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ヒストリエ 最新 105話 内容ネタバレ&感想 暗殺の手口

2018年6月25日発売のアフタヌーン 2018年8月号に連載されている

ヒストリエ 105話のネタバレ&感想になります。

 
第105話 引っ越し祝・2

内容ネタバレ

 
王の前で抜き身のナイフを取り出したことで

近衛兵に取り囲まれるエウメネス。

 
エウメネスは謀反じゃないと話した上で

王宮の女官であるニカンドラを事情聴取してほしいと告げる。

 
モロッシア出身でオリュンピアスに付き添いペラ王宮に入ったのを

知るフィリッポスはエウメネスの言葉を訝しんだものの

その表情に何か思うところがあったのか

近衛兵達を下がらせるのだった。

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フィリッポスから話せと告げられたエウメネスは

手に持つ包丁に目を向けながら何があったのかを話し出す。

 
エウリュディケの侍女に仮住まいにいる間注意してほしい事として

厨房で使う食器や包丁など刃物類を確認してもらったエウメネスは

長く王宮に棲み内部構造を知りつくしたものであれば

思いもよらぬ場所から監視し

上手く忍び込むことが出来るのではないかと考えていた。

 
そして昨日、侍女から前日まで使用し同じ場所にあった包丁が

同型の新たな包丁に代わっていたと報告を受けた

エウメネスは”これ”であると仮定した上で

同日届いた干し肉を使い実験してみることに。

 
念の為だとして二頭の犬を使い実験しようとした時

エウリュディケが姿を見せたことで

彼女も交え改めて実験を開始する。

 
エウメネスはポリュダマスから届いた干し肉を前に

侍女に改めて女官に聞かれた通り左利きであることを確認すると

左手に包丁を持ち替え干し肉を1切れ片方の犬へと投げる。

 
そして同じようにもう1切れを別の犬へと投げ

どちらの犬も口に入れた事から無味無臭であると判断したエウメネスが

犬に許してくれ、確認しなけりゃならんのだと告げた次の瞬間

後に切った干し肉を食べた犬が呻き声をあげ命を落としていた。

 
説明されたフィリッポスはポリュダマスの名が出てきた事に驚くが

エウメネスはポリュダマスはおそらく何もしらないと話し

以前似たようなやり方を何かの書物で見たとして

この手口について語るのだった。

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実験にて実際に犬が命を落とした後

エウネメスはその手口をエウリュディケたちに説明していた。

 
毒は即効性で極めて強力なものであり

それを刃の片面にだけ塗り

左利きの毒見がいれば刃の右側に。

 
1切れ目を毒見に食べさせ2切れ目を食べた本命が死ぬ。

確実に標的を殺せるやり方とは言えないがその分証拠は残りにくく

万一毒殺だと判断された場合

まず疑われるのはポリュダマスと侍女であると。

 
それを聞いた侍女が思わず吐き気を催してしまう中

エウリュディケもまた手が震える程恐怖を覚えていたが

それでもエウメネスにこのくらいで負けないと

強がりつつ笑みを向けるのだった。

 
エウメネスからフィリッポスに報告が為されたあくる日

オリュンピアスはフィリッポスに呼ばれ謁見の間へと赴く。

 
わしが出向いても良かったんだが脚がこれだからと謝罪するフィリッポスに

陛下がお気になさる事ではないと返すオリュンピアスは

いつの間にか傍らにいたニカンドラから声をかけられたことで

初めてそこに彼女がいる事に気づく。

 
兵士の傍らに立つニカンドラの顔には

激しい拷問を受けたかのような傷が目立ち

自分はモロッシアがふるさとですが

ペラでの暮らしもすでに長く・・・涙ながらに語る。

 
その姿を見たオリュンピアスは

先程までとはうってかわり焦った表情をフィリッポスに向けるが・・・!?

 
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 
エウリュディケを狙った暗殺未遂事件ですが

正直なるほどと納得してしまいました。

 
言われてみればあのような手口なら自分達が疑われないようにするのも可能ですし

エウメネスが気付かなければ実際に

ポリュダマスと侍女が疑われることになるだろうなと。

 
あくまでもこの時代だからこそ成功する手口ではありますが

それにしたってよくこんな手口を思いついたものです。

 
エウメネスと同じようにどこかの書物に載っていたのを読んだのかも知れませんが

それでも大したものだと思いますね。

 
この手口を考えた、利用したのがニカンドラなのか

オリュンピアスなのかはわかりませんが

こういう風に頭をつかえるなら正直もったいないなと。

 
それにしても前回のラストでエウメネスが突然懐から

ナイフを取り出した時にはこの国を見限ったのかと思いましたが

まさかこんな展開になるとは正直驚きました。

 
まあ、それもエウメネスからすればフィリッポスへの

意趣返しなのかなと思ったりしましたが

やっぱりエウネメスは頭が抜群にキレることを証明した形になってしまいましたね。

 
それにしても結局のところ黒幕がオリュンピアスというのは

間違いないんでしょうか?

 
話の流れからいってオリュンピアスがエウリュディケを疎ましく思っていたのは

間違いないですが最後のページに

黒幕は王妃オリュンピアス!?とありましたので

もしかしたら利用されたのかなとも・・・。

 
全ては次回に明らかになるでしょうけど

もし黒幕がオリュンピアスでなかったとしたら

面白くなりそうですね。

 
別にオリュンピアスが疑われようが正直どうでもいいんですが

それでも別に黒幕がいるなら・・・一体誰なのか知りたいですし

私的にもそういう展開だったら面白いかなと。

 
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