2021年1月25日発売の
アフタヌーン 2021年3月号で
隔月連載中のヒストリエ 115話の
ネタバレ&感想になります。
第115話 カルディア(心臓)・4
内容ネタバレ
アレクサンドロスによって
体を両断されたパウサニアス。
地に落ちたパウサニアスは
死の直前己を両断した
アレクサンドロスを仰ぎ見て思う。
そう・・・俺の役目役割は・・・
1人の王を新たに生み出す・・・
だったのだ。
小柄だがこうして見上げてみれば
神々しくさえ感じる。
おれなど似ているはずもない・・・
畏れ多い話だ・・・と。
パウサニアスが死の間際
そんな事を思っていた一方
斜めに両断された下半身は
突然後ずさりし始める。
その異常な光景に
民衆が恐怖する中
パウサニアスは思う。
これからその眼で
地平線を見つめ・・・
進んでゆくのだな、獅子よ・・・。
お前こそ・・・お前こそが
全世界の王にふさわしい・・・。
そんなパウサニアスの思いが
後ずさった体に乗り移ったのか
まるで新たな王の誕生を祝うかのように
手を広げ崩れ落ちる。
両断された体からは
心臓が飛び出し
ドクンドクンと脈打ちながら
その鼓動を止めるのだった。
そして我に返った
アレクサンドロスは
父親であるフィリッポスへと
目を向け・・・。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
まさにホラーとしか
言いようがない最期でしたね。
どことなく満足そうに
逝ったような印象がありますが
なんとも壮絶な
最期だったと思います。
ようやくというのは変ですが
死の間際に自分の役割を
理解したことで
満足したんだろうなと。
それにしてもこのシリーズの
タイトルである心臓が
こういう形で回収されるとは
流石に思っても見なかった。
岩明先生はこういう展開を考えて
このタイトルをつけたんでしょうけど
流石だなとしか言いようがないです。
ともあれパウサニアスが逝った以上
あとはフィリッポスの安否だけ。
即死ではなかったので
まだ存命だとは思いますが
恐らく致命傷だろうなと。
そのためこれからはアレクサンドロスが
王となると思いますが
フィリッポスが最期に
どういう言葉を遺すのかに
注目したいところですね。
気になる続きについてですが
隔月連載なので次回は
3/25発売の2021年5月号とのこと。