雑誌掲載最新話 アルスラーン戦記

アルスラーン戦記 漫画最新 97話 ネタバレ&感想 対海賊戦の策

2021年8月6日発売の

別冊少年マガジン 2021年9月号に

連載されている

アルスラーン戦記 97話

ネタバレ&感想になります。

 

第97章 海賊王の伝説

内容ネタバレ

 

ナルサスが旧友と再会していた頃

アルスラーンはギーヴらと共に

グラーゼから話を聞いていた。

 

グラーゼの語る海の話は

本人の口の上手さも相まって

アルスラーン達も

笑顔を見せ楽しんでいた。

 

屋敷の外からその様子を

見ていたダリューンは

グラーゼをよく口のまわること

まるで海のラジェンドラ

ではないかと評していた。

 

共に見守っていたジャスワントも

同意見を持っていたが

ダリューンはアルスラーンが

楽しんでいることから

優し気な表情を浮かべていた。

 

あやつは陽気さと広い見分と

長じた話術とで道の世界を

体感させてくれる。

 

冒険譚はいつの時代も

人の心をくすぐるものだと。


一方、旧友であるシャガードとの

再会を果たしたナルサスだが

その変わりようから

決して良い雰囲気ではなかった。

 

シャガードは以前熱く語った

奴隷廃止論を捨て

奴隷はこの世になくては

ならないものであると語る。

 

ナルサスがその意見を

受け入れるはずもなく

改めて奴隷について議論を交わすも

結局物別れに終わってしまうことに。

 

シャガードの屋敷を出た

ナルサスは友は昔の友ならず・・・

というやつだなと

どこか寂し気に海を眺める。

 

その上でエラムに

私が殿下にお仕えする際に

お前をあの男に預けるつもりだったが

そうしなくてよかった!と

心から思っていた。

 

そんな事を話しながら戻る中

アルフリードが仕込みは

うまくいったよ!と

嬉しそうに報告し・・・。

 

その日の夜ペラギウスは

ご機嫌な様子で

絹の国からの”みやげ”を

待っていた。

 

ナルサス達が海賊退治で

ここにはしばらくこないことも

機嫌を良くする要因であり

あいつや王室がどうなろうと

知った事ではないと考えていた。

 

そこへ絹の国からの”みやげ”が

届いたとの報せが入る。

 

ペラギウスはよし通せ!と

機嫌よく迎え入れるが

入ってきたのは使者の男と

絶世の美女だった。

 

どうやら”みやげ”とは

その女性を指しているようで

その色香を前にペラギウスは

完璧に参ってしまっていた。

 

そして口説き文句をそこそこに

抱きつこうとするが

その瞬間足を払われ

使者の男に縛られていた。

 

絶世の美女の正体は

ファランギース、

使者の男はジャスワントだった。

 

正体を露わにしたことで

ペラギウスも相手が

誰なのか気づくが

ファランギースは告げる。

 

何かをしでかしてからでは遅い

われらが軍師殿は先手を

打つのがお好きじゃと。

 

今回の黒幕にナルサスが

いる事を知ったペラギウスは

ナルサスの名を叫ぶがそこへ

鍵を手にギーヴが姿を見せる。

 

その上ダリューンとナルサスを伴った

アルスラーンまで姿を見せ

さらにファランギースの口から

ペラギウス様がこの三年間貯えた

財産の全てを差し出すと

勝手に言い出す。

 

秘密の金庫の鍵も

ギーヴが手にしており

進退窮まったペラギウスは慌てて

アルスラーンに赦しを斯うていた。

 

誰も相手にはしなかったものの

アルスラーンから法の枠の中で

総督が貯えたものは

残してやってもいいのではと

温情がかけられナルサスは了承。

 

そして最後にダリューンから

これでもし逆恨みするようならと

脅しを受けペラギウスは

アルスラーンに感謝の言葉を

返すのだった。


あくる日ペラギウスが

追放されたとの布告文が

ギランに掲げられていた。

 

話を聞きつけたグラーゼは

ナルサスから金貨の一部を

庶民に分け与えて欲しいと依頼され

快く了承する。

 

グラーゼは殿下を指示する

海賊商人達をまとめてきたとのことで

アルスラーンは彼らと

顔合わせをし共に

ペラギウスの隠し金庫へと向かう。

 

その金庫には所狭しと

金銀財宝が納められており

商人の一人はそれを見て

アハーバックにでもなるつもり

だったのかと呟く。

 

その名に聞き覚えが無い

アルスラーンにグラーゼは

アハーバックについて語る。

 

昔アハーバックという海賊がおり

元は海上商人だったが

海賊業でも稼いでいたようで

莫大な富を築いていた。

 

しかし死後その富雄は

どこかへと消えてしまい

数えきれない宝が

ギラン沖のサフディー島に

隠されていると昔から

噂されていると。

 

アルスラーンらは

海賊王の隠し財宝と聞き

宝探しのようだと興奮しており

ダリューン達は

苦笑いを浮かべていた。

 

そんな話をしていた一行だが

宝探しをしている場合ではないと

海賊退治の話に。

 

どうやらナルサスはすでに

手配は済ませているらしく

地図のある場所を指さす。

 

その場所とはオクサス河であり

グラーゼに言った通り

こちらには軍船が一隻もないので

あちらにきてもらおうと

ナルサスは考えていた。

 

その策の一端として

先日の戦いで捕えた海賊を一人

わざと逃がしているらしく

心から楽しそうに語り・・・。

 

一方逃げた海賊の男は

アジトにて報告していた。

 

その報告を受け頭は

怒り心頭であり

すぐさま攻める準備に取り掛かる。

 

配下の者達も同様であり

ギランで好き放題できると

誰もが欲望を露わにしていた。

 

頭は捕らえられていた男に

ある事について確認する。

 

捕まった時に敵に

”あの男”のことは

話していないだろうなと。

 

男も当然だ!と何も

話していないことを説明。

 

それを聞いた頭は配下の者と共に

陸に俺達の味方がいることに

奴らは気づいていないとして

戦える船を全て動員して

ギランへと船を走らせるのだった。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

前回の流れからシャガードが

味方ではない事は分かってましたが

海賊が言っていた”あの男”って

彼の事を言っているのかも。

 

若い頃とは言えあのナルサスに

友と認められるくらいですから

それなりに優秀だと思いますし

そのくらいしてもおかしくないかと。

 

現時点でナルサスがそれに

気づいているかどうかは

何とも言えないところですが

気づいていないなら

かなりマズイことになる可能性も。

 

ナルサスは海賊に対し

何らかの手配を

終えているようですので

大丈夫だとは思いますが

ちょっと心配ですね。

 

それはそれとしてペラギウスは

思いのほか早くそして

あっさり失脚したのは

ちょっと驚きました。

 

どう見ても総督の器じゃないので

いずれかのタイミングで

そうなるだろうなとは思ってましたが

この早さは流石に予想外。

 

ナルサスとしても今やることで

先の懸念を潰したのかも。

 

そうだとしたらシャガードが

敵対する可能性にも気づいていた

なんてこともあるんですが

その辺り気になるところです。

 

ともあれ海賊相手に

今度は本格的に戦う事に

なりそうですので

ナルサスがどんな策を用いて

対処するのか楽しみです。

 

あれだけ悪い顔で楽しそうに

話していましたし

一体どんな目に遭うことやら・・・。

 

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