葬送のフリーレン 雑誌掲載最新話

葬送のフリーレン 最新 第141話 ネタバレ&感想 緊迫の舞踏会?

2025年7月23日発売の

週刊少年サンデー 2025年34号に掲載されている

葬送のフリーレン 第141話

ネタバレ&感想になります。

 

第141話 平和の象徴

内容ネタバレ

 

様々な思惑が交差する舞踏会。

緊迫した雰囲気の中、何かが起こるのかと思いきや

ゼーリエやフリーレンはケーキを食べたりと

至って平穏に過ごしていた。

 

フェルンたちは死地に送り出される覚悟だったらしく

思っていた雰囲気とだいぶ違うと戸惑っていたが

フリーレンはまるでそうは見えない様子で

ここは死地だよとケーキを食べつつ説明する。

 

まずは敵の出方を見るんだってさ。

悪くない作戦だと思うよ。

 

こっちには人相書きがあるから

敵が動けばすぐに対処できるし

後手だからこそ見えてくる情報もある。

 

冷静で堅実、試験管だったときのゼンゼを思い出す。

だからこそ今回の任務の指揮を任されたんだろうねと。


話を聞いてフェルンが人相書きがあるのなら

先手を打てるのでは?と

まるでゼーリエのようなことを口にするが

フリーレンはそれを否定する。

 

敵が裏手に回ってるのならそれもありだけど

ファルシュの観測結果だと今は会場ホールにいるらしい。

だからこちらからは手が出せない。

 

私達はそれが影なる戦士だと

確信しているけれども、周りはそうじゃない。

間違いなく魔導特務隊が動くだろうね。

 

建国祭の舞踏会という

平和の象徴で大陸魔法協会が火蓋を切れば

それこそ全面戦争になる。

 

だから誘いに乗るくらいなら

ケーキでも食べて英気を養ったほうがいい。

 

警戒を怠らないのなら踊ってきたっていいよ。

そのほうが油断して見えるしと。

 

会場を警備していた魔導特務隊に所属する

グラウとラーガーはそんな彼女達の様子を見て

舞踏会を楽しんでいるのと同時に

自分達もマークされていることに気づいていた。

 

二人は交戦があるまでは待機だと

言われているらしく愚痴を言いながらも

互いに冗談を言ったりしつつ

言われた通りに警備していた。


そしてそんな彼らを派遣した副隊長のカノーネは

隊長であるフラーゼのもとに報告に訪れていた。

 

調査の結果、影なる戦士の構成員に関する

公式記録は16年前の組織解体で

紛失していることが判明しましたと。

 

そのこと自体は調査を命じたフラーゼも知っており

カノーネは徹底的に調査しましたと語り

跡形も無く、紛失していますと報告する。

まるで初めから、存在していなかったかのようにと。

 

それを聞いたフラーゼは告げる。

そもそも公的な記録は存在しなかった。

それが貴方の結論ですか。

 

いいでしょう。一応理屈は通っている。

そのような透明性のある組織であったのなら

影なる戦士も解体されることはなかったでしょうと。

 

カノーネは当時の構成員がわかったとしても

既に世代交代が進んでいる可能性に触れ

フラーゼから影なる戦士の顔も名前もわからず

それでは警備の対応に遅れが生じるのでは?と

言われるも御命令次第です。お望みとあらばと。

 

その上でフラーゼから当然それは

会場以外での話ですよねと問われ

会場は全霊を以って死守しますと断言する。

諍いは起こさせませんと。

 

フラーゼとしても満足できる回答だったのか

続いて現状報告をと命じられ

カノーネは報告する。

 

現在会場を中心に宮殿全域を監視しています。

ただ地方貴族の出入りも多いため

潜入そのものを防ぐのは

現実的ではないと判断しました。

 

そのため監視対象を大陸魔法協会側に絞り

交戦があれば直ちに対処できるようにしましたと。

 

やるべきことをしていると判断したのか

フラーゼはカノーネによろしい。

では命令があるまで待機しなさいと言い渡すのだった。


一方会場にはファルシュの観測通り

影の戦士であるクレマティスとガゼン

そしてイーリスとルティーネの姿があった。

 

彼らはこう言った訓練も積んでいるのか

会場に溶け込んでいたが

ガゼンはクレマティスに訊ねる。

こんなに堂々としていて大丈夫なのか?と。

 

クレマティスは語る。逆だと。

私達が堂々としていられる場所が

この会場しかないんだ。

 

