葬送のフリーレン 雑誌掲載最新話

葬送のフリーレン 最新 第103話 ネタバレ&感想 人を知る旅の果て

2022年10月26日発売の

週刊少年サンデー 2022年

48号に掲載されている

葬送のフリーレン 第103話

ネタバレ&感想になります。

 

第103話 報いの時

内容ネタバレ

 

「師よ。これで相討ちだ。」

そう言い倒れたデンケン。

 

身体を貫かれたマハトは

立て直さなくては・・・

・・・まだフリーレンがいると

その場を後にする。

 

そんな彼が路地を抜け目にしたのは

在りし日のヴァイゼの姿だった。

 

フリーレンによって

マハトの魔法は解除され

黄金から元に戻った人々。

 

彼らは当時のままであり

自分達が黄金に変わっていたなど

まるで知る由もなく

怪我を負ったマハトを心配していた。

 

マハトはそんな彼らに問題ないと応え

再び歩き出し路地へと足を踏み入れる。

 

そして先程見た光景から理解する。

ソリテールが命を落とした事を・・・。


マハトはソリテールとの別れの際

彼女に何故俺に協力するのか

問いかけていた。

 

共存が夢物語だと

思っているのなら——と。

 

ソリテールは考えを

改めてもらおうかと思ってと語る。

 

君は嫌っていたようだけど

魔王様も君と同じような考えだった。

 

その行く末が共存を目指す

果てに起こした人類との大戦争。

 

あんなものは何も楽しくなく

なにより友達も全員亡くなった。

 

共存という思想は危険であり

もう少しで魔族は人類に駆逐され

絶滅するところだったと。

 

マハトは答えになっていないと言い

俺をこの場で殺せば

考えを改めさせるよりも

ずっと早いと告げる。

 

そんなマハトに対しソリテールは

薄く笑みを浮かべながら語る。

 

きっと君を友達と重ねてしまったのね。

私は魔王様を止められなかったから。

 

そう話したソリテールだが

それは嘘で本当は君を殺すつもりで

この地を訪れたのだと明かす。

 

でも私は君との戦いを恐れてしまった。

私は自分の命を懸けてまで

種を存続させようとするほど

変わり者ではないの。

 

どれだけ思考を巡らせようと

どれだけ異端で異常だろうと

私達は魔族なのよ。

 

魔王様もシュラハトも君も

形は違えど決して逃れられない

魔族としての性質を持っていた。

 

それだけ知ってもらえれば

今はそれで十分だと。


壁に血の跡を残し歩きながら

マハトは思う。

 

魔族か・・・無様なものだ。

支配の石環を着けたそのときから

・・・俺は死を恐れている

つもりはなかった・・・。

 

知らない感情のためなら

共存のためなら

報いを受けるためなら

死んでもいいと考えていた。

 

なのにオレはこうして

自分の命惜しさに

無様に逃げ出している。

他の魔族と同じように・・・。

 

そして思う。

逃げる・・・一体どこに?

 

魔力の流出は止まらない・・・。

俺はもう助からない・・・。

 

なのにこの期に及んで

どこに逃げるというのだ・・・と。

 

そんな事を考えながら

歩き続けていたマハトだか

そこへグリュックが姿を見せる。

 

悪友との再会にハッとしながらも

グリュックに名を呼ばれた

マハトは以前と同じように

その御前にて膝をついていた。

 

そして怪我について聞かれ

薄く笑みを浮かべ答える。

 

・・・どうやら私も報いを

受けるときが来たようです・・・と。


その言葉にグリュックはただ

「・・・そうか。」と応え

壁にもたれかかるように座る

マハトの傍らで煙草に火を付ける。

 

そしてグリュックに

勧められた煙草を口にしながら

マハトは呟く。

 

・・・結局何も

わからなかった・・・と。

 

その言葉にグリュックは

すまないと謝罪する。

 

君が探し求めている

感情を見つけるまで

地獄の底まで付き合うと

約束したのになと。

 

あの言葉は私の本心だった。

そう話すグリュックにマハトもまた

存じておりますと返していた。

 

そこへ傷だらけの

デンケンが姿を見せる。

 

マハトは呆れたように

全く本当に諦めが悪いと笑い

グリュックはそれが

デンケンである事に気づく。

 

マハトはデンケンに対し

それ以上近づくなと告げる。

近づけばこの男を殺すと。

 

グリュックはその言葉を聞き

マハトに語り掛ける。

 

・・・そうか悪友よ。

君は本当に助からないんだなと。

 

その事を理解したグリュックは

マハトの肩に手を置き離れると

デンケンに頼む。

もう楽にしてやってくれと。

 

デンケンはその言葉に従い

マハトに止めを刺すが

ここまで無理をしたせいか

力尽きたかのように

その場に蹲っていた。

 

爆発音を聞きつけ集まってきた

兵士に彼を死なせるなと急ぎ

教会へと向かわせたグリュックは

支配の石環を残し

灰となったマハトに言葉をかける。

 

悪友よ。楽しかったよ。

・・・本当に楽しかったんだと。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

ようやく黄金郷での戦いも

決着を迎えたわけですが

なんとも憎い演出でしたね。

 

傷ついたマハトの目に

在りし日のヴァイゼの民達が

写った時もそうですが

最期に悪友との再会があるとは。

 

正直これが報いなのかどうかは

色々賛否両論あるでしょうけど

最期にグリュックと再会できたのは

マハトにとって良かった気がします。

 

そしてグリュックにとっても

悪友と呼ぶくらいですから

その最期を看取れただけでも

良かったのではないかと。

 

それはそうと結局グリュックは

マハトの魔法でヴァイゼが

黄金へと変えられたことを

民に明かすんですかね?

 

遅かれ早かれ黄金郷が

元に戻ったことや

あれから何年も経っている事も

明らかになるでしょうし

隠すのも難しいのかなと。

 

まあ、どんな形になるかは

なんとも言えませんが

デンケンもそれを手伝うでしょうし

なるようになるとは思いますけどね。

 

なんにしても結局

デンケンも助かりそうですし

結果としては最良だったと

言っても良い結末だったかなと。

 

正直魔族に関しては

何とも言えませんが

ソリテールの言っていた事が

ある意味真実なのかも。

 

どれだけ思考を巡らせようと

どれだけ異端で異常だろうと

私達は魔族なのよと。

 

まあ、感情を得た魔族が

出て来れば話は

変わってくるでしょうけどね。

 

なんにしても戦い自体は

今回で終わりましたが

後始末は残っているので

次回はそのことが

描かれるのではないかなと。

 

そんな気になる次回ですが

次号から休載で

続きは11/16発売の51号にて

掲載予定とのこと。

 

ちょっと期間が空きますので

もしかしたらアニメ化について

新情報とかあるかも!?

 

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