2019年11月6日発売の週刊少年サンデー 2019年49号に連載されている
君は008 第84話のネタバレ＆感想になります。
第８４話 誠の心
内容ネタバレ
各チームから贈られたコインは計18枚にもなり
呆気に取られていたエイトが皆にありがとうと感謝を伝えていた頃
アララギはホログラム越しに集まった教師陣を前に
中間考査終了を宣言していた。
エイト達のことが気に入らないスカーフェイスは
エイト達がギリギリでコインをロストしたことを知り
アイスマンを笑いながらバカにしていた。
しかしそのすぐあと他のチームから
18枚ものコインが贈られたとの報せがあったようで
バカ言うな！とさっきまでとは打って変わって憤っていた。
他の教師達たちがこんな事態は初めてだと興味深そうにしている中
スカーフェイスは何が起こったのか分からず困惑していたが
アララギからデルタ3チームの志が皆の心を打ったのではないかとの言葉が。
スカーフェイスは策略と謀略と暗殺、陰謀と奸策と工作こそが
諜報員の世界だとして友情ごっこはよそでやってくれと
あのチームをデリートすべきであるとの声をあげる。
しかしアララギから君は忘れてしまったのかね？
我らの高校の前身”陸軍中野学校”の「志の言葉」をと告げられ・・・。
一瞬何を言われたのか分からなかったスカーフェイスが
その言葉を理解し慌てて受け答えする中
アララギは”謀略は誠なり！”という言葉を告げ
先人は”誠の心”を我ら諜報員にとって最も重要としたのだと語る。
確かに我ら諜報員の仕事は綺麗事だけではなく
だがなればこそ真心をもって対象にあたらねば
決して大義を成すことは出来ないだろうと。
もし謀略として一国で革命を起こさんとすれば
その革命に命を賭して最後まで付き合う・・・
それこそが”中野の教え”であると。
スカーフェイスがウサギ先生からおたくのチームもコインを上げていると言われ
思わず叫ぶ中、アイスマンはアララギの言葉に思うところがあったのか
エイトの父008のことを思い出し正義の諜報員か・・・と呟くのだった。
エイトたちが合格に喜ぶ中
ドグラ・マグラの二人は中野を離れようとしていた。
学校側も二人を監視・追跡していたものの失敗し
アララギはまさか考査中にドグラ・マグラが入り込むとは・・・と
頭を抱えていた。
オキタは人員不足のせいだとアララギを宥めるが
アララギはこうなればと
”プロジェクト・ノヴァ”の発動を決めるのだった。
考査終了の翌日、辛うじて合格したエイトだが
度重なる激しい戦いのためか
全身傷だらけで自室のベッドで療養していた。
動けないエイトをからかう名乗らんだが
そんな彼からある情報がもたらされることに。
それは一部のチームに仮ライセンスというのが支給されるらしく
それを与えられたものは今までとは違う
危険度の高い実戦に出られるとのことで
条件付きとはいえ”殺人許可証”さえ貰えるというものだった。
思ってもいなかった情報に驚くエイトだが
既に二度渡って実戦で死にかけていることから
そんなに乗り気ではなく優秀なチームが支給されると聞き
ウチには関係ないと思っていた。
そんな話を聞いた4日後、完全休養を終えたエイト達だが
アイスマンから君達デルタ3チームに
仮ライセンスが支給されることになったと話が！？
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ！
感想
前回のラストからエイト達が合格したことは
半ば予想通りでしたが流石に仮ライセンス支給は驚きました。
エイト達がそれを支給されたこと自体は
本職のあやめもいますしこれまでドグラ・マグラと
何度も邂逅しているわけですし分からなくもないんですが
そういうライセンスが仮とは言え生徒に支給されるとは・・・。
おそらくそれもアララギの言う
プロジェクト・ノヴァに関係しているんでしょうけど
生徒にそういうライセンスを支給してまで
急速に育成しなければいけないほど人が足らないんだろうなと。
まあ、どこの世界も業界もそうですが
真面な組織に比べて悪の組織の方が規模が大きいのは
まず間違いないので仕方ないのかも。
その分、質にかけては上回ることも多いですが
それにしたってそう違いはなさそうですしね。
なんにしてもエイト達のチームも仮ライセンスの支給がされた以上
今までの戦い以上の死闘に巻き込まれることになるのは
間違いないかと。
まあ、でもそういう戦いを多く経験すれば
より早く成長するのも間違いないので
生き残ることさえできれば・・・という感じですかね（苦笑）