雑誌掲載最新話 君は008

君は008 最新 第203話 ネタバレ&感想 名前の由来と大切な記憶

2022年5月18日発売の

週刊少年サンデー 2022年25号に

掲載されている

君は008 第203話

ネタバレ&感想になります。

 

第203話 夜が明けても忘れない

内容ネタバレ

 

名乗らん、アスヤ、ED209号

立場によって呼び名が変わる

彼の幼い頃の口癖は

「明日の夜ね」という言葉だった。

 

たとえ遺伝子改良された

”ジーンリッチ・クローン”であっても

学ばなければ知識はゼロであり

その頃のアスヤにとって

”明日の夜”こそが

一番遠いい未来だった。

 

そんな彼に親し気に声をかける

世話役の女性がおり

彼女はお友達同士は

名前で呼び合うものだとして

彼に名前をつける。

 

”明日の夜”から取って

アスヤという名前はどうかと。


しかし名前をつけられたことで

アスヤに予定外の自我が

萌芽してしまったことで

問題になってしまう。

 

その結果名前を付けてくれた

旧人類の世話役の女性ははずされ

アスヤもまた彼女との記憶を

消されてしまうことに。

 

あくる日、アスヤは何か大切な事を

忘れてしまった気がすると思いながらも

多面体パズルの最年少記録を更新。

 

その結果に研究者たちが

始末しなくて正解だったと喜びながら

その場を去る中

アスヤはパズルにマジックで

何かが書かれている事に気づく。

 

そこにはこう書かれていた。

”くろすふぉっくすの”

”ぬいぐるみのなかをみろ”と。

 

そのメッセージに従い

アスヤは傍にあるクロスフォックスの

ぬいぐるみの口の中に手を入れ調べると

そこには”あすや”と書かれた

メモが入っていた。

 

それを見たアスヤは

消されてしまったはずの

記憶を思い出し

すぐさま記憶の奥底に刻む。

 

絶対あいつらの手の届かない奥に!

忘れるもんか絶対に!と。

 

しかし記憶を消されたためか

あのひとの顔と名前が思い出せず

一人涙するのだった・・・。


そして十数年が経ち

アスヤは中野高校に

スパイとして潜入を命令された。

 

しかしアララギはそんなアスヤに

知力・体力・適応力

どれをとっても申し分ないと

評価しつつも告げる。

”不合格”であると。

 

流石に落とされるとは

思っていなかったアスヤが

予想外の言葉に戸惑う中

アララギは語る。

 

確かに君はあらゆる能力を

兼ね備えた逸材だが

たった一つ諜報員に最も必要な

資質が欠けているように見える。

それは”陽だまり力”であると。

 

初めて聞いたその言葉の意味が

全くわからないアスヤは

自分の入学は日本政府との間で

交わされた契約に基づいているとして

再考を求めるがアララギは

全く取り合うことはなかった。

 

アララギはアスヤの持ってきた

荷物を渡し帰らせようとするが

バッグの中から見えた

ぬいぐるみに目を止め手に取っていた。

 

そしてずいぶんくたびれた

ヌイグルミだと言いながら

探るようにその口の中に手を入れ

おっ!何か紙切れのようなものがと

零した瞬間アスヤは

それにさわるな!と殴り掛かっていた。

 

その攻撃はあっさりと

アララギに受け止められてしまうが

アスヤは荷物検査で既に

中身は知られていたはずだと気づく。

 

その上で揺さぶりをかけてきたのか?と

思いながらもその意図が分からずにいた。

 

アスヤの攻撃を受け止めた

アララギは語る。

 

どんな”人間”にも

触れられたくない大切なものはあると。

 

アスヤはとにかく何かマズい!と

戸惑いながらも構える中

アララギは笑みを浮かべ告げる。

 

前言撤回。

ED209号君。

君の入学を歓迎するよと。

 

何故急に入学を認められたのか分からず

戸惑うアスヤにアララギは語りかける。

 

分からないかね?

では時間をかけて学ぶといい・・・

ここは学校だからねと。

 

ルルスからその名前が

どこから来たのか問われたアスヤは

エイトにしつこく名前を教えろと

言われた日々を思い出し

ため息を吐きながらも

話す気はないと告げる。

 

その言葉を聞いたルルスは

優し気に微笑みながら

どこか嬉しそうに語りかける。

 

キミにとって

人には話したくないくらい

大切な思い出なんだね・・・と。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

アスヤの幼少の頃の回想が

明らかになりましたが

なんともやりきれないものを感じますね。

 

ドグラの思想からすれば

当然といえばそれまでですが

あの経験・記憶があったからこそ

今のアスヤがあるんだろうなと。

 

名前をつけてくれた世話役の女性は

旧人類だったみたいですが

彼女との会話がその成長に

大きく関わっているのは間違いないかと。

 

ドグラとしてみれば

それらは無駄だと一蹴するもの

なんでしょうけどね。

 

ともあれ先程もいったように

それがあったからこそ

今のアスヤがあるわけですし

なんだかんだで旧人類との接触が

彼らの成長を

促しているような気がします。

 

よくドグラの連中は

旧人類と蔑んでいますが

実際には関わりたくて仕方ないのかも。

 

本当にどうでもよいと思うならば

蔑んだりもせずに

その存在の一切を無視すると思いますし。

 

ともあれ今回はアスヤの原点ともいえる

大事な記憶が描かれたわけですが

ああいう記憶を持っているなら

やっぱり戻ってきてほしいところ。

 

正直彼にとってドグラよりも

中野の方が今よりも楽に

生きられると思いますしね。

 

まあ、今後の展開次第という

ところもあるとは思いますが

そうなればいいなと願うばかりです。

 

ルルスもそうですが

敵だった存在が味方になるという展開は

かなりアツイものがありますし。

 

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