2020年9月9日発売の
週刊少年サンデー 2020年41号に掲載されている
葬送のフリーレン 第17話のネタバレ&感想になります。
第17話 葬送のフリーレン
内容ネタバレ
夜が更けた頃、グラナトの屋敷へと潜入した
フェルンとシュタルクだが
屋敷の中は不気味に静まり返っていた。
一方、リュグナーはこの街に張られた
フランメの防護結界を解除させるべく
グラナトを拷問しその方法を吐かせようとしていた。
リュグナーは語る。
私は魔法が大好きで彼の腐敗の賢老クヴァールが
人生の大半を掛けて、人を殺す魔法を開発したように
我々魔族は長い寿命の中で
一つの魔法の研究に生涯を捧げると。
年月を掛けて日々探求し積み重ねていく。
10年後の魔法は今よりもっと優れたものになり
我々の力をより強固なものとする。
だが魔法というものは不思議で
魔族の侵入を防ぎこの街を守ってきた
大魔法使いフランメの防護結界。
千年前の天才が作り上げた魔法が
現在の魔法を凌駕することもあると。
天才は嫌いだ、積み重ねたものの
美しさがないと語ったリュグナーは
代々結界の管理を任されているのは貴方がたグラナト家だと語る。
魔族の私達がこの街に入れたという事は
結界を操作できる魔法が存在するはずであり
それを教えろとグラナトに詰問するも
グラナトは一切答える気はないようで・・・。
全く答える気がないグラナトの様子に
リュグナーは少し時間を置こうと考え
吐かなければ待っているのは拷問の続きだけだと告げ
リーニエと共に部屋を出る。
そしてどこかに結界関連の魔導書があるはずだと
リーニエに寝室を探すようにと指示し
自身は書斎を調べるべく動き出すのだった。
一方、一人残されたグラナトだが
シュタルクがその部屋に姿を見せる。
グラナトは昼間の冒険者のガキかと
彼の事を覚えていたらしく
息子がお迎えに来たのかと思ったと軽口をたたいていた。
シュタルクは至る所から血を流すグラナトの姿に
ここまですんのかよと零しつつも
今助けてやると後ろ手に縛られた縄を切ろうとナイフを取り出す。
その手は震えておりその事に気付いたグラナトは
彼を勇敢だと評し死んだ息子も出陣前は震えていたと語る。
魔法がかかっているのか縄が切れず手間取るシュタルクに
グラナトは儂の事はいい、どうせ助からんと言い
それよりも街の人々の避難だと告げる。
シュタルクはどうせあんたがいなきゃ
皆言う事聞いちゃくれないと返すが
グラナトは儂の首にグラナト家の紋章が掛かっており
こいつを衛兵に見せればなんだって聞いてくれると言い
この場からさっさと離れるように告げる。
しかしシュタルクはそんな彼の言葉を聞く気がないようで
グラナトの座る椅子を壊すべく背中の斧を構えるが
丁度そこへ戻ってきたリュグナー達が姿を見せる。
リュグナーはグラナトに知り合いかと確認をとったものの
帰っていいぞ、小僧。見逃してやると
相変わらず敵としてみてはいなかった。
シュタルクは前と同じく相手が自分の事を見もしないことに気づき
リュグナーに対して武器を構える。
邪魔するなら殺すと告げるリュグナーだが
次の瞬間シュタルクはリュグナーの背後へと飛び
背後から斬りかかっていた。
そのスピードは大したもので
リュグナーもその事に驚き肩を斬られるも
だが所詮は人間かと笑みを浮かべた次の瞬間
斬られた肩の傷から魔法が発動し
シュタルクの体を押さえつけていた。
急所を避けたシュタルクに反応もなかなかだと言いつつ
若い奴は短慮だとして無策で無謀であると告げる。
その上で単身で私に挑んだその武勇は評価しようと称賛するが
シュタルクはやっぱりお前達には
視えていないんだなと笑みを浮かべていた。
そしてフェルン、言われた通り隙を作ったぜと呟いた次の瞬間
窓の外からリュグナーにフェルンの魔法が放たれ!?
リュグナーは人間の魔法使いご時が
リーニエの魔法探知を掻い潜ったことに驚くと共に
片腕と腹を抉った先程の魔法について考えていた。
リーニエはフェルンに相対しようとしていたが
リュグナーはそれを止めこの魔法は何だと問いかける。
フェルンは一般攻撃魔法で確か魔族の魔法体系では
人を殺す魔法と呼ばれているものだと答えるが
リュグナーはこれが人を殺す魔法だと?馬鹿な事を言うなと告げる。
我ら魔族は人を殺す魔法など
半世紀以上前に克服していると語り
この魔法を誰から習った?と質問を変えるも
リュグナーの問いかけの意味がわからないのか
フェルンは不思議そうな表情を浮かべていた。
時間稼ぎのつもりだと判断したフェルンは
止めを刺そうとするもリーニエが割って入り
シュタルクから伯爵の怪我が酷い、やり合う時間はないと言われ
その場から離脱。
リュグナーは止血が終わり次第追うぞと言い
リーニエには戦士の方をやれと指示。
あの二人には私の血が付着しており
見失うことはないと。
リュグナーが手を下すまでもないとして
魔法使いも私がと話すリーニエだが
そんな彼女にリュグナーは
お前があの魔法をくらっていたら死んでいたと告げる。
あの魔法は魔族を殺すことに特化した改良が施されており
最早あれは人を殺す魔法と呼べる代物ではなく
魔族を殺す魔法であると。
あの小娘の所作には面影があったとして
私は昔、全く同じ魔法を受けたことがあると語り
その時の事を思い出したリュグナーは
当時自分を見下していた魔法使いと街中で捕えた魔法使いが
フリーレンであったことに気づく。
人類の人を殺す魔法の研究解析に大きく貢献し
歴史上で最も多くの魔族を葬り去った魔法使い。
葬送のフリーレン。
私の嫌いな天才だと。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
今回の話でタイトル回収というか
フリーレンに葬送とつけられた理由が明かされましたね。
私はてっきり勇者たちの最期を見送るとか
そういう意味合いで葬送とついているのかと思っていましたが
あれは魔族を数多く屠ったことからつけられた
二つ名だったようです。
それが魔族側からなのか人類側からなのかは分かりませんが
二つ名がつく程活躍したんでしょうね、恐らく。
まあ、勇者御一行の魔法使いは
伊達じゃないって感じでしょうか。
それはそうとあの街を守っている結界が
フランメによるものだとはちょっと驚きました。
戦力に勝る魔族があの街を落とせないのも
よくわかりましたが
よくよくフリーレンとフランメは縁があるなと。
フリーレンはフランメの弟子なので
それも当然なのかもしれませんが
1000年以上前の魔法が今以上の魔法とか
一体どれ程凄い魔法使いだったんでしょうね・・・。
まあ、フランメだけが”大”魔法使いと呼ばれているみたいですし
他の魔法使いとは隔絶した実力差があったのかも。
今回はフリーレンの戦いではなく
シュタルク&フェルンとリュグナーとリーニエの戦いでしたが
まだ決着はついていないので次回以降になるかと。
前回のラストの流れからいって
今回はフリーレンの戦いが見られるのかと思っていましたが
そうじゃなかっただけに
次回こそ期待したいところです。
凍るような目で空から見下ろすフリーレンと
嘲笑うかのように愉しそうに笑みを浮かべるアウラ。
二人の戦いがどうなるかはわかりませんが
今までにないほどフリーレンの実力が見られる
絶好の機会ですので続きが楽しみです!