヒルメス)から

残りの兵はザーブル城に置いてきたと聞き

ギスカールは銀仮面卿がザーブル城を

自分の根拠地にしようとしていることに気づく。

 

俺が今自分を害することが出来るはずがないと

高をくくっているのかと思いつつも

続けて話を聞くギスカールだが

銀仮面卿の話は驚くべきものだった。

 

銀仮面卿は自らの本名であるヒルメスと名乗ると共に

自分こそが正当なる王の血筋であることを明かした上で

パルス王家の抗争史を語り始めるのだった・・・。


女を巡る兄弟の暗闘、兄殺し、王位簒奪

そして未遂に終わった甥殺し・・・。

 

凄まじい過去を聞いたギスカールは

何故今素性を明かす気になったのか尋ねていた。

 

ヒルメスはこれからもお互いの結びつきによって利を得たいとして

これを明かしたのも殿下を信頼しているからだと語るが

ギスカールがそれを信じるはずもなく本音はどこにあるのか考えていた。

 

そうして考えるうちにこれまでのアルスラーンに対する言葉に数々から

それが嫉妬によるものだと確信すると共に

アルスラーンの勢いにルシタニアの武勇と才略では抗しきれないと

考えていることに気づき不快に思っていた。

 

それでも一息ついて顔に出さずにいたギスカールは

アルスラーンが四、五万の軍を集め

既に和賀軍の二城を抜いていることから

その兵威に対応できるのか問いかける。

 

それに対しヒルメスはアルスラーンのことを認めたくないのか

兵威ではなく兵数だけだと言い捨てるも

ギスカールから兵が多く集まるにはそれなりの器量が必要ではないかと言われ

思わず目を剥いて反論していた。

 

アンドラゴラスの小せがれにはなんの力もなく

側近共に操られ器量だの才幹以前の問題であると。

 

その様子をじっと見ていたギスカールは

なるほどよくわかったとして

アルスラーン軍は当初の通り大軍を持って正面から当たることを告げ

引き続きお主の力を借りようと酒杯を交わすのだった。


ギスカールのもとを後にしたヒルメスは

魔道士のもとへと足を運ぶ。

 

力を借りに来たというヒルメスは

元は全てパルスのものだとしてルシタニアの財貨を条件にするが

魔道士に今はまだ焦る時ではないとして断られることに。

 

魔道士は今のうちにできることがあるであろうとして

正統の王位継承者ならばわかるだろうと語り

地震が起き山の一部が崩れたことで

宝剣ルクナバードへ至る道が開いたかもしれないと告げるのだった。

 

その日の夜、ベッドに入っていたギスカールは

あることに気づき高笑いしていた。

ヒルメスめに我が兄を殺害させればいいのではないかと。

 

そしてイノケンティス七世を殺害したヒルメスを

このギスカールが処罰すればいいのだということに気づいた翌日

ギスカールは早速ヒルメスのもとへ向かうも

どうやら昨夜のうちに出立していたらしく会うことは出来なかった。

 

自身の命令だと偽り出立したヒルメスに対し

発見したら密かに追跡し何を目論んでいるのか確認するようにと指示を出すと

使いようによってはパルス王党派を分裂混乱させるためにつかえるとして

アンドラゴラスのもとへ足を運ぶ。

 

そして牢に繋がれたアンドラゴラスに

ヒルメスのことを尋ねるが

返ってきたのはヒルメスは死んだという言葉だった。

 

ギスカールはならば昨日私が会ったのは何者だと

アンドラゴラスの近くへと足を運ぶが

何かに気づいたのかその口元には笑みが。

 

何を笑っているのか尋ねようとしたギスカールだが

アンドラゴラスは本物のヒルメスを知っているのか、

真偽を確かめたのかと問いかける。

 

名乗ったから信じたのか、ならばルシタニア人は正直者だとして

どうやって我々に勝てたのか不思議なものだと告げると

自身に繋がれた鎖を引きちぎっていた。

 

それを見て取った兵士たちはすぐさま警戒するものの

アンドラゴラスは今まで拷問を受けていたものとは

思えないほどの動きを見せ瞬く間に兵士たちを屠っていた。

 

そしてギスカールの足に鎖を巻き付け引きずると共に

残りの拘束具を破壊し狼狽えるギスカールの前へと立ちあがるのだった。

 

当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

とりあえず現時点においては

ヒルメスとギスカールが決別することには

ならなかったみたいですね。

 

当然お互い内心ではすでに敵も同然と見ているのは明らかですが

少なくともアルスラーン軍をどうにかするまでは

今の関係を続けることになるかなと。

 

それはそれとしてヒルメスについてですが

正統の王がどうとかいう前に

自らの行いについて顧みた方がいい気がします。

 

また魔道士に力を借りようとしていたみたいですが

どう考えてもヒルメスが魔道士を利用しているのではなく

逆に利用されている気が・・・。

 

というよりもヒルメスはあの魔道士に対し

どう思っているのか気になる。

 

あれほどまでに怪しげな連中に対し

まさか自分なら奴らを使いこなせるとでも思っているんでしょうか・・・。

 

なんにしてもヒルメスについては

魔道士からルクナバードのことを知らされたことで

そちらにかまけることになりそうですね。

 

そしてその間に捕らえられていたアンドラゴラスも動き出したみたいですし

彼がこのまま脱走するのかどうかは何とも言えませんが

彼の存在はアルスラーンにとって必ずしもプラスにはならないでしょうし

そもそもアンドラゴラスの真意がわからないだけに厄介な存在になりそうです。

 

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