ここにいる限り大陸魔法協会から

仕掛けてくることはない。

 

文字通り帝国の全てを

敵に回すことになるだろうからなと。

 

イーリスは魔導特務隊はどうなのかと訊ねるが

クレマティスはそれは隊長のフラーゼの

気分次第――と言いたいところだが

彼女はああ見えて忠誠心の塊であり

それこそ会場を戦場に選ぶとは思えんと語る。

 

舞踏会は平和の象徴、帝国の力が

確固たるものであることを示す場だ。

 

仮にその進行に支障があれば

国力の衰退を意味することになる。

 

私が彼女の立場であったのなら

舞踏会は恙無く進行し

邪魔者はすべて裏で消すように動くだろうな。

 

戦況が表に出てこないようであれば

漁夫の利すら狙えると思っていそうだ。

 

そして影なる戦士わたしたちも表舞台で

やり合うつもりは毛頭ない。

恐らく戦いは、全て水面下で行われることになる。

 

大陸魔法協会、魔導特務隊、影なる戦士

誰が勝者になろうと、今宵の舞踏会は

きっと円満に終わることだろうなと。


イーリスは笑みを絶えることなく

その後の混乱は想像もしたくないと言い

クレマティスはそれが見られれば良いほうだとして

だから踊るなら今の内だと告げる。

 

少年兵だった君達がこのような場に来られるのは

きっと最初で最後だろうからな。

たとえ生き残ったとしてもだと。

 

イーリスはその言葉に乗る素振りを見せつつも

クレマティスに告げる。

あたし達は戦いにきた。ふざけないでと。

 

しかしクレマティスが本気でそんなことを

言っていることに気づき言葉を続ける。

 

踊り方なんて知らない。

あんたは戦いのことしか教えてくれなかったと。

 

クレマティスは心外だと

のらりくらりと言葉を交わすが

イーリスは何かに気づいたのか

突然席を立つ。

 

そして持ち回りはあたしだしと

一人どこかへ向かい歩き始めるが

クレマティスはルティーネに

援護してやれと言い

二人は会場の外へと向かう。

 

そして会場を出た頃

ルティーネはイーリスに訊ねる。

それで、何が聞こえたんですか?と。

 

イーリスは語る。

クレマティスはああ言ってたけど

舞踏会なんてどうなってもいいって

奴が会場に向かっている。

たぶんかなり好戦的だと。

 

それを聞いたルティーネはゼーリエの護衛・・・

リストの該当者でしょうかと口にするが

イーリスはわからないと返す。

 

ルティーネはでは交戦前に一度目視で

確認する必要がありますねと言い

イーリスはどちらにせよなんとかしないと

任務に支障が出ると。

 

そんな彼女達が向かう先には

手綱どこ?と呟くラントと

知らない、探してみたら?と笑みを浮かべる

ユーベルの姿が・・・!?

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

約7か月振りの連載再開となりましたが

良い感じの緊張感が漂っていますね。

 

帝国の威信がかかっているということもあって

どの組織も舞踏会で何かが起きるとは

思っていないようですが

それでも警戒は強まっているように思いますし。

 

まあ、フリーレンやクレマティスの言うように

平和の象徴たるこの場で何か騒ぎを起こすのは

それこそ帝国全てを敵に回すのも同然。

 

だからこそ表舞台であるこの場では

何も起こらず起こさせず

勝負は裏でという感じなんでしょうね。

 

気になるのはそこに魔導特務隊が

どう絡むのかでしょうか。

 

彼らの動向次第で如何様にも

変わってくると思いますし。

 

とまあ、そんな感じで本格的な戦いはお預けで

本番は後日になると思いますが

ユーベルが出てきたことで

ちょっと先行きに不安が・・・。

 

彼女はこれまでの様子から分かる通り

何をするか分からないところがありますからね。

 

普通なら仕掛けないところでも

やりかねない危うさがあるかと。

 

大陸魔法協会としても流石にこの場では

何もしないと考えていると思いますが

敵を前にした際にユーベルがどう動くのか

ラントは気が気じゃないでしょうね・・・。

 

ともあれ欄外の予告で次回、会敵とありましたので

一悶着があるのは恐らく間違いないかと。

 

お遊び程度で終わるのかそうじゃないのかは

正直なんとも言えないところではありますが

何かしら起こるのは避けられないでしょうね・・・。

 

そんな気になる次回ですが

とりあえず次号は休載で

続きは8/13発売の36・37合併号とのこと。

 

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