2019年11月6日発売の週刊少年サンデー 2019年49号に連載されている
銀の匙 128話のネタバレ&感想になります。
第128話 四季の巻㉛
内容ネタバレ
八軒の受験した大蝦夷畜産大学合格発表日、
皆が発表を控えて緊張していた。
発表まであと3分となり大川は
御影の父豪志と一緒にいた。
色々八軒のことを聞いて来る豪志に
大川はやっぱ気になります?と尋ねたところ
返ってきたのはうちの娘が受かってんだから
八軒が落ちるわけないという言葉だった。
そして自らの合格発表を確認するため
大蝦夷畜産大学を訪れた八軒だが
何故か豚の着ぐるみを着せられ背には会社の広告が貼られていた。
その姿に声もない自分も発表を控えている相川だが
八軒曰く大川に地元のテレビ局や新聞社来るから宣伝になると言われ
夜なべして作っているのを知っていたからか断れなかったらしく・・・。
そうこうしている内に発表時間となり
中へと入ろうとする八軒と相川だが
そんな怪しい恰好をしている八軒がすんなり入れるわけなく
警備員に不審者発見!と捕まってしまうことに。
中から悲喜交交な声が聞こえる中
なんとかして警備員を振り切り中へ向かおうとする八軒だが
そこに大川から連絡が入る。
八軒まさか着ぐるみ脱いでねーだろーな!?という一声と共に
大川から八軒の合格を知らせる報が。
警備員としっちゃかめっちゃかの八軒はそれどころではなく
大川に誰のせいだとばかりに怒りをぶつけるが
ふと我に返り何を言われたのか理解し叫んでいた。
警備員とのもめごとにテレビ局のスタッフが集まらないわけがなく
八軒の受かったー!との叫びは様々なカメラに収められ
ネットで八軒の合格を見守っていたアキもまた
彼の合格を知り家族と共に喜びでガッツポーズをとっていた。
相川から笑顔でおめでとう!と声をかけられた八軒が
そっちはどうだった?と返す中
集まったレポーターたちはいい画が撮れそうだとカメラを向けていた。
しかしその期待も虚しく返ってきた言葉はなく
八軒は涙しレポーターは慌ててカメラを止め・・・。
そんな悲劇もありながらも
八軒はこの日地元の新聞とテレビを総ナメにし
テレビや新聞各社にて豚の恰好をした姿が
一面に載るのだった。
その後八軒と相川は近くのフードコートにて
これからの事を話していた。
どうやら相川は後期合格発表も駄目だったために
4月から私立札幌農業学園生になることが余儀なくされたらしく
引っ越し面倒だな~と愚痴っていた。
八軒も畜大の近くに引っ越しを考えているとのことで
相川が今自分が入っている部屋を紹介してくれ
ありがたくそれにのっかることに。
そして引っ越しが行われる当日
相川の荷物が札幌の新居へと運ばれることに。
自身は鉄道で移動することを伝え
引っ越し業者に荷物を預けた相川は
手伝ってくれた八軒に礼を言い部屋を後にしようとしていた。
八軒の荷物も間もなく着くらしく
駅まで見送りに行けないことを謝る八軒に
相川はお互い頑張ろうとこれからの生活にエールを送り
笑顔で別れるのだった。
ちょっともの悲しい別れを終えた八軒は
すぐさまアキに連絡をとり夕方には引っ越し終わるから
遊びにこないかと誘っていた。
調子にのってなんなら泊ってもなんてことを言おうと八軒だが
その瞬間別れたはずの相川が突然こちらへと走ってくると共に
引っ越し業者にキャンセルを連絡していた。
珍しく焦っている相川によると
今畜大の追加合格通知が来たとのことで
あり得ない事態に喜ぶ八軒とまだ電話が繋がっていたアキだが
そこに戻ってきた引っ越し業者から
じゃあ相川さんの荷物はどこに降ろせばいいのかという言葉が・・・。
八軒の荷物も間もなく運び込まれると言う状況の中
結果また同じ部屋に運び込むしかないようで
処狭しと積み上げられた荷物の中で二人眠ることになるのだった。
そんなことがあったあくる日
八軒と相川の合格を祝いにクラスメイト達が
狭っくるしい部屋に押し寄せ祝われることに。
常盤が免許をとっていたという衝撃的な事実が明かされ
それぞれ免許の話に移り盛り上がる中
やってきたのはいつもお馴染み南九条あやめだった。
せっかくお祝いにきてあげたのに
過密多頭飼いの豚小屋みたいだと言われ青筋を浮かべる八軒だが
あやめが車でここに来たと知り驚いていた。
しかしあやめ自身は免許をとれていないらしく
運転手となっていたのは大川だったらしく
俺からのお祝いだとまるで生ハムの原木を出すかのように
血糊付きの鹿の足を出し・・・。
さらに富士先生からもプレゼントを預かってきたらしく
皆でプレゼントを開けると
そこには想像通り一般的なものではなく
高級食材である熊の手が納められていた。
そして大川から豪志から八軒にと
預かったプレゼントを渡されることに。
八軒はようやく自分のことを認めてくれたのかと
涙ながらにプレゼントだと渡された大きな封筒を開けると
そこには最新畜産用GPSカタログが・・・。
「好きなのえらんでつけろって。おまえが。」
と豪志からの言伝を聞いた八軒はぷるぷる震えながら
わぁ~おしゃれなアクセサリー~と現実逃避するのだった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
実に約一年半ぶりの連載再開という事で
めっちゃ期待していたわけですが
相変わらず面白い!
最終回まで今回を入れてあと4話という衝撃的な情報もありましたが
なんだかんだで綺麗に終わるみたいですので
これはこれで良いのかも。
とまあ、色々な思いもありますが感想に移るとして
無事に八軒合格して良かったですね!
流石にここで落ちるとかないわ~とは思っていましたが
実際に合格しているのを見ると一安心といったところ。
まあ、そのあとの相川の不合格に一気に持ってかれた感はありますが
結果として相川も畜大の追加合格に引っかかったみたいですし
最良と言っていい結果だったのではないかと。
久々に見たいつもの面子も変わりないようですし
本当にこの漫画がもうすぐ終わりを迎えるとは
中々にさみしいものです。
結構休載も長かったので興味を失った人も多いでしょうけど
良作に分類される作品なのは間違いないので
これを機に全巻揃えて読み返すのをオススメします。
私も連載再開が発表された前号の後
コミックスを全巻読み返して新たな発見もありましたし
期間が少し空いたのもそう悪いことじゃなかったのかも。
最終回まで残すところあと3話となりましたが
もう終わるのは決まっている以上
あとはどういう終わり方になるのかですね。
荒川先生の事ですからファンが満足する結末を見せてくれるのは
まず間違いないのでラストまで楽しく読ませてもらいたいと思います。
そう言えば話は変わりますが
八軒の姿が新聞の一面に載ったシーンがありましたが
そこにチーズ工房ほわいと家宅捜索の記事がありましたね(笑)
確かクラスメイトの吉野が面接に行った場所だったと思いますが
やっぱりというかなんていうか真っ黒だったようで
ついに警察のご厄介になったみたいですね。
正直笑わせてもらいました。